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ビジネススキルが足りずうちのめされた経験も!2023年MVS受賞までの道のり|WizWeメンバーインタビュー#2


WizWeの2つの「W」には、人生山あり谷ありでも、諦めなければチャンスは何度でもやってくるという意思が込められています。

私たちは、2023年3月に「習慣化プラットフォームで、100億人をありたい姿へ」をビジョンに掲げました。多くの人に私たちのサービスを届け、一人ひとりがありたい姿に踏み出せる未来を拓きたいと思っています。ありたい姿に向かう道は険しいかもしれませんが、「やってみよう」と動くハートに私たちは全力で寄り添い、次なる一歩を応援し続けます。それは、WizWeのメンバーに対しても同様です。


WizWeで挑戦し続けるメンバーインタビュー第二弾は、2020年に新卒としてWizWeに入社。現在は、SaaSプラットフォームカンパニー CS Development部 CS Design チームに所属し、2023年のMVS (Most Valuable Staff)を受賞した加藤文音さんにお話を伺いました。

加藤文音(2020年入社)
SaaSプラットフォームカンパニー CS Development部 CS Design チーム

WizWeでインターンを経験。人を応援するという企業カラーに触れて新卒として入社

― WizWeでインターンをしていたと伺っています。インターンをすることになった経緯を教えてください。

WizWeと関わりが深い鈴木武生先生が大学の英語講師でした。大学3年生の冬頃に、設立して半年ぐらいの新しい会社があるから手伝いに行ってみてはと声をかけていただいたことがきっかけで、WizWeでインターンを始めることになりました。

― その後、WizWeに新卒として入社することを決めた理由を聞かせてください。

もともとは地方創生や行政に関心が深く、そちらの分野でのキャリアを目指していたんです。WizWeの皆さんは、その関心を理解し、北海道での就職活動を後押ししてくださいました。でも、実際に現地を訪れてみると、「今ここで働くのは違うかもしれない」という感覚に襲われました。やはり新卒の切符は関東で切りたいと思っていた時に、WizWeで新卒採用があるという話を聞いたので、受けることにしたんです。

当時、WizWeは、まだ小規模で代表の森谷さんと社員との距離がかなり近く、いろいろな話を聞いていただきました。人を応援するという、WizWeのサービスにもつながる企業カラーに触れ、ここで働くことを決めました。

― インターンの時はリアルで出社していたと思いますが、新卒で入った際は、コロナ禍でフルリモートでの勤務となりました。その変化で大変だったことはありましたか?

入社翌日からフルリモート勤務が始まったため、リアルでの研修がどう行われるのかを知らないまま、それが当たり前のように思ってここまできてしまいました。今、新卒の方に教える立場になって、週に1回出社して対面で確認する時間を設けているのですが、対面だとこんなにもコミュニケーションがスムーズに取れるのかと4年目にして実感しています。

オンラインでは聞きたいことをすぐに聞ける状態ではないため、新卒当時は聞きたいことを整理して優先順位をつけていました。そういった工夫をすることは経験としてよかったと思っています。ただ、リアルで時差もなくすぐに質問したり、気軽に話し合ったりできる環境もいいですよね。

従来のやり方をそのまま実施することが価値ではないと実感

― 最初に配属されたHRプラットフォームカンパニー Human&IT Success部(以下、HITS)では、どのような業務を行っていましたか?

HITSは、語学学習をする受講者の学習習慣化をサポートする部署になります。具体的には、学習者のためのコンテンツ手配、キックオフセミナーの準備、プログラム期間中の学習進捗の管理とフォロー、分析、そして終了式の手配などを行っていました。入社して3か月の研修後、すぐに自分の担当案件を持ち、その2、3か月後にはユニットリーダーになったため、アルバイトスタッフのマネジメントなども行うようになりました。

― 入社1年目でユニットリーダーになっていかがでしたか?
ユニットリーダー1年目の時は2人体制でした。同じ案件を一緒に進めていくため意思疎通はしやすかったです。その後、チームが4人になると、各自が異なる案件を持っており、新卒のメンバーへのインプットも必要になってきました。常に相談に乗れる環境やサポートできる体制を考える必要があり、それが大変だった部分ですね。でも、そうすることでチーム内での信頼関係が深まり、一緒に取り組むことの良さを感じることができました。

― HITSの仕事で良かったこと、大変だったことについて教えてください。
大変だったことは、良かったことと表裏一体になっています。例えば、大手メーカーA社様は、学習者様の進捗が非常に順調でした。従来、中間セミナーは主に中だるみ防止を目的として実施しているのですが、進捗が順調な学習者様に向けて、その内容のまま実施することに違和感がありました。

まず社内に、お客様の価値を実現していくために、内容の変更をしないといけないという問題提起をしました。そして、上司やユニットのメンバーと一緒に検討し、学習者様の進捗が順調であることを見える化し、CASEC(英語能力判定テスト)スコアアップに向けて、出題内容の解説や語彙・リスニング・文法の学習ポイントの紹介をするなど、より学習成果を実感できるテーマで実施することになりました。

全体構成の変更や新たな内容作成の依頼、セミナーに参加いただく外部講師へのレクチャーなど多くの調整が必要でしたが、その結果、セミナーは成功し、学習者の皆さんが後半も順調に取り組んでくださいました。大変でもあり、よかったなと思った経験ですね。

もう一つは、大手小売業B社様の案件です。期待値の調整がうまくできておらず、マスメンタリング(1対多数)を個別対応(1対1)と認識されたままプログラムが始まってしまいました。ボタンの掛け違いが生まれてしまい、これは大変なことになったと思いましたが、そういう状態の中でもプログラムは進んでいて、一生懸命学習されている学習者の皆さんがいらっしゃいます。

そこで、1対1の対応ではないけれども、ユーザー目線で自分だけに送られていると感じられるメッセージを作成することに努めました。最終的には、担当者様に納得していただき、学習の成果も出ました。翌年もお声かけいただいたので、頑張ってよかったです。

このような経験から、従来のやり方をそのまま実施することが価値ではないと実感し、目の前の課題解決に必要なことを考え、取り組む重要性を学びました。

実は、HITSでの仕事に慣れてきた頃、大手IT企業C社様の案件で重大なエラーが連続して発生し、大変なご迷惑をおかけしました。直前に担当になったばかりということもあり、担当者様と一緒に再発防止策の策定と改善に取り組み信頼を取り戻していくという過程は非常に大変でした。

最近、当時の担当者様が、「Smart Habit」を他の企業様に紹介してくださったというお話を伺いました。私たちの、改善への取り組みとお客様に寄り添う姿勢が評価され、信頼関係を回復できた結果だと感じています。

異動で感じたビジネススキル不足。新たに就職した気持ちで取り組み克服へ

― HITSを経験した後、SaaSプラットフォームカンパニー オープンイノベーション推進室(以下、SaaS部門、OI室)へ異動になりましたが、当時どのような気持ちでしたか?

正直、突然の異動だったので驚きました。というのも、3年目になってHRプラットフォームカンパニー(以下、HR部門)での仕事の流れも理解し、これからは中心になって皆と一緒にやっていけるのかなと思っていたタイミングだったため、特にそう感じたのだと思います。最初はOI室がどんな部署か分かっていなかったのですが、話を聞いて自分のこれまでの経験を活かせるとの判断なのだろうと納得感がありました。新しいことに挑戦することは好きなので、性格的にも合っていると思い、頑張ってみようと思いました。

― OI室に異動してから良かったことや大変だったことはありますか?

最初は、前にいたHR部門とは違う会社なのではと思いました。対応する領域が違うのはもちろんなのですが、同じ「Smart Habit」というサービスでも、HR部門は企業研修SaaS部門はBtoBtoCなので個別のお客様への対応になります。使用するツールもHR部門ではSmart Habitのアプリ、SaaS部門ではLINE版というように、業務内容がかなり異なることに戸惑いました。

特に、0から1で何かを作り出す必要がある難易度の高い案件が多いところが大変でした。HR部門では型が決まっていて、何日前にはこれをするというスケジュールがあるのですが、SaaS部門では決まったベースがなく、案件ごとにスケジュールやKPIを一から考えて作っていく必要があります。従来のやり方に囚われず、新しいことに挑戦できる点は良かったですね。

また、自分にはプロジェクトのマネジメントをするために必要なビジネススキルが足りないことも分かりました。時間管理やビジネスメール、資料作成、議事録の取り方、会議のファシリの仕方など、全てのスキルが足りず、最初はうちのめされる思いでした。

ですが、OI推進室の皆さんが研修の時間を取って教えてくださったので、新たに就職したかのような気持ちでスキルアップに取り組みました。その後、事業報告をする機会があったのですが、部署を超えて皆さんから発表の仕方や資料の見やすさなどを褒めていただけたので、克服することができたのではないかと感じています。

― 現在、大型案件を担当しているそうですね。
前任者がとても高いレベルで運用していたので、その質を維持しなければいけないですし、担当者様との信頼関係を引き継ぐのも緊張します。責任重大です。クオリティを保ちつつ、プラスアルファとして自分らしい工夫を加えながら進めていかなくてはいけません。日々ドキドキしながらですが、やりがいは感じています。

例えば、ベネッセコーポレーション様の案件では、高校1年生をサポート対象としています。中学から高校に上がって、良い高校生活を送れるように、勉強へのモチベーションを高められるようにと、担当者様が受講生に寄り添っていらっしゃいます。そこに、私たちのサポートを加えることで、どんな反響が得られるか楽しみではあるのですが、サポートを待っている方がいると思うと、しっかりとやり抜いていかなくてはと身の引き締まる思いです。

私たちのサポートがユーザー様の行動を変えるきっかけになることがうれしい

― 仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?

私たちが提供するサポートの先には、ユーザー様がいらっしゃいます。サポート通じて何か行動を変えたり、新たな一歩に踏み出したり、サポーターがいるから頑張ってみようという行動のきっかけになることがうれしいです。とてもやりがいを感じています。そのために、サポートのシナリオを作る際は、ユーザー様が楽しみながら習慣化を目指せるよう意識しています。

― 2023年のMVSを受賞されましたね。どのようなお気持ちですか?

受賞した時は正直びっくりしました。ただ淡々と必要な仕事をこなしてきたと思っていたので、それが特別な評価を受けるとは思っていませんでした。自分の中では、頑張ったというよりは、一つ一つの業務に丁寧に取り組んだことが評価されてうれしかったです。ユニットリーダーや大型案件の担当など、入社4年目で多くの経験をさせてもらいました。HRで揉まれた経験やSaaSでの挑戦など、諦めずに取り組んできたことの積み重ねが、結果として表彰に繋がったのだと思っています。

― 今後の目標や挑戦してみたいことはありますか?

AI機能を活用した自動化の可能性に興味があります。Smart Habitはまだ手動で行わなければならない部分もあるので、自動化が進むことで作業効率の向上が見込めます。そうすれば、企画にもっと時間を割けるようになり、より良いアイデアを形にできるのではと思っています。皆さんの業務が円滑に進むような体制作りに貢献していきたいです。


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