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米投資会社カーライル、インドのエアテル・データセンター事業の25%の株式を2億3500万ドルで買収

インドにおけるデータセンターの需要が高まる中、米国の投資会社であるカーライルは、インドの通信会社であるBharti Airtelのデータセンター部門の25%の株式を2億3500万米ドルで購入する。カーライル・グループの関連会社であるコンフォート・インベストメンツIIによる買収により、エアテルのデータセンター事業(Nxtra)の価値は12億米ドルになると両社は水曜日に発表しました。

Bharti AirtelのMD & CEO(インド・南アジア担当)であるGopal Vittal氏は、

「急速なデジタル化により、インドのデータセンターには大きな成長の機会が開かれており、この分野での主要プレーヤーになるための投資を加速させる予定です。」

と述べています。

Nxtraは、大きな成長機会を捉えるために、インド国内に複数の大規模なデータセンターを建設しています。カーライル・アジア・パートナーズのアドバイザリーチームのマネージング・ディレクターであるNeeraj Bharadwajは、次のように述べています。

「インドは、デジタルサービスの分野で世界最大級の市場になると言われています。エアテルは......インドにおけるデータセンターの潜在的な成長を活用できる立場にある。」

今回の買収で得た資金は、プネー、チェンナイ、ムンバイ、コルカタなどの都市で、国内におけるNxtraのインフラとサービスの規模拡大を継続するために使用されます。インドでは、企業がクラウドの導入を拡大することで業務のデジタル化を目指しています。

それに加え、スマートフォンを使ったエンターテインメントなどのデジタルサービスに対するユーザーデータや消費者の需要が高まっていることから、セキュアなデータセンターに対する需要が大きく高まっています。

また、インド政府のデータローカリゼーションに関する指令により、AWS、Oracle、Googleなどの企業や、Microsoft Azureをホストとするデータセンターを構築するJioの存在感も高まっています。

カーライル・アジア・パートナーズのアドバイザリーチームの共同責任者であるグレッグ・ゼルックは、エアテルとカーライルのデータセンターでの経験が、データ使用量の急増に伴うデータセンターサービスへの需要の高まりをNxtraが取り込むのに役立つと考えています。

エアテルは、インドの企業向け接続サービス分野で重要な役割を果たしており、2,500社以上の大企業や100万社以上の中堅・中小企業にサービスを提供しています。買収完了後、カーライルはNxtraの25%の株式を保有し、エアテルは残りの75%を保有します。
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