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誰も教えてくれなかったから、自分で試した。

『人の体・健康』にずっとアンテナが立ち、女性として美容についても知りたかったから、今までのお仕事は


・セラピスト
・エステティシャン
・インストラクター


そして


・風俗嬢

と、すべて「体」がメインです。


①セラピスト・エステティシャン時代

周りは内定・大学卒業が決まってるなか
大学在学期間を半年だけ残したまま
まだまだ学び足りないと休学を決断し
アルバイトを掛け持ちしながら
昼間は仕事をしているお姉さまに囲まれて
セラピストになるために
夜学の学校に通いました。


理由は男性と同じように働くには
女性は特に癒しが必要と思ったし
自分で自分を癒すノウハウを
習得したかったからです。


プロスポーツ選手やメディアに出る方たちが
トレーニングに来られるジムで
セラピストとして働き学ぶなか
学んだことを日常に
取り入れるほど余裕がなく、
他の人よりも断然自分が癒されたい
現実に気づきました。


その後エステティシャンとして
業界最大手サロンで働くなかで
上司や先輩方の頭の中は
いつも数字に追われていて、
美は美でも「攻めてる美」にみえてしまい、
私の理想とする「ナチュラルな美」では
ないなぁ…と思いました(あくまで主観です)。


同時に私は健やかで、清らかな
美しさが理想なんだと、
求めてる美が明確になりました。


*****

②インストラクター時代

もともと運動やダンスが好きだったので、
(ちなみに100人いるダンスチームの
リーダーをやってました)
水を得た魚のように
人体への探求心に火が付きました。

一度も腹筋できなかった70代の女性が
できるようになったり、
血圧や血糖値の薬の服用をやめた方など
沢山の奇蹟をみました。

特に感動したのは80代のチズ子さん(仮名)。


80代の方が階段から転ぶことは
骨折→人工関節やボトルの挿入→車イス生活
そして人によっては介護が必要になったり
認知症の症状がでてくる
可能性が大いにあるなか
(私の祖父はそうでした)、


チズ子さんは週一のトレーニングと
プロテイン摂取のおかげで
階段から転げ落ちたのに
骨折せず、打ち身だけですみました。



ご主人を亡くされ
娘さんは海外に住まれて
誰にも頼れないなか
以前と全く変わらない生活ができる
奇蹟には胸が熱くりました。


健康の大切さ・ありがたさを
この時ほど感じたことはありません。

50・60・70代、
さらに80代の方がトレーニングに励み
沢山の体の変化を目の当たりにして、
「命の寿命に比例して、健康であり続ける」
ことの大切さ、そしてそれは
必要なことをしていれば
実現可能なことであると
人生の先輩方である
会員の方々に教えていただきました。


そうしてたくさんの成果や
奇蹟に触れながら、
わたしはこう思うようになりました。


(注:人によってはとても突拍子もない
発想の転換ここから起きます。)






「え⁉何歳からでも
トレーニングで筋力・体力
がついてパワーアップするなら
女性の感度も上がるんじゃない?
だったら、男性は【あっちの方】は
生涯現役みたいなこというけど、
女性の【あっち】もずっと現役なんじゃない?
え、え、え、それなら自分含め
女性の感度をもっともっとあげたい!!!」

という想いがある日ふつふつと
湧き上がってきました。

想いが湧き上がってきた以上、
なかったことにはできません(笑)


今までも恥を忍んで
性に関することを親や
聞いたら答えてくれそうな大人に
質問したけれど
腑に落ちた答えを聞いたことはなく、
雑誌や本、アダルトな映像をみて
いろんな情報をかき集めても、
なんか芯を食う感覚がなく、


テクニックじゃなく
もっとその奥にあるもの。


目には見えないけれど、
時には衝動という形で
人類の体にあらわれる。


正体不明だけれども、
国籍問わず人類皆
『性』からスタートしていて、
命あるものはすべてスタートは同じもの。



『性』ほど地球上の生命体に
共通していることは
ないと思うけれど
だけどなぜ『性』があるのかは
誰もわからない。


哲学者でも宗教家でも。


学生時代はいろんな哲学者の本を読んで
いいなとおもった格言はメモしたり、
先祖代々仏教の家系ゆえ
辞書みたいな分厚い仏典を
6年の時間を費やして読んだけれど、
それでも納得する言葉や
感覚に出会えませんでした。


こればっかりは誰に何を聞くではなく、
自由と責任のもとで
自分の体でもってして
試していくしかないと腹が決まった。

心に余裕なく、自分が一番
癒されたかったセラピスト、

攻める美ではなく、
本然的ににじみ出てあふれ出す美を
求めたエステティシャン、

沢山の健やかな女性の体の可能性に
気づけたインストラクター、


そういった私自身の悩みや望み、
いろんな気持ちが入り混じりながら、
それまでの経験や知識を
総動員させるつもりで
風俗嬢になるしかない!!!と、
一念発起で次のキャリアへと
扉を開けたのでした。


つづく。





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