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<『BBC Sessions』リリース記念>Green Dayから日本公演オープニング・アクトに直指名!EASTBAYさんにGreen Dayについての9つの質問

Green Dayの初期のハイクオリティ・ライヴ音源!
『BBC Sessions』が解禁となりました。
超大物アーティストが数々のセッションを繰り広げてきた、BBCの伝説的スタジオ「Maida Vale Studio(メイダ・ヴェール・スタジオ)」にて、1994年、1996年、1998年、2001年の計4回にわたり行われた激レアな音源をコンパイルし、しかも新たにマスタリングを施された音源となります。このたび、晴れて公式リリースとなりました!

Green Dayといえば、新型コロナウイルスの蔓延防止に伴う措置にて、2020年に予定されていたジャパン・ツアーがキャンセル(涙)になったのは、ファンの皆さんは周知の事実かと思います。

その際に、<Green Dayが日本公演のオープニング・アクトに直接指名した日本人バンド>として大きな注目を浴びたEASTBAYさんに、今回、厚かましくもGreen Dayのことをあれやこれや突撃メール・インタビューしてみました(いきなりのオファーにも関わらず、お優しくも大変快く引き受けてくださったEASTBAYの皆さん、ありがとうございました)!

「あの時どうやってGreen Dayから指名されたの?」にはじまり、今作『BBC Sessions』についてもどしどし質問させて頂きましたので是非ご覧ください!

EASTBAY Interview

1.自己紹介をお願い致します。

Gt.voのKEiTAROです。(以下 : K)
Ba.voのMITSUです。(以下 : M)
Dr.voのTAKAです。(以下 : T)
Gt.voのCHARLIEです。(以下 : C)

2.バンド名の由来を教えてください!

(K) 僕の地元、福岡県久留米市にWEST POINTと言うリハーサルスタジオがあり、そこで僕は育ち前身バンドを作り活動し上京してきました。

長年やってきたバンドを解散し、また新しいバンド(EASTBAY)を作ろうと言う話が出た時に、僕の中でとても重要なWEST POINTを経て西から東へと拠点を変え、FAR EAST(極東)やTOKYO BAY(東京湾)をもじるような感じでEASTBAYに変換し、そして自分達が影響を受けたイーストベイ・パンクシーンやバンド「RANCID」「Operation Ivy」「Crimpshrine」など、そして「Green Day」の地元、拠点がイーストベイと言う事もあり、極東・東京湾から海を越えてイーストベイまで、そう言った感情や意味を併せ持つ感じで「EASTBAY」と言うバンド名はどうか?とメンバーと話し合って決めました。

3.Green Dayとの出会いを教えてください。

(K) 1994年にウッドストックの映像を友人達と観ていて、そこで初めてGreen Dayを知りました。僕は英語がわからなかったし何を言っていたのかはわからなかったですが、ビリーがなにやらファンを煽りだしたらライブ中に泥が飛んできて、ステージもみんなもそこらじゅう泥だらけ…イカれてると思ったし、ヤバいと思ったし、純粋にカッコいいなと思ったし、あれを良しとするアメリカにも興味を持ちました。しかもステージに立ってるのはまだまだ若くデビューしたばかりのバンドだと聞いて驚いたのを覚えています。

(M) いつだか忘れましたが、妙に頭から離れなかった気がします。

(T) 中学1年の時に5つ上のいとこがパンクを教えてくれて、ピストルズ、クラッシュ、ダムド、ラモーンズの延長線でGreen Dayを知りました。

(C) 年中革ジャン着てる友人に教えてもらって、ゴリゴリの革ジャン着てるバンドかと思ったら全然違いましたw。

4.初めて聴いたGreen Dayのアルバムと、その時期はいつでしょうか?

(K) 1994年のウッドストックのライブ映像から辿り、とにかく『Dookie/ドゥーキー』を聴きました。地元は田舎すぎて当時はタワレコなんかもなかったですし、街の小さなCD SHOPの「サウンドコスモ」ってお店で見つけました。やっぱGreen Dayさすがです、久留米の田舎にもちゃんとCDありましたからw。英語の歌詞の内容はわからないですが、Green Dayのグッド・メロディーとグルーブとビートは、クラッシュやラモーンズで育った僕からパンクと言うイメージを変えていきました。そして2004年の『American Idiot/アメリカン・イディオット』を聴いた以降は、レコーディング中やミックス、自分達の音作りの参考としても必ず毎回聴いて確認しています。音の解像度、質、奥行き…再生して出てくるいろんな音が、あの時の自分には全く理解は出来なかったですが(今もですが…)、どうやったらこう言うものが作り出せるのか?生み出す事が出来るのか?ものすごく影響を受けましたしいまだに課題です。

(M) 16くらいの時に友達から借りた『Nimrod』。問答無用の音圧だと思いました。その後、時給650円のアルバイトの給料で買ったのも『Nimrod』。その後660円に時給が上がりましたw。

(T) 初めて買ったGreen Dayのアルバムは『Dookie』です。地元にあった「アークスプラザ」というデパートの中にある「アシーネ」というCDショップでジャケ買いしました。

(C) 20歳の時、二段ベッドのある友人宅で知らない音楽をたくさん聴かせてもらった中に「Basket Case」がありました。僕が知ってるパンクバンドよりも遥かにメロディックで衝撃をうけました。当時パンクは全く聞いてなかったのでパンクのイメージが覆されたのを覚えてます。

5.あなたが思うGreen Dayの魅力を教えてください。

(K) ビリー・ジョー・アームストロングの唯一無二の天性の声と掻き鳴らすビート、マイク・ダーントの絡みつくコーラスと揺らすビート、トレ・クールのノリと刺さるビート、ストレートで一度聞けば頭から離れないメロディーと絶妙なバランス感覚。僕みたいなのがいろいろ言う事じゃないですが、ベスト・オブ・ザ・スリーピースバンドだと思います。去年(2020年)の『Father of All... / ファザー・オブ・オール…』では、またさらにパンクの枠に囚われず、幅広く懐の深さも感じさせられて「さすがだなぁ〜」って感じました。

(M) 僕がどーこー言うもんでもない程カッコいいと思います。

(T) 8ビートに乗せたグッドメロディの最高峰。

(C) 曲もカッコ良いし、とにかくセンスが良すぎるイメージです。音もそうですが、色の使い方がお洒落なイメージがあります。

6.Green Day <ジャパン・ツアー>のオープニング・アクトに抜擢されたときは?

(M) あまり覚えてないけど、新手の詐欺かと思いました…

(T) 引くぐらいびっくりしました!

(C) O.Aが決まった時、まだ僕はEASTBAYのメンバーじゃなかったので、SNSの発表で知りました。仲間のバンドがやりやがったーーーーー!!!すげーーーー!!って思いました。完全に世界中のインディーズバンドマンに夢をあたえましたね。続けていけば何があるかわからないって。

(K) やりとりをさせてもらったのは僕なんですが、どこからどこまで話せばイイものか…ただ、連絡いただいた時は以外に冷静でした。と言うのも、そもそもこんな事は起こりえないだろうと思ってましたし。簡単に言うと、どうやらビリーがインスタを観ていたらEASTBAYのライブ映像がタイムラインに流れてきて、それを観て気に入ったからジャパン・ツアーを一緒にやりたいと指名してくれたそうです。ただ僕らのインスタにはライブ映像をアップしてなかったですし、何かの間違いか、違うバンドなんじゃないですか?と言う感じで日本のプロモーターに話をして、一度Green Day側に確認をしてもらったのですが、ビリーがEASTBAYのインスタのアカウントを送ってきて「このバンドだ」となったそうです。当時僕らはアメリカツアーをやった後でした。アメリカの友人にウクレレ1本でパンクロックやってるUkulele Hiroってヤツがいて、そのUkulele Hiroから「ツアーに来るならEASTBAYのインスタのアカウントを作っておいたがイイよ」と言われたのでとりあえずアカウントを作ったものの、まだまだ結成して1年ぐらいのバンドでしたし、日本でも当然名は知れてないバンドですので、その時のフォロワーなんか20人ぐらいしかいなかったんですw。ただビリーはそのフォロワーの数を見てるはずなんですねw。なので「こいつら20人ぐらいしかフォロワーいねぇわw。」て思ったかもしれませんが、それでも僕らを誘ってくれたのは本当に面白いなと思いました。どっかの誰かさんが気にしている「知名度」や「イイねの数」や「フォロワーの数」や「年齢」とかではなく、自分の瞳と耳と感覚だけで話をしてくれたんだなと感じましたし、純粋に嬉しかったですね。多分ですが、僕らがアメリカ・ツアーやった時にお客さんが動画を撮影してたんでしょうね。それをその人がインスタにアップしたか何かだとは思うんですが、目まぐるしく流れていく画像や映像、インスタのタイムラインの中、おそらくいろんな偶然が重なって奇跡的にビリーの届き、何かしら気になって目を止めてくれたんだと思います。ビリーが何の映像を観てくれたのかまでは聞いてないので、本人に聞かないと不明ですが。で、そうこう出演の話をもらってから4〜5日で情報解禁されたので、ほんとジャパン・ツアー直前でしたね。これだけSNSと言うものが広がり、様々な情報が溢れかえってダダ漏れで垂れ流しの今の時代に、僕らのライブや音楽がビリーに届くって、宝くじに当たるよりも確率は凄いんじゃないかなと思ってビックリしました。僕はSNSがあまり好きではないのですが、SNSでこう言う事が起こるんだな〜ってのを目の当たりにした瞬間でした。僕らが何かしらGreen Dayに対して直接アピールをしてたわけではないですし、自分達がやりたい事、やりたい曲、やりたいバンドをやっていたらたまたま起きた奇跡で、これが実際に実現される時がくればイイな〜とは思います。ホント面白いですね。あと、インスタのアカウント作成を勧めてくれたUkulele Hiroに感謝ですねw。アメリカ・ツアーを一緒にやったTHE→CHINA WIFE MOTORSってバンドのメンバーからも「アメリカ・ツアー楽しみですね。誰がどこで観てくれてるかわからないですよ〜w」て言われたんですが、ホントそうだな〜って実感しました。とは言え、ビリーに僕らのライブを実際観てもらったわけではなく、あくまでも映像を通しての話だったもので、ビリーやGreen Dayのメンバーに恥を欠かせないようにしなきゃな、誘って良かったと思わせなきゃってプレッシャーも、正直少しは感じましたけどw。結局自分らがやる事は何も変わってないんですけどねw。

7.コロナでジャパン・ツアーがキャンセルとなってしまい、日本全国のGreen Dayファンが枕を涙で濡らしましたが...その後本国から連絡などはありましたでしょうか?

(M) 内緒です。W

(T) 僕も濡らしました。W

(C) みなさん、次は嬉し涙で濡らしましょう。

(K) ぶっちゃけ、O.Aのお話をいただいた時が2020年の2月でしたので、すでに日本でも新型コロナについては騒がれていましたし、いろんなイベントが延期、中止、自粛モードだったので、メンバー間でも開催は難しいだろうねって感じで察してはいました。振替公演のお話を再度いただいた時もそうですね。そこから再振替のスケジュールを検討していたそうですが、Green Dayが新型コロナの影響で先が見えない中でスケジュールを決めても、また延期になってしまう可能性もありますし、これ以上お客さんに対して長時間待たせてしまうのが申し訳ない、払い戻しもしてあげたい、こう言った感じで一旦中止にしようとなったそうで、ただ、Green Dayはまたジャパン・ツアーはやりたいと言ってくれているそうですし、その時にまたEASTBAYに声をかけてもらえるかはわかりませんが、またチャンスがあれば、て感じでしょうか。Green Dayは必ず日本に来てくれると信じていますし、その時が実現出来ればと思います。やっぱライブで生でGreen Dayを感じたいですよね。みんなそう思っているので、ファン想いのGreen Dayはやってくれると思います。

8.皆さんが思う、現在進行形(2020年代)の「パンク」とは?

(K) 2020年代のパンク?…難しい事はようわからんですが…今は「パンクはこうあるべきだ!」と言うようなのも薄れてきたような気がします。マイノリティでシンプルでストレートでカオスで、そして何かに苛立った爆発力だったり、メッセージやニュースだったり、そう言ったものがパンクの根源かなと感じますし、それがメロディーだったり、言葉だったり、ファッションだったり、精神だったり、自分達の力で生み出す事が出来るもの、情熱のあるものであればイイなと思います。

(M) いかに愚かでいるか。いかに誠実でいるか。いつだって原点回帰です。

(T) やるかやらないか。

(C) シンプルかつ、ファッショナブルにメッセージを伝える。現代もそこは昔と変わらない気がします。

9.新しくリリースとなったライヴ音源『BBC Sessions』より、1曲お薦めをあげるとしたら?

(K)「When I Come Around」です。こんなパンクロックはビリーにしか書けなかったんじゃないかと感じます。

(M)「Hitchin' a Ride」です。才能に嫉妬する。

(T)「Castaway」です。大好きな曲です。

(C)「Minority」です。去年、コロナ渦でGreen Dayとのジャパン・ツアーが延期になった時に、楽しみにしていた人達に微力ながら何か出来る事はないかなと、急遽スタジオで一発録りで収録しYouTubeで配信して、EASTBAYでカバーした思い入れのある曲です。

ありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?
アルバム『Father Of All...』リリース直前となった2020年1月某日に、世界各国からのリクエストがある中で、日本の為に特別にスケジュールを割いてくれたGreen Day

当社担当曰く、地元オークランドにてメンバーにお会いした際、彼らは<日本へのツアーを本当に楽しみにしているよ!>と言っていたそうです。

是非、また近いうちに日本でのLIVEが見られますように!それまではこの『BBC Sessions』を聴いて待ちましょう!!

Green Day
New Release Info
『BBC Sessions / BBCセッションズ』OUT NOW


EASTBAY
Release Info
『Ronove’s Drop』


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