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Wizardry動画の第2弾が出た

Wizardry(略してWiz)の動画が懐かし過ぎて、第2弾も見てしまいました。

いくつかツッコミ

まあ個人の感想です。

使い捨て上等じゃないよ

冒頭は前回の死亡〜復活失敗〜灰になった、の流れで復活システムの紹介。まあ、確かにキャラはたくさん必要になるというのはあってるけど、使い捨て上等というのはちと違うかな。
命がかかった、先もわからないところでどう行動するかというところですよ。今の死んでも救済されるRPG観からすれば納得できないでしょうけど。実際、モンスターと違ってプレイヤーキャラに一切のCGとかありませんけど、キャラメイクをボーナスポイント目当てで頑張って何度も繰り返し、一歩一歩慎重に行動して育て上げたキャラには愛着が湧きます。死なないように慎重に行動しますが、どうしても死んでしまうこともあります。そのために救出パーティも用意します。
すぐ死ぬから使い捨て、という辺りが時代の違いを感じます。まあ、効率考えればわかりますし、今の「死なないRPG」で育った世代は、突っ込んで負けたらどこかでレベル上げしてくれば良いという考えなのでしょう。
Wizあるあるは、慎重になり過ぎて迷宮の入り口あたりで鍛え過ぎて、その先で無双になって拍子抜け、ですね。まあ、無双できるのはちょっとの間ですけど。

ちなみに復活のための寄付金が高いとのことですが、感覚的にはもっととんでもない金銭感だったイメージがあります。うろ覚えなので断言できませんが、最初のパーティの死者で1回目の冒険の戦果で復活なんてできなかったような…。そう考えると、だいぶユーザーフレンドリーに寄ってると思います。

 マニュアルあるんだ

いや、初代Wizのマニュアルなんてペラペラでしたよ。その代わりじゃないですが、ガイドブック出てましたが。
ちなみに初代Wizでは武器に1D6+1なんて表記なかったですけど、なぜ増えたのですかね?確かにテーブルトークRPG(TRPG)ではよくある表記ですから、慣れた人は分かり易いでしょうが、2-7が出ているならあまり意味ないのですよね。

宝箱

今回の動画では宝箱に罠がないのが多かったです。初代Wizでは罠のない宝箱なんてほぼなかったような。そこもユーザーフレンドリーに寄せているのか?
そのせいかGOLDの溜まりも早いようで、随分と緩くなった印象。Wizの宝箱なんて罠を判定できてもシーフのスキル次第で罠の解除に失敗して全滅というのが当たり前の世界だったのに。
おそらく、金額自体は変わってないけど、ダンジョンでGOLDが得やすくなっている感じです。1Fの序盤なんて数GPとかだったような。

マッピング

動画ではマッピングもしないで進んでいますが、今風のRPGみたいなオートマッピングとか最初から地図があったり…しないよね?
多分、この先のお楽しみになるでしょうから詳細は書きませんが、Wizでは迷宮自体にも罠があります。単純にダメージを受けるような罠もありますが、もっと厄介な罠もあるので、自分でマッピングしないとえらい目に遭うのですが…。

不確定だけで油断して…

今回のサブタイトルにもなっていて、今回の大量犠牲者を生み出す要因になった、敵キャラの不確定名。
Wizでは罠も装備も敵キャラも最初は曖昧な情報だけ表示されます。まあ、唯一無二の不確定名のキャラも居たと思いますが、不確定名とキャラの対応表は必須で、階層と不確定名である程度当たりをつけて対応することになります。
装備も判定しないと何がなんだかわからないです。そして、呪われた装備も…。

 令和の時代に昭和のRPG

途中でやる夫が「この令和の時代に…」と文句を言ってますが、そりゃまあ、この作品は(おそらく)あえて初代Wizの雰囲気を再現しているのですから、多少ダンジョンCGの見た目が良くなっただけの昭和RPGなんですよね。それでも、70年代仕様から80年代仕様くらいにはなっている感じ。
おそらく今のRPGに慣れきった世代には新鮮を通り過ぎて理不尽に感じる部分も多いでしょう。

今の時代、色々と情報が溢れていて、知らないことも調べればわかる。それもネットでちょっと検索すればそれなりに(合ってるかどうか分からない)情報が得られる時代。その辺りの時代の違いがWizと現代のRPGの差に出ているようで面白いです。


拙い記事でございますが、サポートしてもよいよという方はよろしくお願いします。著者のやる気アップにつながります。