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週末、時間を溶かした

その昔「週末、活字を忘れる」とかなんとかいうキャッチコピーが流行った気がします。うろ覚えなのでもしかしたら正確ではないかもしれません。この週末はゲーム、Civilization VIで時間を溶かしてしまいました。

時間泥棒の王道

基本的にゲームなんてものは何も生み出さず、ただただ時間を浪費するので時間泥棒と呼ばれます。その中でも有名なのが「Civilization」シリーズで、その最新作が「Civilization VI(以下Civ6)」です。海外ゲームですが、今は日本語化もされており、PCだけでなくてPS4とかSwitchとかでも遊べるものになっています。

最新作といいつつ、Civ6のベースが出たのは5年近く前の2016年10月です。それからアップデートを繰り返して今に至っています。その原型になる最初の「Civilization」が登場したのが30年前の1991年9月です。VIというと6作目みたいですが、2作目以降は複数の拡張パッケージが発売されてゲーム性が大きく変わったりします。また、元の会社と別の会社から類似作品が出たり、派生作品が出たりしてます。一般的にはそれ程知名度は高くないでしょうが、知っている人は知っているゲームです。

ターン制ストラテジーゲームの金字塔

そのCiv6をはじめとしたCivilizationシリーズとはどんなゲームなのか。ググれば詳細が色々出てくるのでここでは簡単に書きます。
・自分が文明のリーダーとして数千年の歴史を戦うストラテジーゲーム
・日本で言えば縄文時代から現代、未来まで(ゲームオーバーにならなければ)
・リアルタイムではなくターン制。自分のターンに駒を動かしたり、何かを生産したりする
・勝利条件は色々。全ての敵を倒すだけでなく、火星に植民したり、文化や宗教で他文明を圧倒するとか様々。
・ゲームを有利に進めるために、色々な技術や社会制度を研究したり、交易で稼いだり、ピラミッドとかエルミタージュ美術館といった「遺産」を建てたりする

一応、実名で実在する人物や建築物が登場しますが、名前を借りているだけです。太古の人物も近代の人物も紀元前から現代まで時代を通してライバルとなり、日本にピラミッドが立ったり、その隣にエッフェル塔やエルミタージュ美術館があったり、現代戦車とローマの戦車兵が殴りあったりするはちゃめちゃなゲームですので、歴史に詳しくなったりはしません。ゲームに出てくる要素が気になって調べれば詳しくなるでしょうけど、基本的には雰囲気を味わうゲームです。歴史を知らないと遊べないということも全くありません。というか、歴史を知っていれば頭を抱えるでしょう。

開けた箱に残っていたのは…寝不足だった

5年前に登場したCiv6ですが、発売当時に買ったまま封印していました。なかなか時間が取れなかったというのもありますが、やりだせば止まらなくなるのは目に見えていたのでできなかった、というのが正しいです。
プレイするために買ったのに、プレイしたくないというのは大きな矛盾です。もちろん、プレイしたくないわけではないですが、他のことが何もできなくなってしまうので、怖くてできなくて5年寝かせているうちに、拡張パッケージが2回も発売されてしまいました。

そんなものに今更手を出したのは、まあ、気の迷いです。なんとなく手を出して、土日をほとんど無駄にしました。わかっていたのに…。
開けてはいけない箱を開けて色々なものが飛び出していましたが、最後に残っていたのは寝不足でした。

やっていなかったら下手くそになっていた

自分は最初のCivilizationから始まって、単独で販売されていたシリーズは全てやっています。まあ、忙しい頃は買っただけでほとんどできていない積みゲーにしたものもありますが、それでも数回はやりました。

とはいえ、Civ6を本格的に遊ぶのはほぼ初めてだったので、以下のゲーム設定にしました。
・難易度は開拓者(一番優しい、他ゲームでいえばVery Easyモード)
・マップは小
・地形はパンゲア(世界が1つの大陸になっていて、そこにライバル文明も全ている状態)
・文明はランダム(特定の文明で始めるのではなくランダムに選ばれた文明で遊ぶ)

これで始めたらシュメールのギルガメッシュになりました。まあ、開拓者レベルだし、適当にやってもそれなりに行くだろう…と思ったら大間違いでした。この前のCiv5とはいくつか考え方が変わっている部分があるのに前の感覚でやったというのもあるのですが、全然勢力が伸びません。結局、敗北になりました。確か、他文明の文化勝利だったかと。

勝敗が決まった後も遊ぶことはできるので、慣れるために惰性でプレイしたのが時間を溶かす決定打になりました。

このシリーズの難易度の考え方は「王子」というデフォルトのレベルがAIとプレイヤーが同条件で、これより低いとプレイヤー側に補正がつき、逆に高いとAI側に補正がつく、というものだったはずです。一番易しい開拓者はプレイヤー側にだいぶ補正が入っているはずです。
ゲーム中は世界ランキングという画面で4つの指標でランキングされて1位の文明がわかる様になっていますが、自文明がランキングトップになったのは1個だけ。開拓者ってこんなに難しかった?と疑問が湧き上がります。
以前の作品だと流石に開拓者だとほぼ無双だった記憶があるのですが…。

翌日曜日、同じ条件でリベンジ。ただし、今度は文明を初心者向けと言われるローマにしてみました。これで攻略情報を参考にしてやってみたのですが…また伸び悩み。300ターンくらいまでやって敗北はしていませんが、なんとも中途半端。唯一取れていた分野のランキングトップも取れず。ちょっとどっちつかずになっていたかもしれません。

そんなわけで、土日のほとんどを無駄に過ごしてしまいました。まあ、楽しいので良いのですが。

誘惑の魔の手

ちなみに、昔は英語版しかなかったですし、PCがないとできませんでした。今は色々なプラットフォームで日本語でできる様になったので、ある意味良い時代になりました。

一番お手軽なのは(持っていれば)iPadでしょうか。チュートリアルで60ターンは無料で遊べます。無料では色々制約があるので本格的に遊ぶことはできませんが、使える文明とターン数制限以外は一応全機能使えるものが無料で遊べるので、合う様ならば通常価格で1,200円程度出せばそのまま続けられます。
iPhoneでも動くはずですが、流石に画面が小さくてやりにくいかと思います。

次はSwitchでしょうか。ただ、当たり前ですが購入しないと遊べません。たまにセールがあります。実は手軽にできるかと思って買ってあり、ちょっと遊んでみましたが本体画面だとポップアップする各種情報の文字が小さすぎて老眼では無理でした。同様にコンシューマ向けとしてPS4版も同様です。Switchもテレビに繋げば文字が小さいということはないでしょう。
なお、iPadもコンシューマゲーム機もPCも内容は同じです。ただ、操作環境の違いや画面サイズの関係でUI関係が各プラットフォームに合わせてあります。

最後に本格的にやるならやはりPCとかMacでしょう。購入方法はいくつかありますが、自分はSteamで買っています。これだとPCでもMacでも遊べます。Steamの場合、コンシューマ機と同様セールがあるのですが、値引きがコンシューマよりも大きいケースがよくあります。また、一時は無料で体験できた様です。
ゲーム内容自体は他と同じですが、(持っていれば)4K解像度とかで遊べるのはやはり広い範囲を見渡せて便利です。また、ユーザ自身が作った追加文明といったMODの導入もできるので、他とちょっと違った遊び方もできます。スペックもそんなに大層なものは不要で、8GBメモリのM1 MacBookでも普通に遊べます。ただ、ファンはぶんまわります。自分はProですがAirだと発熱が心配です。

こんな駄文では魅力が伝わらないので、興味を持った方はYouTubeとかで動画検索してみると良いと思います。色々解説とかされていると思いますが、その辺は聞き流して、どんなゲームか見てみれば合う合わないがわかると思うので、合う様なら色々な情報にアクセスしてみれば良いかと思います。

ただ、忙しい方には向いていないと思います。

拙い記事でございますが、サポートしてもよいよという方はよろしくお願いします。著者のやる気アップにつながります。