資料室#12: 「オーロラ計画」 <ー なぬ、この計画は生きていた?
今回は「オーロラ計画」につて見て行きましょう。
「オーロラ計画(The Aurora Project)」: 1980年代にアメリカ空軍が秘密裏に進めていたとされる、超音速、高高度、長距離飛行が可能な軍用機の開発計画です。
1985年にアメリカ空軍が予算申請したことで、その存在が初めて明らかになりました。予算申請書には、「黒い航空機計画 (Black aircraft PRODUCTION)」という名称で、1987年のアメリカ合衆国会計年度に4億5500万USドルの調達が予定されていたと記されていました。
オーロラ計画の機体は、ロッキード・マーティン社などが開発を担当したとされています。機体の形状は、長い胴体と細い翼を持ち、マッハ6以上の超音速飛行が可能とされていました。また、高高度飛行のために、機体表面に特殊なコーティングが施されていたとも言われています。
オーロラ計画の目的は、ソ連の核ミサイル発射基地の早期発見と破壊、および、敵国の領空侵犯への対応などであるとされています。また、偵察や電子戦などの用途にも使用される可能性もあったと考えられています。
しかし、オーロラ計画は、1990年代初頭に中止されたとされています。中止の理由は、機体の開発が困難で高コストだったこと、および、ソビエト連邦の崩壊により、計画の必要性がなくなったことなどが挙げられています。
オーロラ計画は、その存在自体が謎に包まれており、多くの憶測を呼んでいます。しかし、実際に開発が進められていたか、また、その性能や能力はどのようなものであったのかは、いまだに明らかになっていません。
以下に、オーロラ計画に関する主な噂や憶測をまとめます。
オーロラは、B-2爆撃機の開発資金を調達するためのコードネームだった。
オーロラは、試作機が1機製造されたが、アメリカ空軍の運用条件を満たしていなかったため、量産製造には至らなかった。
オーロラは、現在も秘密裏に運用されている。
オーロラ計画の真相は、今後も解き明かされないままとなるのかもしれません。
これって、結局「TR-3B」が完成品?
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