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データで働き方を変えようとした話

こんにちは wakaです.
2021.03 ~ 2022.02までワークラボ函館さんでアルバイトさせていたことについてまとめたいと思います!
会社情報
ワークラボ函館:https://worklab.jp/

概要

アルバイトという形で新規サービスの考案から実装までを行うアルバイトです.

きっかけ

大学のチーム開発を行うコミュニティに所属していたのですが,「新しく函館でバイトを募集するIT企業があるぞ」という情報が流れてきて興味をもち,応募しました.
そのころ自分はハッカソンや趣味でコードを書いたりはしていましたが,企業の中でコードを書いた経験はほとんどなく,実務未経験でも受け入れてくれるインターン先を探していました.
ワークラボ函館は自分が所属している公立はこだて未来大学との関係が深く安心して働けるという点も魅力の一つでした.
他にも「お金をもらってコードを書く」ということが初めてだったので可能であればオフラインで働ける場所がいいなと思っていたのでその時の自分にはドンピシャでした笑

ワークラボ函館について

会社のミッションとして「データで働き方を変える」というミッションを掲げています.
コロナウイルスの蔓延によってリモートワークが普及し,働き方に多様性が生まれました.また,時代の変化に伴い,「仕事も人生の一部である」という認識が強まり,仕事対して働きがいが求められるようになっています.
そこでどうせ出社して働くならオフィスで働くことの価値を高めたいよね ということだと自分は認識しています.
ミッションへのアプローチとしてオフィスに多種多様なセンサーを設置し,オフィス環境をデータとして捉え,蓄積することでオフィスの価値を高めようとしています.

(引用:ワークラボ函館ホームページより)

業務形態

業務形態がとても特殊だったので軽く説明

  • 勤務形態:リモートワーク可(プロジェクトの状況による)

  • 勤務時間:週15時間程度

本職のエンジニアの方と関わる機会は多くありません.
開発チームは学生だけで構成されており,「学生の自由な発想」で会社の掲げるミッションを解決していくものというものでした.まだまだ未開拓の領域のため学生の思考を制限しないためにそういった業務形態だったのかもしれませんね
完全に放置ということではなく,業務開始/終了時の定期MTG,月1程度の定期的な代表との進捗報告などでフィードバックをもらう機会はありました.
技術的に悩む部分は社員さんに相談してすぐに解決でき,適度な距離感で自由にやらせてもらいつつ,困った際には支援してもらえる環境だったと思います.

業務内容

自分達でアイデアを考案し,既存のサービス調査/差別化,設計開発を行い発表というプロセスを半年ほどのスパンで繰り返しました.

開発物

自分が開発に携わった中で,代表的なものを2つ紹介

オフィスの温湿度に着目し可視化するサイネージ

  • 熱中症のリスクなどが伴う場合の通知機能

    • SlackBot

    • Chrome ExtensionによるPCへの通知

  • 過去データをもとにした予測モデルによる室温予測

オフィス外からオフィス環境を確認するためのタイムライン

  • オフィス環境情報に基づくメッセージ生成

    • 熱中症予防

    • 会議室空き状況

    • おすすめエリアレコメンド

    • 帰宅時の天気情報通知

    • 明日の天気情報通知

    • 環境情報をグラフで可視化

    • etc....

学び

パブリッククラウドへの知見が得られた

もともとセンサーデータをAWSのDynamodbというサービスに格納していたので,学生がプロダクトを開発する際もAWS(Lambda Dynamodb S3 EC2 APIGateway CloudWtach)などを使用してサーバーレス開発というものを体験しました
AWSのドキュメントを読み解く力だったりAWSを使用した開発に慣れることができました

心残りとしては以下の3つが挙げられます
・もっといろんなAWS上のサービスを検討/触れられればよかった
・開発スピードを上げるためにAWSへの自動デプロイ(CI/CD)を構築などすればよかった
・レビュー/ペアプロなどもっと学びを意識した機会を設けてもよかった

センサーに詳しくなった

なかなかエンジニア学生では触れられないセンサーにたくさん触れることができました
キャリブレーションといったセットアップ方法やデータのDBへの格納処理の設計,センサで採用している収集方式などを知ることができました.
IoTと自分の持っているコーディングスキルを組み合わせることで作れるものの範囲がめちゃくちゃ広がるなと感じました.

大人との議論で物怖じしなくなった

割と学生では大人と話す機会が少なく,議論の場などでは萎縮しがちですが,定期的な代表との進捗報告MTGなどで議論をするうちに自分の考えをしっかりと使えること,議論スピードへの慣れができたと思います.
会議の方向性が違ってきた時にはしっかり言いますし,そもそもの会議に対する目的の違いなどがある場合にはそこを明確にしつつ議論への参加ができていたと思います.

感想

この1年間の経験は非常に大きかったなと思います.
アルバイトを雇うこと自体会社として初めての取り組みだったらしいので,ほとんど何も決まっておらず自分たちで大人と議論して作り上げていくという経験ができたと思います.
コーディングなどのハードスキルだけでなく,エンジニアとして持ち合わせるべきソフトスキルを身につけることができました.
ここで得られらた経験を持ってより1エンジニアとして働ける環境に身を置き,自分を磨いていければと思います.
ありがとうございました!!


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