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キラキラ✨ひかる 054_20240412

かぜとの向き合い方

かぜと向き合って4日目。
もうそろそろいいだろう。
私はせっかちなのである。
こんなしょうもないウィルスと付き合っている暇などない。
私なりに闘ってみる。

そもそも体調不良になったのは何年ぶりだろうか。
私が激務で働いていた頃は、体調不良で仕事を休むのが惜しくて、風邪をひいている暇もなかった。
風邪が私を恐れて寄りつかなかったのだ。

コロナが世に放たれた時、私は職場の安全と職員と職員の家族、関係者を守るために、対策を立てる任務を仰せつかり、自分が罹っては元も子もないと「感染」という文字を自分の体の中から消したぐらいだ。
私は生涯、このウィルスには感染しないと思っていた。

なんだ?今回のこの失態は?
不愉快にもほどがある。
そう!私は負けたのだ。
油断?そんな馬鹿な!
全く身に覚えもない状況で、やられた。

新年度、新事業開始、これまでの疲労の蓄積。
人が想像し易い要因が数々あるのかもしれない。
それでも私は負けなくなかった。
こんなに悔しい想いをしたのは久しぶりだ。くっそー

初日。
新事業がスタートした日だ。
朝から喉の調子がおかしかった。
喉が痛いから咳がでる。咳などほとんどしたことないのに。
熱はなかった。
でも私はこういう時、すぐに病院に行くようにしている。
具合が悪くなってからでは遅いからだ。
ヤバいと自覚してから病院に行くほど辛いものはない。
待合室で待たされるのも我慢できないし、運転も無理、歩行も無理、ただただ寝ていたいだけで病院に行けず、薬ももらえないからただただ長引く、そんなのはうんざりだ。

残念ながらその日は午後から休診で、断念した。
他の病院に行けばよかったのかもしれない。
でも私は次の日でいいや、と送ってしまった。
「調子が悪い」状況ではなかったからだ。
夜寝る前になってから熱が上がってきた。でも37度まで達していなかった。

2日目。
朝起きた時、まだ喉の調子が悪かった。
熱は37度なかった。でも、これはなんかいつもと違うなと思った。
倦怠感が自分の精神的なものから来るものではない気がした。
学校勤務。自分が感染源になったら困る。
とりあえず休もうと思った。
職場に休みの電話をした後、すぐに病院に電話をした。
念のため検査を受ければ安心する、という程度だった。
検査の結果、妖精(誤字ではない)と判断された。
淡々と処方箋をもらい、薬局に行き、職場に報告し、運転も大丈夫だった。
家に帰ってパジャマに着替えてからは、寒気との闘い。
ここからは2日間、ただただ寝て過ごす。

3日目。
もともとテストによる休みの日だった。せっかくタイヤ交換の予約を入れていたのに・・・キャンセルする羽目になった。
今週末の土曜日には美容院や整体も予約していたのに、それもキャンセルだ。
夕方、支援事業休校のお知らせの張り紙を貼るのに頑張って起きて、noteも投稿したあの1時間でキャンセルの連絡をしたり、ご飯作って食べたり・・・いろいろ頑張って力尽きた。

4日目。
今日はもう熱がひいていた。
咳ももう出ない。痰がまだ少し。
体が寝すぎて痛い。もうこれ以上寝たくない。
抗ウィルス薬はあと2日分残っている。飲み切る。
2日横になっていた布団はとんでもない汗を吸っている。
布団、まくら、タオルケット、パジャマ等々、洗濯できるものは全部洗濯した。
溜めていた食器も洗って、さっぱりした。
英会話のオンラインレッスン4日分を取り戻すべく、2レッスンを難なく受けた。
しかし今日はもうこれ以上は勉強するのはやめよう。1時間が限度だ。仕事(大学の勉強、学校関係の勉強、事業関係の勉強)ではない、趣味だから心身への負担が少ない。

ご飯は必ず3食たべた。
これが私の風邪への向き合い方だ。
どんなに辛くてもご飯は食べる。薬を飲む。
水分をたくさんとる。
私のお気に入りは「鍋焼きうどん」と「みかんの缶詰」だ。
昨日の夜、夫が買ってきてくれるまで、冷凍していたご飯や食パン、残っていたバナナやヨーグルトでしのいだ。今日うどんを食べて元気が出た。
今晩の夕食から普通にご飯も食べられそうだ。
(ちなみに夫は実家に戻している。私は一人で闘っている。)

昨日の夜に、横になりながら、ボルダリングの映画「ラストホールド」を観た。たまたま見つけた映画だった。自分が好きなものを見るのが一番元気が出る。
ずっと読まずにおいていた漫画「アルパインクライマー」も5冊まとめて読んだ。
私の精神が安定する。
私はあそこまでストイックにはなれないが、ストイックなものを見ると元気が出る。

療養期間はまだ2日残っている。
だから、無理はしない。
でも、もう病人づらはしない。
精神的にはもうやつには勝ったのだ。
やつに支配された体は一時ダメージを受けたが、今度はこっちの反撃だ。
薬の力を借りて、体を休ませたまま、精神だけは強くする。
もうこれでやつに負ける気がしない。

向かいかぜは今後風向きを変え、追い風となってくれるに違いない。

<1年前の”ほのぼの日記”> 
さくらの短歌。
まだ桜は咲いていない。花見の時期とかぶらなくて良かった。


タイトル画像は、はそやmさんの作品です。「キラキラ✨ひかる」シリーズのために、ボルダリングをするうぉんのすけ、子ども支援をするうぉんのすけをイメージして、オリジナルのものを提供してくださいました。はそやmさん、本当にありがとうございます💗


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