武器兵器調達課#22 : 「MQ-9リーパー」 <ー こないだ黒海上空でロシア軍のSu-27戦闘機とぶつかったヤツ

今回は「MQ-9リーパー」について見ていきましょう。

こちら以前ロシアの戦闘機と地中海で接触事故を起こしたやつです。

具体的には: 2023年3月14日、黒海上空でロシア軍のSu-27戦闘機とMQ-9リーパー無人偵察機が接触し、MQ-9リーパーが墜落しました。米軍は、事故はロシア軍の危険で無謀な行為によるものだとして抗議しました。ロシア側は、接触の事実は認めたものの、事故の責任は負わないと主張しています。

YOUTUBE検索キー: US Air Force MQ-9 Camera Footage: Russian Su-27 Black Sea Collision | VOANews

これって、Su-27側の操縦ミス?

「MQ-9リーパー(MQ-9 Reaper)」: アメリカのジェネラル・アトミックス社が製造した無人航空機(UAV)です。MQ-1プレデターの発展型であり、より強力なエンジン、より多くの搭載量、より長い航続距離を備えています。また、より多くの兵器を搭載することができます。

MQ-9リーパーは、主に偵察や監視、標的の特定、攻撃に使用されています。2007年からアメリカ軍に配備され、イラクやアフガニスタンなどの戦争で使用されています。また、アメリカ国防総省以外にも、イタリア、イギリス、フランス、イスラエルなどの国がMQ-9リーパーを運用しています。

MQ-9リーパーの主な仕様は以下の通りです。

全長:11.6メートル

全幅:20.1メートル

高さ:3.8メートル

最大離陸重量:4,760キログラム

巡航速度:483キロメートル毎時

航続距離:1万1,500キロメートル

滞空時間:27時間

搭載兵器:AGM-114ヘルファイアミサイル、GBU-38小型精密誘導爆弾、GBU-54小型精密誘導爆弾、GBU-12パイソン空対地ミサイル、GBU-43/Bモハベ空中爆弾

MQ-9リーパーは、非常に優れた性能を備えた無人航空機です。しかし、無人航空機であるため、パイロットが搭乗していないため、人間の判断による攻撃ができません。また、無人航空機は、人間が操縦する航空機に比べて、被弾しやすいという欠点もあります。

参考ですが、リーパー(reaper)は、英語で「刈り取り人」という意味で、死神の別名としても使われます。

MQ-9リーパーの値段は、機体本体が約1,700万ドル(約19億円)です。また、運用に必要な地上システムや兵器などの費用も含めると、1機あたりの総額は約2,500万ドル(約29億円)に達します。

いくら性能が良くても、資金力のない国には手が届きそうにありません。

YOUTUBE検索キー: MQ-9 REAPER: The Most Dangerous Military Drone on Earth

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