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【News】 展覧会まで1週間と近況


皆さま,展覧会開催までいよいよ1週間となりました。
先月までは夏休みで学校が使えなかったため,打ち合わせはオンライン,制作はそれぞれの自宅や作業場が中心でした。しかし10月から後期の授業が再開して学校の設備を使えるようになったので,大学のアトリエや工房を大いに活用しながら制作に励んでます。

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もちろんメンバー全員で展示物を作り上げていますが,展覧会全体に関わるヴィジュアルやテキスト,空間計画などはデザイン科大学院第4研究室の一年生であるコアメンバーが担っています。
今回はそのコアメンバーが担当している作業を班ごとに少しだけご紹介したいと思います。

テキスト班

テキスト班では,作品の説明やnoteの更新など,展覧会にまつわるテキスト周りを担当しています。中でも特に重要なのがハンドアウトに掲載する作品ごとのキャプションの編集,校正です。監修には,プロジェクトのメンターであり,雑誌『アイデア』元編集長の室賀 清徳さんにもご協力いただいております。

本展は単に「見る」「感じる」だけでは理解できない作品ばかりであるため,作品に添えられるキャプション,説明テキストが必須です。どのような内容、文体であればより伝わるのかなども自分たちで考えます。

特に本プロジェクトは対話を中心に成り立っているので,作品といえども「一方的に自分たちの思考や翻訳を届けるだけではなく、鑑賞者との対話のきっかけになるものにする」ということがとても重要だと考えています。

そのため,本展のハンドアウトは普通の展覧会のキャプションとは異なった,少々風変わりなものになっています。(お楽しみに……)


ビジュアル班

主に展覧会ポスターやハンドアウトから返礼品のグッズ作成にいたるまで,展覧会全体に関わるヴィジュアル全般を制作します。

さらに今週は,先ほど紹介したテキスト班がまとめてくれた文章を紙面に落としこむ作業もヴィジュアル班が進めています。
こちらは先日,印刷協力をいただいている富士ゼロックスさんで本展のポスターを刷った際の写真です。

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空間班

会場全体の空間設計やディレクション,加えて什器のデザインや制作を担当しています。
搬入日まで実際に作品を会場に置くことはできませんが,ミニチュアの会場模型や3Dデータを活用し,導線や作品の見え方の確認を繰り返し行なっています。

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先週から什器の制作も始まりました!コアメンバー以外にも協力してもらいながら,空間班の指示に沿って組み立てていきます。

本展の会場となる藝大の陳列館は,古い洋館のような雰囲気です。
一体そのような空間に作品たちがどのように配置されるのか。そこも本展の見どころのひとつです。

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Web班

Web班は公式サイトの構築,デザイン,管理,更新などを担当しています。
そしてついに先日,さまざま方のご協力により,公式サイトがオープンしました。
展覧会の概要はもちろん,トークセッションなどのイベント情報も公開しています。

詳しくは以下のURLからご覧ください。
公式サイト:https://whichmirror-tokyo.geidai.ac.jp/

サイト上には後日作品情報も掲載し,展覧会のアーカイブとしての役割も果たす予定です。


以上,各班の紹介でした。

この数ヶ月,私たちは他者と,ときには自分自身と対話を積み重ねてきました。そしていよいよ,それを発表する時が迫っています。

本展ではただ作品を制作展示するだけではありません。
「作品を通して,皆様自身に考えていただく」というところまでがこのプロジェクトの一環であると私は思っています。
ぜひ私たちが半年をかけて作り上げた「翻訳」を通して何かを感じ,考えていただけたら嬉しいです。

皆様と会場でお会いできることを楽しみにしています。


以下SNSも随時更新しています。
インスタでは各オーダーの紹介もしています。こちらをご覧になれば,展覧会をより楽しむことができるはずです。ぜひに🎈

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https://www.instagram.com/wmdywtl_tokyo/

・Twitter
https://twitter.com/wmdywtl_tokyo


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