【尿もれ②】腹圧性尿失禁について
こんにちは!
尿もれ担当のばりちゃんです🌼
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今回のテーマ 【腹圧性尿失禁ってなんだろう?】
今回は、前回の記事に引き続き
腹圧性尿失禁はどんなものなのか!
また、それに関わる身体の構造についてお話ししていきたいと思います🌼
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腹圧性尿失禁は
咳やくしゃみ、重い荷物を持った時、運動時などに腹部に強く圧力がかかることによって起こる尿失禁
とされています。
これは、尿失禁全体の8割を占めるといわれています。
原因としては、
出産、加齢、閉経後の女性ホルモンの低下、肥満や便秘、骨盤内の手術などが挙げられます。
そして、
尿道や子宮の位置異常などのために尿道を閉じる機能を持つ
尿道括約筋をはじめとする骨盤底筋群の力が弱くなること
が大きな原因と考えられています。
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骨盤底筋群とは?
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この言葉はよく耳にすることが多いと思います。
骨盤底筋群は、骨盤底をハンモック状に支える筋肉の総称です。
その役割としては、
・臓器を支える
・膀胱を抑制する
・排尿・排便のための排泄口の閉鎖および開放
・身体の中心を安定させるために必要な腹圧の維持・生産
・姿勢の保持
などなど…思っていたよりたくさんありますね。
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役割のなかに出てきた、腹圧についても少し触れていきます!
腹圧とは、人間のお腹の中にある腹腔と呼ばれる内臓が収まる空間内の圧力のことです。
腹腔は
「横隔膜」
「骨盤底筋群」
「多裂筋」
「腹横筋」
で構成されています。
この4つの筋肉が同時に使われることで、腹圧を高めることができます!
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腹圧性尿失禁は、その名前からもわかるように腹圧と骨盤底筋が関連して起こります。
骨盤底筋群が緩むと膀胱の出口が下がり、
腹圧がかかった時に尿道が通常より大きく動いてしまい、尿が漏れやすくなります。
男性の場合は、前立腺の手術の際に尿道括約筋が傷つけられたり、
術後に尿道括約筋が低下したりして、腹圧性尿失禁が発生することがあります。
女性は男性に比べ、尿道が短く直線的です。
出産などの人生におけるイベントもあり、骨盤底筋群が男性より弱いという特徴もあります。また、女性ホルモン濃度が低下すると骨盤底筋がゆるんできます。
そのため、男性より女性の方が尿失禁を起こす事が多いとされています。
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ここまでご覧いただきありがとうございます😊
いかがでしたか?
次回は
・どんな人が腹圧性尿失禁になりやすいか
・腹圧性尿失禁が女性に及ぼす影響
などなど…
医学的文献を参考にしながら、
今回よりもっと掘り下げてお話ししていきたいと思います🌼
お楽しみに…🌼
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