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✔︎シーズン終了

プレミアリーグ23-24シーズンが終わった。毎節リアルタイム視聴してきた昨シーズンと比べると、前半は、どの配信プラットフォームと契約しようかと迷ってしまい見過ごした試合が多いが、新しい試みにチャレンジするシーズン序盤は上手くいかないことが多いから、私がU-NEXTと契約して見始めた頃には、新加入選手もすでにフィットし、首位チームをものすごい勢いで追い上げていた頃だった。

そう、シーズン終盤にチームの完成度のピークがくるのだ。そして、そのままチームはOFFに入る。選手たちは各国の代表チームに招集され、それぞれの地域選手権を戦う。

とても合理的なスケジュールだなあといつも思うので、書いてみます。

例えば、シーズン序盤で新チームに入り、技術面、戦術面、フィジカル面すべてにおいて成長し、レギュラーを勝ち取った若い選手がいたとする。

チームで目覚ましい活躍をすれば代表に選出される。そして、国際試合にデビュー。

シーズン途中に中断して招集する時も含めると、3月、6月、11月が代表活動期間だ。中でもいちばんは6月のW杯(前回大会は気候の関係で11月開催)。

国内リーグのシーズンオフに行われる、こうした国際Aマッチは、さながら選手の品評会だ。スカウト網で目星はつけているだろうが、国際試合でまとめて確認できるのは効率的だし、各国リーグはレベルがまちまちで評価が難しいが、国際試合なら水準がわかるので判断しやすい。

また、チームに売り込んだり契約交渉する場合でにも、一定水準の中での活躍や数字が出るのでわかりやすいという利点もある。

そのためのシーズン終了5月なのかなぁとまで思う。日本とは気候が違うとは言え、寒い冬から春になり、5月は「いちばん過ごしやすい季節」。観客も動きやすくなる、さぁこれから、という時に終わってしまう。

でも、その「いちばん良い季節」に行うべきなのが、国際大会であり品評会なのだというふうに考えると合理的。

選手個人にとっては飛躍のチャンスで、良い契約がまとまればステップアップできる。お金だけが成功の指標ではないが、お金が評価をはかる物差しなのは間違いない。「いちばん良い季節」に、リーグを戦い抜いたクオリティのピークにチャンスの時を迎えるのは合理的だ。

チームにとっても良いタイミングだ。自チームにはフィットしなくなった放出候補の選手がいたとしたら、良い状態で代表活動に送り出せば、契約がまとまる可能性だってある。良い選手を見定めて獲得オファーを出すのは当然のこととして、チームをフレッシュに保つためにも、選手との良いお別れも必要なのだ。

ファンにとっても良い機会だ。何より、シーズンを終えたという区切りがついたところでの代表戦だ。シーズン中はライバルチームの守護神や得点王を好意的な目で見ることは難しい人でも、シーズンを終えたタイミングでの代表戦なら、自国のために戦ってくれる選手を色メガネなく眺めることができ、ガラッと評価も変わるかもしれない。

もちろん、デメリットもあるのだろうけれど、合理的だなぁと思う。

翻って私たちのリーグは、学校の年度会計にならい、春に始まる(徐々に前倒されて、今ではシーズン開幕は、もう2月だが)。

これも合理的な理由はあったのだろうけれど、国際的なスタンダードとのズレや、真夏のゲームの問題があり、ついに秋春制に変わる。

何かをガラッと変えるためには環境を変えてしまうのが手っ取り早いとはよく言う。良くも悪くも、私たちは高い適応力をもった種なのだ。きっとアジャストしていくだろう。

数年後の今頃は、欧州と同じく5月末のシーズン終了を迎えるのだろうか。そうだとしたら、代表チームのコンテンツ(中身)を、もっともっと面白いものにしてほしいなぁ。

※どこに向かって書いてるのかわからなくなりましたが、これで終わります。

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