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強烈な切り替え力

18日早朝のCL準々決勝で圧倒的に試合を制覇しながら延長の上引き分け、PKで準決勝進出を果たせなかったマンチェスターシティについて、私は「これだけやって勝てなかったのなら、あとは何をすればいいというのだ!」という絶望感に似た気持ちを抱いている、と、グーナー(アーセナルサポーター)の友人に言った。

あちらはあちらで失意の中におり、ただ、もし本当にそうなら(絶望の淵にいるなら)、どうぞどうぞ、プレミアリーグはズブズブと沈んでくださいな、と笑った。

そうはいきませんよ、と息巻いたものの、「あれ以上何をすれば?」の絶望感は晴れず、まぁ、中3日(たった3日だ!!!!)で行われるカップ戦のセミファイナルの戦いぶりを見てみようじゃないか、と、考え直した。

いや、私が勝手に絶望感を持っていたことを悔やむほど、申し訳ないほどの切り替え力で、シティは勝ち、決勝進出を決めた。

なぜ切り替えられたのか?

こんな短い時間で立ち直ることなんてできるのだろうか。ひとつ、腑に落ちたのは、上記のペップの言葉だ。

この談話を発することで、選手たちに「ちゃんと悲しめ」「しっかり落ち込め」「まだ立ち直らなくても良い」と伝えている。

もちろん直接も言っただろうが、マスコミに対してコメントすることで、選手たちは守られていると感じたのではないだろうか。

そして、そうやって悔しさ悲しさや伏せなさを存分に舐め尽くした後に立ち上がってまた次を目指すことを信じていたのだろうと思う。

ちゃんと落ち込む。
意外とできてないなぁ。

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