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【浮腫(むくみ)について①】 メカニズムと原因


・夕方になると足がパンパンで靴が入らない
・重怠くなる
・朝起きると顔がムクムク
・足の太さが気になる

いわゆる"むくみ"は、私たちの身体の中の余分な水分や老廃物が溜まってしまい起こります。脚のむくみに悩む女性は多いものです。

足がむくむ、だるい、疲れるなどの足の悩みをかかえている人は、成人女性の50%以上にのぼる。

との結果が出たそうです。(エスエス製薬による20-50才女性への調査)

女性の半数以上がむくみに悩んでいるのですね!


ではなぜ、むくみが起きるのでしょうか?
そして女性に多いのはなぜでしょうか?
より効果的なむくみ解消法・予防法は?


むくみのメカニズムを知り、あなたに合ったむくみのケア方法を身につけましょう!

ー むくみはなぜ起こる? ー

むくみは、医学的に浮腫(ふしゅ)と言われます。

ここで理解しておきたいのが、全身の循環についてです。


①栄養や酸素の運搬
 血液は心臓から送り出され、動脈を通り全身に運ばれる。
 血液が末端の毛細血管に流れる→細胞と細胞の間に浸み出し「組織液」となる→   組織液に含まれる栄養分が細胞に渡る

②老廃物や二酸化炭素の回収
 組織液は、2つのルートにより細胞から老廃物を受け取る。
 静脈90%(水分多)/リンパ管10%(分子大)
 静脈で吸収しきれない分がリンパ管で吸収されるイメージ
 ※組織液がリンパ管に入ると「リンパ液」と言われる。


このように私たちの身体は、必要な栄養を体内に取り入れー不要なものは体外に排出するという循環機能が備わり常に働いていますが、このバランスが崩れた結果起こるものの1つが「浮腫」です。

ーこれら⬆︎のバランスが崩れる原因には?ー

①病気によるもの

○心不全、腎不全、肝障害等
→両側の下肢がむくむ、胸水や腹水を伴う場合もあり
 圧迫痕が残る

○リンパ浮腫(乳がん術後など)
→片側の上肢がむくむ、下肢の場合片側がむくむ、もしくは両側で左右差あり
 初期は柔らかく段々固いむくみになる

○薬の副作用


②病気以外によるもの

○加齢
○冷え
○長時間同じ姿勢を取る
○過労やストレス
○栄養の偏り
○塩分や水分の摂り過ぎ、水分不足
○筋力の低下   


③女性特有のもの

○筋肉量が少ないこと
○女性ホルモンの変動


などが考えられます。


この中で「当てはまるな〜。」と思うものはありましたか?

病気による浮腫は治療が必要になりますが、浮腫には病気以外の原因が多くあり、適切なセルフケアによって改善できる場合が多いです。



血流とリンパの流れが悪くなることが「浮腫」に繋がります。
よって浮腫を解消・予防するためには
○血流を良くすること
○リンパの流れを良くすること            がポイントです。


浮腫のメカニズムを抑え、自分に合った浮腫み解消法を見つけていきましょう!
次回は、原因に沿った浮腫の解消法をお伝えしたいと思います☆

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました😊


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