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繁盛店

通勤途中に、それはそれは繁盛している料理屋がある。店名は「魚の◯◯」。店前の立て看板には黒板にチョークで書かれた日替わりのメニューが並ぶ。

徳島スマガツオ
北海道八角3種
淡路島イシモチ
相生岩牡蠣  などなど。

お昼はもちろん定食メイン。
金額は1500〜2000円と勤め人の毎日のランチにはちょっとお高い。それなのに、以前、出社が遅くて11時過ぎに通りかかったらもう満席で、1組2組、待ちの列ができていた。

夜もいつも満席で賑やか。小さな子どもさんを連れた家族連れも見かけるし、同僚たちと飲みにきたよ、というグループもいる。ご年配のご夫婦もよく見かける。幅広いお客さんに人気のようだ。

食べログで確認したら、昼も夜も、開店時間が早い。

昼は10時半から15時半
夜は16時半から20時半

私が朝の通勤で通り過ぎる8時前には店の扉はもう開いていて、掃除が終わって仕込が始まってる。

今日も大繁盛なんだろうなぁ、何時から働いてるんだろう?と、脳内で厨房を想像してみる。

昼の営業は5時間。

カウンター8席と4人テーブル×3として、20人(行ったことないのでチラ見の想像です)。1人30分在席として、満杯で200食なので、7割として140食。

お昼のメニューは黒板に書いてるのから想像すると5種類ぐらい。

お造り
煮魚
焼魚
海鮮丼

それぞれにごはんと副菜とお味噌汁がつくだろうな。ごはんは何升炊くのだろう?

お味噌汁はどんなデカい鍋で作るのかなぁ。

副菜はさすがに前日調理だろうけど、何種類用意して、どんなふうに「つくおき」保存しておくんだろう。きっと、前日調理で翌日に冷めた状態で食べるのがちょうどいいメニューで、味付けも、一晩たって味がしみしみになるよう工夫してるんだろうなぁ。

私も時々「つくおき」をしこたま作る。だいたい7〜10種類ぐらい、野菜メインの副菜を中心に作って冷蔵庫保存しておくと、主菜は帰りの早い夫がササっと作ってくれる。

いつかの「つくおき」

しかし、たったコレだけ作るのでも、3時間ぐらいはかかっている。厨房の規模や機能性、調理人の数、腕前が違うので単純比較はできないが、お昼の140人ものお客さんに出す料理を、毎日毎日、10時半までに仕上げるのって、ほんとにすごいな、と思う。

どんな副菜を出してるのかなぁ(主菜は黒板に書いてあるけど副菜は、食べに行かないとわからない)。こんど、敵場視察(?)に行ってみよう!

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