エンジニアがサンタ活動をして得たこと
この記事はPHC BXC Advent Calendar 2022 17日目 の記事です
🎄まえがき🎄
今年もクリスマスが近づいてきましたね🎄✨
実は私、サンタ活動のNPOに参加しております。(今回は団体名は控えさせて頂きます)
始めは1ボランティアとして参加しておりましたが、
当時のスタッフに誘われてそのままNPOのスタッフにもなり、気づいてみたら参加して4年が経っていました。
アドベントカレンダーには初めての参加ですが、せっかくなのでこれまでのサンタ活動(ボランティア)で得た事、気づいたこと、エンジニアだから解決できることついて書いてみようと思います。
エンジニアの方で何かやってみたいけどなかなか最初の一歩がでない方々の参考になったら幸いです。
(私も元々最初の一歩が出ない人間でした)
サンタ活動?
名前の通りサンタクロースになってご家庭に訪問し、子供たちに直接プレゼントを渡す活動です。
ただプレゼントを渡すだけでなく、事前にサンタさんから伝えてほしいことを親御さんから頂き
プレゼントを渡す際、サンタさんから子供たちに直接伝えます。
また金銭的に余裕がないお宅にも訪問し、無償で絵本などをプレゼントするのも特徴の1つです。
ちなみにただのコスプレではなく、サンタに変身するために30分以上の時間をかけ本物に近いサンタさんに変身します。
直接会話する&子供たちは本当にサンタさんを信じているのでとっさの優しい嘘をつく能力も必須です。
どうやって始めたの?
12月初旬、夕飯を食べながらダラダラと Twitter を眺めてました。”何か楽しいことないかなぁ”と…。
正直毎日ひたすらコードを書いている日々と頭打ちになった自分の技術力とで少し憂鬱さを感じていた頃でした。
そんな中「今年のクリスマスはサンタになりませんか?」というボランティアのつぶやきが流れてきました。
どうやらクリスマスにサンタになってご家庭を訪問するボランティアみたいなのですが、募集がその日までで翌日が講習会。
どうしようか一瞬考えましたが、締め切りギリギリに発見するなんて運がいいと思いポチりました。
もし何か違っても講習会だけでエスケープしてしまえば良いかなと。
はじめてのサンタクロース🎅
講習会に参加し一通りサンタの極意を学んだ後、いざクリスマスイブです。
イブ当日の流れ
クリスマスイブはサンタ全員集合で次の流れでプレゼントを渡して回ります。
(※サンタさんは世の中にいっぱいいるのです✨)
最後の説明と軽いロールプレイング
着替え
訪問先の情報を確認
移動(徒歩&公共交通機関)
訪問
サンタになった気づいたこと
あの格好、実はすごく暑い!
サンタさんってちょっと太ったおじいさんですよね。
あの体型を作るために服の下にタオルなどの詰め物をするんです。
12月下旬の温度といえど寒さは全く感じないんです。
それどころか徒歩移動が中心なので汗をめちゃくちゃ掻きます。
(しかも水も基本飲めません)
名前と伝えたいことを覚えるのが大変
サンタさんは会ったことのない子供達の情報を知っています。
サンタさん1人あたりの訪問は3件ほどで子供達の数は5~10人程度にもなりますが、それを事前に覚える必要があります。
親御さん達が伝えてほしいことを忘れるわけにはいかないので、なかなか大変でした。
ご家庭に着いてからがサンタではない
徒歩や公共交通機関を使って移動します。
そのため途中でたくさんの子供達の遭遇します。
サンタさんは訪問先の子供達だけのサンタさんではなく世の中の子供達みんなのサンタさんです🎅
軽くお話ししたり、ささやかなプレゼントを配ったりします。
また、ご家庭に近づいたら訪問先の子供達が見ているかもしれないので
外のどこにいてもサンタらしい振る舞いが必要なのです。
やってみた感想など
子供達は喜んでくれる
喜んでくれます。すごく。
普段家ではサンタさんを目視することはできない(はず)ですし、
何よりも普段の自分の振る舞いをサンタさんが知っていることで
いないかもしれないと思っていたサンタさんを本当に信用して頂けます。
本当に素直に喜んでくれます。喜んでくれるとやはりこちらも嬉しくなります。
普段コードを書いているだけでは味わうことのできない体験でした。
やっぱり緊張した💦
非常に緊張しました。
普段は会社内の閉じたイベントばかりで最悪失敗しても問題はないのですが、子供達は真剣なので失敗はできない。
臨機応変にアドリブも必要。そう考えると色々考えすぎてしまってお宅までの移動中ずっと緊張しっぱなしでした。
サンタとは優しさの伝達である
子供達はいつか必ずサンタさんがいないことを知ります。
でも親御さんが自分の子供に対してどんな形であれプレゼントを送ることは優しさなのです。
人に優しくされた経験は他の人にも優しくします。その人の子供達にもまた同じように優しくしてあげられるんです。
小さな活動かもしれませんが社会に少しだけ貢献できたのではないかと感じます。
ボランティアは色んな人に出会える
当たり前ですが、能動的に参加をしない限り参加できないのがボランティアです。
エンジニアの方々は同業のエンジニアに出会うのは比較的簡単だとは思いますが
別業種の方や学生さんといった方々に普段会うことはできないと思います。
ボタンティアなどの活動では老若男女、様々な人たちと関わることができます。
新しい出会いがほしい人、友人を増やしたい方には非常におすすめです。
第3コミュニティで得たこと
本稿では詳しく記載しなかったのですが、その後NPOスタッフとして活動しております。
NPOの活動では基本お金はないので何をやるにも自分たちでやるしかありません。
オーナーシップが少しだけ身についたと感じます。
またこういったコミュニティでは各人の強みが活きてきます。
私の場合はエンジニアなのでやはりPCを使った作業全般が強みです。
エンジニアができて当たり前の操作が他の人にはできなかったりしますので
PC上で手作業でやっていることを自動化したり様々なことで貢献できます。
最後に
クリスマスは誰かに優しさを届ける日なのではないかと感じます。
普段人に優しくできてないなって感じる方も誰かに優しさを送るチャンスです。
優しさを送る相手がいないという方もいるかと思いますが
たとえば業務でこの時期はいつもより人に優しくするなども素晴らしい社会貢献だと思います。
またボランティアなどの新しい活動はまずはポチってみると意外と何でもできちゃったりします。
皆様、良いクリスマスを!!✨
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?