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誰でもできる、いますぐできる、シンプルだけれど大切な「手当て」。


2024年1月1日16時10分に発生した能登半島地震におきまして、お亡くなりになられた方々のご冥福と、被災された方々の復興をお祈り申し上げます。


わたくし自身、震度5以上の地震を3度経験しており、防災の準備はしているつもりですが、改めて「憂いがなるべく小さくなるような備え」の大切さを痛感致しました。



皆様は防災備品や避難場所・避難経路の確認などはお済みでしょうか。
まだ準備や確認がお済みでない方は、ご自身の安心・安全のためにも優先的に行っていただきたく存じます。



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「手当て」とは、

①ある物事を予測して用意しておくこと

②病気やけがの処置をほどこすこと

③労働の報酬として支払われる金銭

などの意味があるそうですが、ここではそのまま「手を当てる」ことで、簡単に体が緩みやすくなる方法をご紹介します。



体が凝っているとき、リラックスしたいとき、落ち着きたいときなど、とても手軽に心身が整いやすいので、お試しください。


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《心身が整う簡単な「手当て」の手順》


・椅子に座ったり、仰向けになったり、やりやすい体勢で行ってください。

・呼吸は【吸いきる・吐き切る】を基本に、普段通りのペースで行ってください。

注)首や腰に持病や既往歴のある方は、体の状況に合わせて無理のない範囲で行ってください。



①まず手を【胸】に当てる。

胸に手が触れているのを感じる。


気道を通って空気が肺に入り、肺が膨らむ・しぼむ感覚をじっくりと味わう。


空気の通りと、胸と肺のふくらみを何度も感じる。



②その手を【肋骨】に当てる。

肺の動きが、横にも広がっていくのを感じる。


息を吐くときに、少しずつ脱力をする。


体が揺れ動いたら、動くに任せる。



③その手を【背中】に当てる。

肺の動きを背中側でも感じる。


手を当てる前より、呼吸がふかぁ~くなっているのを感じる。



④ ①~③を2,3回くりかえす。


⑤最後にその手を【みぞおち】に当てる。

肺いっぱいの空気が「腔」全体に広がるのを感じる。




ゆったりな呼吸ができて徐々に体がほぐれたら、前後左右に揺れたいように揺れて、動きたいように体を動かすと、自然と心身が整っていきます。


手を当てる順番は、【胸→肋骨→背中→みぞおち】です。

みぞおちの次に【お腹や腰】に当てると、より緩む感覚が広く・深くなっていきます。


ゆるくなった分、前かがみの姿勢→→→頭部が骨盤の上に乗りやすく、肩の位置も戻りやすくなります。
そして日頃、情報過多による胸の緊張がほどけやすくなります。



注)目的によって良しとされる呼吸法(ヨガ・ピラティスや武術など)はいくつもあります。
ここでの呼吸は「手を当てる」を通して、手軽で・簡単に・いつでも・すぐに整うことができる方法をご紹介しています。



「深く呼吸をする(能動的感覚)」も大切ですが、時々「手を当てて呼吸を感じる(受動的感覚)」を通して、体や心を緩めてみてください。



ご家族やパートナーと一緒にリビングでゴロゴロしている時、お布団に入っている時に背中(肺の裏側)に手を当ててあげてください。
手で触れてもらえている感覚が安心感につながります。


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生き(イキ)るとは、
息(イキ)をすること。


呼吸(イキ)に集中することは、
生き(イキ)ることに集中すること。


呼吸(イキ)を整えることは、
生き(イキ)ている私自身を整えること。


生まれた瞬間うぶごえ(イキ)をあげて、
死を迎えるときに息(イキ)をひきとる。


私という小宇宙と
壮大に広がる大宇宙を
むすんでくれるのが呼吸(イキ)。


「生き生きする」とは、
呼吸が存分にできている状態。


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《私が過去に体験した地震で学んだこと》

私は8歳の頃、阪神淡路大震災で初めて地震を経験しました。
大きな揺れで目が覚め、その揺れが一体なんなのか分かりませんでした。
屋根が落ちたら死ぬ、と瞬時に思いました。
どうしたら良いのかわからず、ただ揺れがおさまるのを待ちました。



古い家だったけど、直下型・震度5強の何度も繰り返す揺れに耐えてくれました。
後に雨漏りやネズミが出入りするほど、上も下も穴だらけだったけど、「あの地震から守ってくれた」、小学生の私にとっては「すごいお家」でした。


東日本大震災で2度目の震度5強の地震を体験しました。
地震に耐えることができたら安心ではなく、そのあとの2次災害というものを知りました。
津波を言葉では知っていても、それがどんな被害を与えるのか、初めて知りました。
数日間、近所のスーパーやコンビニに寄った時、水や食料の陳列棚にはほとんど商品が並んでいませんでした。




活断層が多く、海に囲まれた日本に住むということは、地震などの自然災害がいつおきてもおかしくない。という心構えをしていたつもりでした。
学生当時、1人暮らしの家に「備えたもの」がなく、つもりになっていただけと反省しました。


それからは、いつ南海トラフ地震が来てもいいように備えてはいたけれど、大阪エリアが震源地の地震で3度目の大きな揺れを体験した時、いつ・どこで・どんな地震がきてもおかしくないと改めて思いました。



備えあれば憂いなし。


「あの時ああしておけばよかった」と、自分に言わないでいいような備えだけは今できる。と思って、できる限りの備えはしているつもりです。


それでも来るときは来る。


だからこそ、一日一日を大切に生きていく。




「明日・明後日・未来への希望」と、「明日来ることが決して当たり前でない」、という気持ちを常に併せ持つ(生死一如)ため、私は「今日も無事に一日を迎えれたことに感謝いたします」と掌を合わせてから一日をスタートしています。




「未来を想う」イマジネーションでは、意識純度が高いエッセンスを。
「自分の命を守る」シミュレーションは、冷静かつ多角的なエッセンスを。



命があるからできる、「人生創造」のために。


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《note的 つぶやき》

機能性の良い家電が使えて

便利な生活ができることに

とても感謝をしています。

けれど便利な生活を繰り返していると

本能感覚が鈍くなるような気がして、



「脳内だけ野に還る」という名のもと、

未開のアマゾンに1人で生きるとしたら?

と時々問いかけて、

危険回避・安全確保・食料確保、

これらをどうするかを

あれやこれやとシミュレーションして

本能感覚に意識電流を通す。



そのおかげか、本州にいるときは

ゴキBURIさんを【害虫】と認識し
(ゴキBURIさんには全くの非なし。)

何か道具を手に持ち

間接的に接触を図ろうとするけれど、

沖縄に2か月滞在中、

普段の「野」シミュレーションと

なるべく自然に触れた感覚からか、

ゴキBURIさんを【昆虫】と認識し

素手でつかんだ。(←え。)




今年はご近所仲間になる

土にいる微生物さんや

天を舞うトンビさん達から

たくさん「野の感覚」を教えてもらおう。

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改めまして、
能登半島地震におきまして、お亡くなりになられた方々のご冥福と、被災された方々の復興をお祈り申し上げます。


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皆様の今年一年が、健やかで豊かなものとなりますように。


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めす子





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