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焼きうどん

一昨日の晩ごはん、焼きうどん。にんじんは短冊切り、キャベツはざく切り、玉ねぎはくし切り、小松菜はざく切りにして葉っぱと芯の部分を分けておく。水煮たけのこは薄めのいちょう切り、豚バラ肉は一口大にカットしておく。しめじは石づきを取ってパラパラにほぐしておく。

ちなみに今回、これらの具材は「え……お前ひとりでうどん4玉喰う気なの……?」って量を用意しました。理由は後ほど書きます。


フライパンにごま油を熱し、まずは豚肉とにんじんを炒める。豚肉に火が通ったら、玉ねぎ、小松菜の芯を投入。しんなりしてきたところでキャベツ、たけのこ、小松菜の葉、しめじをぶちこんでさらに炒める。この時点でフライパンから中身があふれそうになっているっていうか2度ほどあふれさせましたが、めげずにジュージューいたしました。

だいたい火が通ったかな、というところでいったん火から下ろし、半分を別皿に取り分けておく。

さて、うどん2玉分くらいの量になった肉野菜チームを再び火にかけ、レンチンで解凍しておいた冷凍讃岐うどんを2玉どーんとぶちこむ。うどんと具材を馴染ませるように炒め……始めたところで、「え……なんか肉、少なくね?」ということに気づいたので(別皿に肉が偏りすぎた模様)、冷蔵庫にたまたまあったさつま揚げを薄切りにして追加した。

全体が程よく馴染んだところで、めんつゆとウスターソースで味つけをする。一昨日つぶやいた通り、焼きうどんと言えばしょうゆで味つけが定番だったのだけれど、今回は『きのう何食べた?』18巻でケンジが作っていた焼きうどんをまねっこしてみました!



味を見て、物足りなければしょうゆで微調整したら火を止めてお皿にホイ。てっぺんにかつおぶしを載せてできあがり。


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焼きうどんていうか、野菜炒め~うどんを添えて~みたいになってるけど、まあよい。うどんのてっぺんでかつおぶしが踊ってるのって、なんとも心温まる光景ですよねえ。ついぢっと見入ってしまう。


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汁物はたまごとわかめの中華スープ。

この日は恋人が久しぶりに晩ごはんを食べに来てくれたのだけれど、何しろ先週どたんこばたんこしていたので、こんな手抜きメシしか用意できず……不覚の致すところであります。それなのに「具沢山でうんまそー!」と喜んでくれる恋人のやさしみよ……かしこみかしこみ。


さて、めんつゆ+ソース味の焼きうどん、その実力やいかに……と食べてみると、うーん、これはおいしい!ソースのピリリとした刺激が、めんつゆの甘みでまろやかになっている。しょうゆだけのシンプルな焼きうどんもイケてるけれど、それよりももっと奥行きのある旨みだ。かといって大げさすぎず、あくまでうどんにマッチした程よいジャンク感がたまらなくおいしい。たっぷり入れた野菜チームとの相性もいいなあ。アドリブでぶっこんださつま揚げからもいい出汁が出ております。何だろう、いつもの焼きうどんとソース焼きそばの中間地点に華麗に着地☆みたいなおいしさ。尖った感はないのだけれど、ちょっと遊び心みたいなものを感じられる一皿になった。うーん、満足。ごちそうさまでした。


ちなみに取り分けておいた残りの具材は、というと


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さらに2分割してラップに包み、冷凍保存しました。これは『3月のライオン』16巻に出てくる「便利炒め」をまねっこしてみたもの。



可愛らしさの権化であるヒロイン・ひなちゃん曰く、こうして具材を切って炒めたものを冷凍しておけば、後日豚汁に加工したり、ラーメンの具材にしたり、そのままチンして野菜炒めとして食べたりできる……という「便利炒め」。あえて味つけはしていないから、アレンジの自由度が高い。これは確かに便利だわー!ということで、一度やってみたかったのです。

和風出汁沸かしてこの便利炒めを入れて、ニラとトマト入れたら夏豚汁の豪華版が5分かそこらでできてしまうではないの……ウヒヒヒヒ。来週も帰宅が遅い日が続きそうだし、心強いストックができた。



……ってな記事を本当は昨日書きたかったのですが。

昨日の朝起きたら、たまにやってくる「何があったわけでもないのになんか何もやる気出ないでござる」モードに突入してしまい、あんなにもいいお天気な土曜日だったというのに、家事の一切を放棄して丸1日を布団で溶かしてしまった。

本当に何があったわけでもないし、前夜に恋人と横綱の腹を撫でながらなごやかなひとときを過ごしたばかりだというのに、何故なのか自分でもさっぱり分からない。ただとにかく何もやる気が起きず(ねこたちのお世話だけは例外)眠くもないのに布団に転がってはウトウトし、喉が渇いたら冷蔵庫の缶チューハイを呑み(最悪)、また眠る……いやもう本当、書くのもお恥ずかしい限りなのですが、たまーにエアポケットに落っこちるみたいに、そんなダウナーモードに入ってしまう日があるんです。

そういう1日を過ごして日が暮れる頃になると、激しい自己嫌悪に陥ってしまって身体的にもメンタル的にもよろしくないことは経験則的に分かっているのに、一度落ちると丸1日抜け出せなくなってしまう。そろそろこの悪癖をなんとかしたい。


で、そういう腐りきった1日を過ごした挙句「生きててすいません……」みたいな気持ちで澱んだ夜を過ごした翌日は、おそらく自分の中で昨日をデリートするのは不可能にしてもせめて上書き保存をしたい……!という欲求が働くのでしょう。真夏日に揚げ物をいそいそとこしらえたりしてしまうのです。


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ということで今日は、初挑戦の春巻きを作りました。明日からのお弁当に持っていこうと思います。

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