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PK、蹴れますか?

ついにユーロも決勝だ。

今大会も、90分で決着がつかずに延長、そしてPK戦という試合がいくつもあった。

GKピックフォードのドリンクには、相手チームの選手ごとにどちらに飛ぶかが書かれていたとか、クラブチームの同僚の場合に対策を事細かに耳打ちするだとか、分析と準備が大事であることは間違いない。

とはいえ。

やっぱりPKにメンタルは不可欠だ。

たとえば。

分析のとおりに左上にジャンプだ、とキーパーは決めている。

一方キッカーは、そのことが知れてることは想定済みだ。

裏をかくか。

でも、得意なコースは左上。読まれたとしても、それを上回るシュートスピードで叩き込む自信もある。
やはり左上に蹴ろう。

いやまてよ、そこで、逆をつけばコロコロでも決まりそうだ。

苦手なコースでも裏をかければ決まる確率は高い。左上と見せかけて、キーパーが動いた瞬間にコースを変えようか。

あぁ、今の一瞬の迷いが顔に出たかも。バレたかも。

やっぱり左上に蹴ろう。何も考えずに蹴ろう。得意なコースこそ、だ。

ボールを手に取る。
ペナルティスポットに置く。
蹴る周辺の芝をならす。
キーパーの立ち方を見る。
一歩、二歩、三歩と下がる。
利き足でちょうど蹴れる助走まで下がる。
そして大きく深呼吸。
まるでクリスティアーノ・ロナウドのように。
ゴールを見据える。
キーパーの目は見ない(または見る)
駆け出し、蹴る。


もうダメ。
想像しただけで緊張でおかしくなりそう。空振りする自信しかない。

すごいよ。
サッカー選手は。

さて、こちらは、息子チームが練習試合の前後半フルマッチ後に行ったPK戦の練習動画。
相手チームさんも協力してくれ、なかなか経験できないPK戦の練習をさせてもらった。

キッカーだけじゃない。
キーパーも、もちろん実践が大事。
そして、失敗して帰ってくるメンバーをどう迎え入れるかが、また大事。

1人目キッカーは、コースを読まれてもストップされた。他にも失敗した選手は大勢いた。

失敗したメンバー迎え入れる声は、

ドンマーイ!
惜しい惜しい!
知ってたー笑
次次ー!!

と、めちゃくちゃ明るい。、この雰囲気で迎え入れるからこそ、二番手三番手は、緊張しすぎることなく落ち着いて蹴れるらしい。

あぁ、、、、、とか言うてはいけない(ゴール裏で見てる私たちも心がけたい)。

PKはメンタル。
メンタルは仲間も大事。

良い練習でした!

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