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カニかまレタス炒飯、でパンダ飯店!

我が家にそれはそれはかわゆい食器、『まんぷくパンダ』シリーズがやってきたのは一ヶ月前のこと。

それ以来、冷蔵庫の残り物でこしらえたスープとか、残り物をアレンジしたラーメンとか、冷凍炒飯だとか、デザートの梨だとかを載せるのに大活躍してくれている。

いつぞやにも書いたけれど、300円~500円で購入できる商品とは思えないほどしっかりした造りだし、大きさもすごく「ちょうどいい」のだ。いたく感激したので今後も同じことをしつこく言い続けると思う。今年いちばんのいいお買い物かもしれない。


ところで私には、このまんぷくシリーズ購入時からのひそかな夢があった。「自分で作った炒飯からパンダちゃんがうぇーいしてるとこが見たい」という夢が。



というわけで今夜の晩ごはんは、カニかまレタス炒飯を作りました!



敬愛する凄腕料理人の皆さまが作っておられるのを見て以来、うわーこれ食べたーい!と「いつか作るものリスト」に保存しておいたメニュー。でも、実現にあたってひとつ問題が……。この炒飯のキモとなるカニかまは、私が普段大帝国ロピアで買ってる1パック87円のものとは佇まいも気品も一線を画す、本物のカニみたいなカニかまが必要不可欠らしい。さっそく市場調査に出かけたところ、「ほぼカニ」なる商品を見つけた。


そのお値段、なんと200円超え……!


※カニではありません、って注意書きされてるけど見た目はどー見てもカニ足だ。ひょっとしてこの注意書き自体がミスリードで、本当は真性のカニ足なのでは……?と思い裏面の成分表示を確認したら、確かにカニかまのようだった。日頃つつましく暮らしている私は、ここからしばらく逡巡することになる。こんなお高くていらっしゃる、貴族のカニかまとでもお呼びすべき逸品に、果たしていち庶民がやすやすと手を出してよいのだろうか、と。

その後ロピアで手を伸ばしかけては思いとどまり、というのを何度か繰り返す週末が続いたのだけれど、先週末、レタスに特売がかかっていることに勇気を得て、ついに購入に踏み切った。ああ……私ったら、またイケナイ禁断の愉悦を覚えてしまうんじゃないかしら……(ドギマギ


さて、この貴族のカニかまを適当な大きさに裂いてから、フライパンにてマヨネーズで(!)炒める。マヨネーズは油の替わりのようなので、けっこうたっぷり使って、火加減は最初から最後まで強火をキープ!カニかまがいい感じにほぐれて、ちょっとカリっとしてきたところで、チンした冷凍ごはん(軽めの一膳ぶん)とたまごを投入。ごはんを切るようにしながら手早く炒め、パラパラになってきたらしょうゆをさっとひと回しかける。さらに大ぶりにちぎっておいたレタスをドーンと追加して、レタスがしんなりするまで10秒くらい炒めたら、すかさずお皿にホイ!トッピング用のカニかまをてっぺんに載せてできあがり。


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やっぱこいつカニ足なんじゃ……?

しかし、ごはんに対してレタスをちょっと入れすぎたな。レタス炒飯つーか、レタスソテー~お米を添えて~になってる気がする。まあいいや。


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凄腕勢は副菜にも手をかけておられましたが、めんどく星人にそんな余裕はございませぬ。よって弟の手作り餃子(冷凍しておいたのを焼くだけ)と、市販のわかめスープ(お湯入れるだけ)を添える。

ああ、やっと念願の、パンダ飯店(餃子さんリスペクト)で出てくる定食っぽい感じに……!!


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パンダちゃんがいっぱい……(恍惚)パンダちゃんいっぱいいてもかわゆいねぇ(*´ω`)デレデレ

本当は野菜サラダ的なものを合わせるべきなのでしょうが、今夜焼いた餃子は弟曰く「野菜マシマシVer.」らしいので、無理やり野菜系副菜として登板させた次第。


今夜はだね、ふふふ……食べる前から大勝利を確信してしまっていた。なぜかって?炒め作業の時からいい感じにパラッパラッパーだったから!例によって私の盛りつけが荒々しいゆえ、写真からの読み取りは困難でありましょうが、レタスをたっぷり入れて仕上げた後も、そのパラパラ感はきちんとキープされている。さっそく食べてみると、うむ!たまごでコーティングされたごはんの一粒一粒は、しっかりとしたパラパラぶりで、私の中の全煉獄さんが「うまいッ!!」て瞳孔開きながら叫ぶレベルでおーいしいー!これ、私が今まで作ってきた炒飯の中でも一、二を争うレベルのパラパラ具合かも。初見時に仰天したけれど、これはやはり「油の替わりにマヨネーズで炒める」効果なのだろう。マヨのナニがアレしてそういう効果が出るのかは、ふわっとしたイメージでしか理解できていないけどもな。

そして、貴族のカニかまよ……やっぱりお前、本当はカニなんではないのか?正直、そのへんの下手なカニ缶と並べられたらこっちを食べたいくらいおいしい。海鮮風味の旨みがしっかり出ているし、食感も大変にカニっぽい。トッピング用に載せたものは、加熱していないせいかさらにカニっぽいジューシーさ!泥酔時に食べたら完全に私の脳はこいつを本物のカニと認識すること間違いない。ほんのりした甘みが、シンプルなしょうゆベースの炒飯にすごくよく似合っている。短時間で一気に火を通したレタスのシャリシャリした食感も、すごくいい感じだ。いやー、今まで炒飯作るのってわりと苦手意識があったのだけれど、こんなにもお店っぽい仕上がりになるなんて、感激。今度から炒飯作る時はマヨ使うことにしよう。

弟の言葉通り、キャベツがどっさり、これでもかい!とぎゅうぎゅうに詰まった野菜餃子も、とてもおいしかった。満腹満足、ごちそうさまでした。


炒飯については他にも作ってみたいメニューがあるので、後日またマヨ炒めで挑戦してみようと思います。餃子さんが作っておられたなんちゃってチャーシューも魅力的だねい。

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