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同居メンバー

私は「一生仕事を続けるなら、仕事以外のことと両立できるよう、自分自身が能力を高めなければならない」という価値観で20代を過ごした。なので、「結婚しても仕事続けてもいいよ」とか、「結婚してもあなたにはずっと働き続けてほしい」と、双方に認められるような実績を残さなければならないと思ってきた。

それができているかどうかはさておき、周りの助けがあって今も仕事をなんの遠慮もなく楽しく続けている。

夫と結婚をしようと決めた時、私から「お母さんと同居したいねん」と申し出た。同居してもいいよ、でもなく、同居してくれる?いいよ、でもなく「同居したい」。

夫の親と同居しているというと「えらいね〜」と言われるが、滅相もない。「仕事を続けるためには家にお母さんがいた方がぜったい楽!」と思っていたから希望したのは私だし、お母さんの方は、ウチの嫁はなんかちゃう、と思ってると思う。そして今まで、本当に一緒に暮らしてもらえてよかったと思っている。

家の用事の細かなことを上げたらきりがない。

洗濯物はベランダに干したままでも大丈夫。雨が降ったら取り入れてくれる。家に帰ったら畳んで山にしてくれている。

朝食と昼食とお弁当を作っている間に時間切れになってシンクに洗い物が山盛りになっていても洗ってくれる。

やかんにお湯を沸かしっぱなしでシューシュー言ってる時は火を止めてくれる(このときは「火をつけっぱなしにしない!と叱られる)。

学校へ行くにもサッカーに行くにも鍵を持っていく習慣のない息子が帰宅しても、「おかえり」と鍵を開けてくれる。
宅急便は受け取ってくれる。

毎週のコープさんの配達も、配達員のお兄さんとの雑談も含めて巻き取ってくれる。

お仏壇のお茶とお花、お供えの入れ替え、お線香。

毎日朝刊をポストから出してリビングに運んでくれる。

庭のお花が咲いたり枯れたりした時に「あじさいがキレイよ」と教えてくれる。

リモコンの乾電池が切れた時、単4〜単1まで、机の引き出しにしまってあって「はい」と出してくれる。

冬と夏で座布団を、分厚いものと薄手のものとで入れ替えてくれる。

今場所は誰が強い、というお相撲の動向を教えてくれる。

ホントにホントに、ありがとう。

今日もいろいろ散らかしっぱなしだけど、後はお願いします。

行ってきます。

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