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きのこのリゾット

今夜の晩ごはん、きのこのリゾット。昨夜作ったアヒージョの残りオイル(にんにくとアンチョビ入り)を温め、香りが立ってきたら生米を洗わずに加えて炒める。オイルで透き通った米が再び白くなってきたら、ひたひたくらいの水、白ワイン少量&しめじとえのき(これも昨夜の残りもの)をどさっと入れる。きのこがしんなりしてきたら粉チーズ、塩少量で薄く味をつけておく。あとは水が減りすぎたら適宜補充しながら、焦げ付かないように時々鍋底にそっとヘラを入れてかき混ぜる。かき混ぜすぎるとお米が崩れてしまうので、あくまで焦げ付かない程度に面倒見つつ、お米にだいぶ火が通ってきたかなー、でもまだちょっと芯が気になるなー?くらいのタイミングで皮をむいたそらまめを追加。あとはお米がアルデンテになるまで煮込み、最後にシュレッドチーズをたっぷり入れて火を止める。皿に盛りつけ、黒こしょうを振ってできあがり。


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ということで、昨夜のアヒージョの残り物をリゾットに流用しての晩ごはん。アヒージョの残りオイル、いつもならパスタに使うのだけれど、たまにはちょっと目先を変えてみようかと。あと自分はリゾットとあらば脊髄反射的にトマト味にしちまうので、今回はそれをぐっと堪えて新境地の開拓を……いや、単に冷蔵庫にトマトがなかったんでチーズ使っただけです。が!これが我ながら正解だった。お皿に盛った時にふわーんと食欲をそそる香りが立つのがうれしいし、アンチョビの塩気とにんにくの香ばしさに、チーズのまろやかなコクがぴたりとはまっていて、とてもおいしい!しっかり火が通ってトロトロになったきのこも合わさって、全体にいい感じのとろみ感が出ている。そのとろみ感によって、かすかに歯ごたえの残るお米の食感がいっそう引き立つ。トマトソースの時は陰の脇役になりがちなきのこの香り(それはそれでいい存在感ですが)も、今回はがっつり鼻腔をくすぐってくれている。さっと火を通したそらまめの青くささと、黒こしょうのぴりっとした刺激もチーズによく似合ってくれて、昨夜飲み残した白ワインがくいくい進んでしまう。香りづけに使ったお酒を、そのまま料理のお供にするって最高……しみじみ幸せ。ごちそうさまでした。


昨日のにんにくドーピング&アルコール消毒がしっかり効いたのか、今朝起きたら水鼻垂子からは脱出しておりました。やはりにんにくはすばらしいな。自分の墓所に菩提樹として植えたいほど愛しているのはブロッコリーと枝豆ですが、にんにくはそれに次ぐくらいの熱量で好きです。あの香りは言うまでもなく、大ぶりに切って(理想はもちろん丸ごと!)火を通した時の、あのホックホクの食感がたまんないですよね。ごま油と一緒にちょい粗塩振ってアルミホイルで包んでトースターで焼いたのとか、至高。あつあつを頬張ったとこに、絞りたてのレモン汁をたっぷり入れた焼酎ソーダでくいっと追っかけたりしてさー……うおお、また呑みたくなってきた!

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