用語集: 「CISA」 <ー 米国サイバーセキュリティの組織ですが公共機関&民間の橋渡しの部署

今回は「CISA」でも見てみましょう。

下記のニュースで活躍: ↓

「CISA(Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)」: アメリカ合衆国連邦政府のサイバーセキュリティおよびインフラストラクチャのセキュリティに関する主要な機関です。CISAは、サイバーセキュリティのリーダーシップと協力的な助言を提供し、国内および国際的なサイバーセキュリティに関連する課題に対処する役割を果たしています。

CISAは、アメリカ合衆国連邦政府のエグゼクティブブランチ内に位置し、アメリカ合衆国国土安全保障省(Department of Homeland Security, DHS)の一部門です。CISAは、連邦政府のサイバーセキュリティ政策の策定と実施、サイバーセキュリティインシデントへの対応、インフラストラクチャのセキュリティ評価と脆弱性の管理、情報共有と協力の促進など、幅広い任務を担当しています。

CISAの主な職務と責任は次のとおりです:

インシデントレスポンスと対処:CISAは、連邦政府機関、州政府、地方自治体、民間部門と連携して、重要なインフラストラクチャおよびネットワークへのサイバー攻撃やインシデントに対処します。CISAは、攻撃の早期検出、復旧支援、情報共有、およびインシデントの防止策を含む幅広いサイバーセキュリティ対策を実施します。

インフラストラクチャのセキュリティ評価:CISAは、アメリカ合衆国の重要なインフラストラクチャ、例えばエネルギー、通信、情報技術、運輸などのセキュリティ評価を実施します。これには、リスク評価、脆弱性スキャン、セキュリティ上のベストプラクティスの策定、インフラストラクチャの保護策の開発などが含まれます。

サイバーセキュリティ情報共有と協力:CISAは、政府機関、民間部門、学術研究機関、および国際パートナーとのサイバーセキュリティ情報の共有と協力を促進します。CISAは、脅威インテリジェンス、セキュリティアラート、セキュリティガイダンスなどの情報を提供し、サイバーセキュリティに関する意識向上と能力向上に努めています。

というわけで、上記のニュースの担当部署になっています。

サイバーセキュリティポリシーと規制の開発:CISAは、連邦政府のサイバーセキュリティポリシーの策定と実施に関与します。また、連邦規制の策定と監督を通じて、アメリカ合衆国のサイバーセキュリティ能力を向上させるための措置を講じます。

CISAは、アメリカ合衆国全体のサイバーセキュリティおよびインフラストラクチャのセキュリティに関連する問題に対処するために、政府機関、民間部門、学術機関、国際組織と緊密に連携しています。その目的は、国内外の脅威に対するアメリカ合衆国のサイバーセキュリティ能力を強化し、重要なインフラストラクチャの安全性と安定性を確保することです。

CISAは、日本になさそうな組織ですね。 日本にも必要では?

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