真夏の甲子園はいらない、その6(感想)
【2023年夏優勝校の監督】
2023年夏の甲子園優勝校監督の指導方針は「異例」ではない。当たり前のことをしている。このM監督は優勝校の提携校教員。青少年の心の育成だけでなく、塾内文献を通して青少年のための教育知識を取り入れ日々実践する、同塾教諭陣の一人。2023年の日本で少数になりつつある「親」という人種の一人でもある。報道社・放送協会の言葉を観察する限り、M監督の指導が、老報道社・放送協会にとっての「異例」「驚き」である点は以下の通り。
1)笑顔の奨励(補欠部員の証言より。負けていても笑顔を貫く方針。)
2)丸坊主の否定(NHK中継アナウンサー解説のとおり)
3)運動を楽しむ(8/21NHK中継、監督インタビューより)
4)生徒の話し合いで決める(同上)
報道社・放送協会以外の者にとっては、上記1)-4)は「異例」でも「驚き」でもない。この半世紀ほどの間に科学的に証明されてきた「集団能力を向上させる方法」を学び、実践しているのだ。指導者として、当然の責務を果たしているのがM監督。
それでも、マスコミ君たちにとっては「有効な指導を行う」監督が存在すること自体が「異例・驚き」だとは。精神教養レベルの低さを自己証明していることが、視聴者・読者としては「異例」ではないが、「驚き😂」でしかない。
【稚拙な日本🇯🇵の指導者】
p.15-p.40 副題:補欠ゼロ、の高校野球を実現しよう/ 野球は20歳になってから/ メディアの無責任が問題を放置し続ける/勝利至上主義を生む思考停止/ 「1週間に500球」の問題/ 高校野球改革案
優勝校ではない約3800校(高野連データより)の丸刈り強要指導者たちが、21世紀になっても存在する証左はNHK中継報道画像の通り。丸刈りが野球の技術に関係ないことを、報道社・放送協会が日本全国にに伝えた2023年夏。
「頭丸めて出直してこい」などとヤジ飛ばす無責任👨🦳老成人君たちには毅然と「丸刈りは、勝利に無関係」と事実を主張せよ。必要なのはたった1秒の勇気。それすらの勇気をもてぬ?何に怯える?何が怖いの?中身より見た目でしか理解できぬ愚者の象徴軍団「思考停止」の度がすぎる。
今一度認識を。「丸刈り強要が、少年の成長を促す」などウソ。海外を見渡すまでもない自明の事実。2023年夏の甲子園優勝校が示した通り。
軍国主義禍の初回甲子園から、1世紀超経過した。いい加減に目を覚まそう。
【幼稚な日本🇯🇵報道社・放送協会】
p. 41-p. 54 副題:最後はやっぱり大人の問題/ 廃止論どころか改革案までも封殺する日本のマスメディアの根本問題/ 「野球以外の目的」のための野球 / Jリーグは「サッカーをする」ためのリーグ(野球はベースボールでもない) / 野球を利用してきた新聞各社 / ジャーナリズムの矜持はどこへ(そんなものあったんかい?)/ まず隗より始めよ
約3800校の稚拙な丸刈り大好き指導者の中から、タマタマ1人の「優勝校監督」が現れる。バクチ的に出現した指導者を「名将」「名監督」と名付けるは、これまた幼稚な報道社・放送協会👨👨🦳たち。これ以上紙資源を無駄に使って、読者を愚弄する作業は止めてくれ。
下がる民度を紙面で追認?報道に金を出すスポンサーと衆愚のための画面・紙面?いいえ、消費者だってそこまでバカじゃない。21世紀、幼稚報道に献金続ける消費者少数、報道社の売上減は自然の摂理。でも、放送協会は税金的受信料を徴収できるから、当面続くか?
ところで、「スポーツ以外の目的」って何なのかね?著書の中ではちと曖昧。
p.64「甲子園大会の中継をやめることはできない」NHKの思惑を100字以内で、言語化してみる。次回でおしまい。
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