振り幅のデカい音楽三昧な一日

夜の現場
昼の現場

3/19日、神奈川県立音楽堂での邦楽オーケストラでの演奏と神宮前ボノボでのDJの予定が見事にぶち当たったのでした。
時間重なっていたらどちらかという事になるんだけど、これが朝〜昼、夜〜翌朝と綺麗に分かれてくれましたので、頑張ってどちらにも参加表明した訳なんですが・・・・

この日にたどり着くまでがまあまあ大変でして、積み上がった膨大なタスクを前に「・・・・・・・・・・・・やべえ・・・自分死んだかも」
と気が遠くなる思いでした。

自分の曲のレコーディングで割と楽器自体には触れる頻度が多かったのが唯一の救いではあるんですが、いやあ久々の五線譜。
自作曲はチューニング決めたらあとはメモ取りしつつフレーズ固めて、何パターンか録音してという工程なので、譜面全然使わないんですよ。なので2年ぶり・・・いや3年ぶりの五線譜。コロナ禍で合奏の仕事なんて全然なかったし。(こりゃもう邦楽合奏関係は引退かな〜と諦めていた程)

そして、業務連絡メールに書いてあったのは
「衣装は着物でヨロ!」
・・・・・・・・・ウッわあああああ着物かよ着方忘れたよ特に帯!
野郎どもは楽勝に着物着れたりしますが、女性の着物という奴は本当にめんどい。重い、動きにくい、肩が凝る。そして人に着付けてもらうと、着崩れしないよう容赦無く縛ってくれますから(元着物講師の母に着付けてもらった際のトラウマ)、自分でどうにか着れるようにしておかんと、舞台上で窒息しますよいやいやまじで。さてさて、先ずは着るための小道具類が揃っているか確認しないと。
着物、帯、草履、襦袢、帯揚げ、帯締め、帯枕、コーリン、伊達締め2本、紐二本、襟芯、足袋・・・・本当なんだよこのパーツの多さ。着物が普段着だった頃とは絶対別モンだろコラ。こんな動きにくいカッコで生活できるかよ。それとも女性は動くな家にいろってか?アア!?(焦っているためガラが悪い)

という事で、およそ2週間に渡って、楽器の練習+着物の練習+DJの選曲+仕事そして配信リリース後のあれやこれや等々を行う事に。
そして更に間が悪いと言いますか、私の計画性のなさと言いますか・・・3回目のワクチン接種まで予定にぶっ込んでまして、予定期間の数日は副反応で潰れました。F→F→Mという事で、噂のモデルナアームになれるかと思いきや、ただただ38度オーバーの高熱が1日半。前回のファイザーは半日37度ちょいの熱と打ったところが痛かったくらいだったのに。

そして副反応がようやく薄れた日の午前中、自分では覚えのない宅急便が届き、なんぞやと見ると、送り主が神奈川県立音楽堂。中身、PCR検査キット。
どうやら舞台に上がる人全員に送られている模様で、本番5日前必着で送れとな。
おお、徹底していらっしゃいますね。
なんでも、今回の演奏会のコンセプトは、ちょっとした劇場探索ツアーも兼ねているらしく、お客さんが楽屋口から入って舞台裏を通り、舞台で演奏している脇から客席に行くという事なんだとか。その為、出演者全員検査して陰性必須なんですと。・・・あれ?という事はお客さんから出演者に感染については・・・・・まあいいや。

https://youtu.be/gy9iYzSOMy0

演奏は・・・・・・さーせん!!色々間違えた!!
でも2年どころか3年ぶりに会う皆様と合奏出来て楽しかったです!

んで15時には音楽堂を撤収、夜のDJに向けてさっさと帰って仮眠休憩したいところなんだけど、選曲終わってねええ!
って事で、帰途から選曲作業を始めて、家帰って大体流れ決めて、なんとか1時間くらい寝て、カバンにCD突っ込んで原宿へ。

ボノボはラウンジDJって事なんですが、この箱古民家改修したクラブなので、ラウンジがまさかの御座敷で、畳の小上がりにちゃぶ台というなんとも昭和な雰囲気の場所でございました。こりゃ確かにチルアウト。
そして見たことも触ったこともない系のミキサーにビビり、私の前にスターターで回している師匠にかぶり付きで教えを乞う。
あ・・・・・なるほど。エフェクト系一切なし、EQはメインにかかっていると。
こりゃ私がよく使う、リバーブで音伸ばして繋ぐ系ミックスはできんと。

はい、BPMが合わせられそうなやつだけ時々頑張ってビートマッチを試みましたが、大体フェードインアウトという邪道でしたー。
でも音響は素晴らしいので、いい音で好きな曲を聴いてやろう精神で楽しみました!

そんな感じで音楽三昧な1日。久々のオールナイトのせいもあり、頭が現実に戻ってくるのに連休全部費やしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?