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情熱と冷静さ

サッカーは熱くなるしフィジカルコンタクトも多い競技。だからこそ冷静さを欠くとすぐに悪い結果に結びついてしまう。

そんなことを感じた今朝だった。

闘う姿勢、闘う気持ちがなければ、とてもじゃないけど相手に向かって行けない。そんな時の感情は煮えたぎるような熱さで溢れているだろう。相手も同じ。激情と激情がぶつかり合い、体もぶつかり、痛みを生じる。腹立たしい気持ちも起きるし恐怖心も生まれるだろう。その怖さを覆い隠すように、また、闘争心を奮い立たせる。

そんな状況下であっても、相手が自分を蹴って来たからといって、報復行為で、かすった程度であっても相手を傷つけるような行動をすると罰せられる。

報復行為はもっとも馬鹿げた行為と言われる。レッドカードで一発退場だ。

それをみて、相手が先にやって来たんだ!と自分や自チームの正当性を主張しようとレフェリーに食ってかかるとする。レフェリーは聞く耳を持たない。だろう。

そして、無碍なくされた態度に腹を立て、つい余計な一言(暴言)を吐く。またカードが出る。

そんなことされとら試合が壊れてしまうじゃないか!!!レフェリー貴様何様だ!とばかりにベンチからも抗議をすると、選手ばかりか監督やコーチやスタッフまでカードが出る。

スタジアムの備品を蹴飛ばすなんてもっての外。中にはスポンサー名が書かれたものだってあるし、試合を作る運営スタッフに対するリスペクトを欠く行為だ。間違いなく、一発レッド。

でも、だからといって感情のスイッチを切ってたりしたら、とても闘えない。

すごいスピードで飛んでくるボールをブロックしたり、相手選手に当たったり、絶対に痛い。ジャンプで競り合って肩から落ちたり、相手や味方が自分の体に覆い被さってきたり、経験ないけど、たぶんめちゃくちゃ痛い。

感情を奮い立たせなければ、とてもできることじゃない。

でも冷静さがないとピッチからもベンチからも人が居なくなってしまう。

いったい、この人たちの感情や頭の中はどうなってるんだろう?

冷静さと献身性があり、かつ情熱も闘争心も持ち合わせていて、難しい技術が必要なプレイを物凄いプレッシャーの中で実行できる選手って、マジでバケモノだわと思った朝だった。

※チャビはあそこでクッション蹴ったらアカン。ぜったい。

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