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1ゴール、タッチ数17

朝のチャンピオンズリーグ ベスト16 セカンドレグ。シティ対コペンハーゲンは3-1でシティの勝利。1stの結果も合わせ6-2でベスト8進出を決めた。

シティの得点はセットプレーからの2点に加えて前半終了間際の、ロドリからのパスをボレーで仕留めたハーランドの1点だったのだが、実況解説のお2人が、「ホーラン(WOWOWではこう発音する)は歩いてますね!」「ボール触ってないというか、ゲームに関与してないですね!」と、テレビの画角には映ってないハーランドのことを言っていた。

そしてゲーム終了後に、スタッツ(試合の中のさまざまなデータ)を確認している中でパス数ランキングが出てきた時、「ホーランのタッチ数知りたいですね笑」と話していて、スタッフが下位のデータを確認したところ、17、と出たのだった。

トップはCBルベンディアスの152。攻撃時に相手が引いて守る時間帯が多く、後ろに戻して作り直して、というプレーが多かったから。

ボールに触れば良いわけではないので多いから凄い、少ないからサボってる、というわけではないのだが、ハーランドのタッチ数の少なさと、3得点の中身から、この試合の物足りなさの理由がわかった気がした。

相手を釘付けにできる選手

相手にガツガツいったりボールを奪うだけでなく、立ってるだけで守備になる選手がいる。ハーランドはタッチ数も少なければ、おそらく走行距離も低いだろう。ヒートマップを見れば、ほとんどペナルティエリア内をフラフラしてただけなんじゃないだろうか。

けれども彼ならそれだけで「守備」になってしまう。ペナ内にあんな選手がいたら、放っておけない。必ず1人か2人はマークについてるはず。

そうなると逆にマークの付いていない、フリーの選手が出てくるはず。つまりはその選手は攻撃時になんでもできるスペースと時間を得ているわけだ。

そう考えると、ハーランドの1点以外がセットプレーからの2点というのは物足りない。

そのフリーの選手を、周りがうまく使えなかったのか、それともフリーの選手本人が、チャンスをものにできなかったのか。

そのあたりが、少し気になる試合だった。

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