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【人材育成】人を育てると言うのは簡単だけど意外と難しいと挫折した私の経験談

こんにちは、加藤若菜(@wk624)です。経営者側だったら、人材育成を行った経験、あると思います。私も起業して新しい人を社員に招き入れた時に、よし、ちゃんと教えて育てるぞ!と言う気持ちでいっぱいでした。しかし上手くいかないものですね。失敗しました。

未経験の真っ白なキャンパスに自分のスキルを継承したかった

私自身は一人でWeb系の仕事をこなせるコーディネーターであったため、フリーランスとしては十分にスキルがあると自負していました。独学で貯金もないのにいきなりフリーランスになったけれど、「まぁなんとかなるでしょ」と言う気持ちで開業届を出した記憶があります。

そうして5年後、目標だった30歳までに起業し、社員を雇いました。しかもフリーランス時代でパートナーだった人以外全員未経験です。なぜなら自分のスキルをそのまま継承して、クローンを作りたかったからです。

ただ、未経験者を1から育てると言うのは困難でした。2人ともツールの使い方はわかっていたので、大丈夫かなと思っていたのですが、特にデザインだけを習得したい2人だったので、最初はレイアウトの説明から何から全て教えていました。

その間私もデザインを行わないと会社が傾いてしまうので、プレイヤーとして動かなければならない。その両立が一番苦しかった経験があります。

経験者は扱うのが難しかった

実務経験者はその特色が出てしまっていること、クセが強いことで、なかなか私のノウハウを受け入れてくれません。特に私は新しいトレンドにかじりつくタイプで、日々勉強していたのですが、その社員は古い知識のまま。「任せてください!」と最初は言っていたものの、スピード感やクオリティの違いに挫折して、すぐに辞めて行きました。

人を育てながらのプレイヤーはかなりキツかった

教えながら自分もデザインをするのは結構両立が難しい。なぜなら集中している時に質問がわんさか飛んでくるからだった。質問に答えながらだと自分の仕事に集中できない。わかっていたことだったけれど、やっぱり私はクリエイティブ気質なんだなぁと実感した。

言うことを理解してくれない社員

よく、私は「わかっていること前提で話すクセがある」とパートナーに言われていましたので、社員にも強要してしまった部分があります。未経験という立場から考えると、不安や悩みを抱えながらの仕事だったと思うので、結構お互いにキツかったんじゃないかと思っています。

でも、最初に教えたパートナーは、Macを触ったこともなければデザインのデの字も知らないスーパー未経験だったのに、今では社長にまでなっている。

その指導の仕方が全てだと思い込み、同じようにやらせたらすぐに挫折しました。私は特にスピード感や効率化を求めるタイプなので、1話したら10理解してくれるような人が合うんだなと気づいてしまいました。

雇った2人は私がいうことをまるで理解してくれない。きっとセンスとか価値観とかが合わなかったんだと思うし、私もその社員の気持ちをうまく汲み取れてなかったのかもしれないです。

だからといって、私の会社に入った以上、私のやり方をそのまま吸収してもらわないと成り立たないという自覚を持って欲しかったなと、今になっては思います。

育てられる側にも問題があると言うことに気づいて欲しい

メモも取らず、ワイヤーを作れと言ったら勝手に装飾をし始めるなど、社員たち自身にも問題がたくさんありました。また、デザインスキルだけではコーディングしやすいデザインは作れませんので、コーディングにかなり時間がかかってしまったことを覚えています。

私が悪い部分もありますが、社員も私の意見に寄り添って、何を意図して説明しているのか、何を理解すれば良いのか、そういう部分を汲み取って欲しかったなと思っています。

実際に人を育ててみて思ったこと

未経験の人は1から教えなければいけない分、私のノウハウをしっかり理解してもらえたら、今頃立派な即戦力として働けていたはずです。2人とも挫折して、ついていけないということになり、辞めて行きましたが、果たして全て私が悪いのでしょうか。

実際に人を育てて思ったことは、私も相手の気持ちを理解しなければいけないこと、相手も私の意図を汲み取って、やるべきことだけをやってステップアップしていくことに集中するべきだったと思っています。

さいごに・・・

私は、いわゆる東大の教授が高校生に教えるような「当たり前のことを当たり前に言っても生徒には全く理解されない」という状況を作ってしまったんだと思います。

そして、マルチタスクをこなせない私は、自分の作業と人材育成の2つの掛け持ちが不可能と感じました。

皆さん、人材育成をするときは、相手がどこまで理解してくれているかを常に確認しながら、カウンセリングを都度行って、フィードバックをもらうことをお勧めします。

最後までお読みいただきありがとうございました。 ご興味がありましたらサポートしていただけると嬉しいです!