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商材4 KANBEI(その2)

はじめに

まずは前回のおさらいをしましょう!

KANBEIはなかなか難しい商材なので、何度もおさらいして、頭に基礎的知識を叩き込む必要があります。

DXとは、IT技術を活用して、事業をより効率的にし、企業文化・体質の変革を行うこと
会計とは、売上と経費を正確に計算すること
・会計には「税務会計」「管理会計」「財務会計」の3つがある
税務会計とは、税金を計算するために行う会計
管理会計とは、自分が売上・経費等を把握するために行う会計
財務会計とは、資金繰りのために行う会計
簿記とは、売上と経費を正確に把握するためにつける帳簿の記載技術のこと
確定申告とは、一年間の所得を税務署に申告すること
確定申告と帳簿作成は、義務!
会計DXとは、上記の計算・帳簿作成・確定申告をIT技術によって、より簡単かつ効率的に行えるようにすること

ここまでは良いですね?

賢い方は既に気づいていると思いますが、KANBEIを理解し、使いこなせるようになるためには、簿記や会計、経営の知識が必須となります。
したがって、KANBEIに配属された若手については、できれば簿記2級程度までは取得しておくことをオススメします。
若いうちに取っておくと先々の人生にも間違いなくプラスに働く資格なので、今のうちに取ってしまいましょう。
最低でも3級は合格しておいてほしいところ😱

では、KANBEIの全体像から説明していきます。



1.KANBEIの全体像

4.neneの利用料金 (31)

KANBEIというサービスを分解すると、以下の3つのサービスに大別されます。

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・会計ソフトfreee
・記帳代行+コスト診断
・税理士紹介

これらのサービスをそれぞれ深く理解しておかないといけません。
この記事ではザックリとした内容だけを扱いますが、担当者の皆さんは自分でよく調べ、実際にソフトウェア等を使ってみて、利便性をよく理解してください。

そして、この3つのサービスが上手く機能することによって、中小企業の経営を大幅に効率化することができるようになります。
この全体像がイメージできるかどうかでコンサルタントとしての実力がある程度決まってしまうと言っても過言ではないでしょう🤔
一生懸命勉強して、経営を俯瞰して見ることができるようになってください。
※俯瞰:ふかん。高い視点から物事を見ること

では、freeeから説明していきます。


2.freeeとは

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freeeとは、クラウド会計ソフトの名前です。
提供元の会社名もfreee株式会社となり、サービス名と一致しています😁

クラウド会計ソフト業界はここ20年ほどで大きく発展し、今では何十社もの企業がクラウド会計ソフトを提供しています。
その中でどのようなランキングでも必ずといっていいほどトップ3に入っているのがfreeeです。
なお、クラウド会計ソフトのシェアランキングでは堂々の第1位です。

なぜそんなに人気があるのか。

それは、使いやすさにあると思います。

会計ソフトの多くは、簿記2級程度の複式簿記の知識があることを前提にしていて、パッと見ただけでは使えませんし、ある程度使えるようになった後も使いこなすことができない事が多いです😱
それほど会計は難しいし、複雑です。

しかし、freeeでは、全くの初心者でも帳簿を付けられるようになっているし、UI(ユーザーインターフェース)にも工夫が見られます。
個人的に『これは楽だなぁ』と感じるのが銀行・クレジットカードの自動読み込み+自動記帳ですね。

こちらの動画を御覧ください。

これが便利すぎてもう🙄
経理の一番面倒なポイントは、日々の記帳です。
毎日何にいくら使ったのかを入力しないといけません。
仕入れが多い業種だと、その数は毎月数百~数千に及ぶでしょう。
それを全部自動でやってくれたら非常に楽になります。

勘定科目についても推測して入れてくれるので、選んで登録するだけ。
賢い🤔
これだけで経理作業の時間が半分以下になります。


そして、次に憂鬱なのが、年に一回の確定申告です。
これを一人で全部記帳しつつやっていたら数日潰れます😨

しかし、freeeなら確定申告も簡単です。

以下の動画を御覧ください。

必要事項を入力して、○か×かで答えられる質問に答えていくだけで申告書類を勝手に作ってくれます🙄

私も事業主長いので最初にこの機能が出たときは、正直引きました。
今までの苦労は何だったんだと。
この凄さは会計をある程度勉強した人だったらわかるはず。
なお、これによって多くの税理士さんの仕事が無くなったことは言うまでもありません(笑)

freeeには他にもたくさんの便利機能があって、ここですべてを説明することはできません。
一度使ったらわかりますが、手放せなくなると思います。
法律分野や労務分野でもfreeeのソフトウェアが出ていますが、そっちも恐ろしく便利なんですよ……。

是非自分で使ってみたり、資料を熟読して、素晴らしさを認識してください。

なぜシェア1位なのか、なぜ100万を超える事業者から利用されているのかがわかるはずです。
本当、素晴らしい。


3.記帳代行+コスト診断

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上記のfreeeを使っていれば、まずは困ることはないでしょう。
多くの事業主の皆さんが自分で記帳し、自分で確定申告ができるはずです。

しかし、規模が大きくなってきた事業者の皆様や、商売繁盛で手が回らない事業者様の場合、freeeを使って行う記帳ですら、時間が取れないことがあります。
特に拡大期にある事業者さんはそうです。
忙しくて経理に時間を割くことがなかなか難しい状況になるのです。

また、事業の仕入れで現金決済をしている場合は、どうしても手打ちによる記帳が必要になってきます
これが地味に大変。

そこでKANBEIでは、記帳代行というサービスを提供しています。

事業主様は月に1回、専任の担当者にレシート・領収書を送るだけでOKです。
あとは全部KANBEIスタッフが記帳してくれます😏
すべて丸投げできるので、経理スタッフを改めて雇う必要もないですし、今いる経理スタッフを増員する必要もなくなります。

さらに、記帳代行によって、経理データが貯まっていくので、その分析を行うことができます。
それがコスト診断サービスです。

どんな種類のコストに、いくらかかっているのかを細かく分析し、高すぎるものについてはアラートを出すこともできます。
経営を行う者にとって、コスト削減は呼吸と同じようにできないといけません。
しかし、どのコストが削れるものなのかを判断するためには財務諸表を読み解いていかないといけないので、若干難易度が高いです。
それをすべてKANBEIに任せることができます。
非常に便利!

しかも、ネット上でグラフ化して可視化することもできるので、いつでもチェックできます😁

さらにいうと、KANBEIの画面上では、補助金・助成金の交付診断も受けられますし、手続きをKANBEIの専門スタッフに任せることも可能です。
コロナの情勢下では、補助金・助成金を上手に活用して経営を持続させる必要があるので、ここも重要な機能の一つです。

また、経営に困った際には、KANBEIに所属する専門家に相談することも可能です。
例えばKANBEIには、公認会計士・税理士などの会計のプロや外資系コンサルティングファーム出身の経営のプロなどが所属しているので、彼らに直接経営に関する相談をすることが可能です。


このようなサービスによって、事業主の皆様の経営をサポートするのがKANBEIです。


4.税理士紹介

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補助的なサービスとして、税理士さんの紹介も行っています。
節税に関する相談や事業承継、相続税に関する相談などが出てきた際に重宝するでしょう😁

しかも、KANBEIなら、税理士への相談もオンライン上でできます!
サクッと10分だけ相談したいという場合でもすぐに相談可能です。
これは地味に便利!

通常、税理士さんの予定を確認して、事務所に来訪し、相談内容をまとめて説明して、後日回答という感じになるのですが、オンラインでならすぐ返事が返ってきます😱
便利な世の中になったもんだ…


5.KANBEIが貢献できるお客様

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上記のように、大きく分けて3つの主要サービスで構成されているKANBEIですが、このような壮大なサービス構成で、どんなお客様に貢献するのでしょうか。
ちょっと考えてみましょう。

まず、ほとんどの事業は1名または数名の創業者によって開始されます。
この際、最初の課題として上がってくるのが経理処理の問題です。
経営者の多くは会計の専門家ではないので、ここでまず苦労します😱
私も事業を興した初年度は経理処理に時間を取られて毎日イライラしていました(笑)

そこで登場するのがfreeeですね。

経理作業の時間を半分以下にすることができるでしょう。
事業者であれば必ず経理処理が必要になるので、ほぼすべてのお客様に貢献できる商材がfreeeです。
そのため、若手はまずfreeeの達人になるべきです。
商材を深く深く研究して、使いこなせるようになっておきましょう。


次に、少し事業が軌道に乗ってきて、忙しくなってきたら、経理作業の時間を極力ゼロにしたいと考えるのが普通です。
事業に集中したほうが絶対に良い。

そこで貢献できるのが記帳代行でしょう😁

事業の規模が大きくなって、経理処理の負担が重くなった段階でも記帳代行は大活躍します🎵
とても便利なサービスとなると思います。


そして、ある程度経営が安定してきたとき、または、利益が上手く出ないという場合に貢献できるのがコスト診断です。
中規模以上の会社だと特にそうですが、会計帳簿がかなり複雑化してきます。
様々な費目で少しずつ無駄な経費が発生していて、総合的に見ると相当な額の無駄が発生しているというケースが多いのです。
それを自分で分析して、自分でコスト削減に励むというのは大変です。
そこで、KANBEIのコスト診断を活用!
可視化されたレポートを見れば、改善も容易
になりますね😁


また、売上そのものの問題やビジネスモデルについての問題を抱えている事業者様の場合、専門家への相談が有効です。
この場合でもKANBEIには優れたコンサルタントが揃っていますから、相談の場を設けることができます。
会計のことなら公認会計士・税理士に。
経営のことなら外資コンサル出身の経営のプロフェッショナルに相談が可能です。


さらに、利益がたくさん出てきて節税等の対策が必要なお客様や、相続税等にお悩みのお客様には、税理士を紹介することもできます。


以上のように、事業者の皆様をトータルでサポートできる体制が整っています。
創業から上場後まで、ずっと寄り添ってサポートするという想いが込められた商材なのでしょうねぇ😍👍
多くの個人事業主と多くの中小企業を顧客に持つWizならではの良い商材だと思います。



おわりに

以上がKANBEIという会計DXサービスの全体像です。

何となくイメージつきましたか?

お値段や細かいサービス内容については、最新版の資料が社内にあるはずなので、随時確認してください😁
そして、疑問に思ったところはすぐにKANBEIチームに確認しましょう!


では、また次回の商材で🎵


執筆メンバー

記事:株式会社Wiz 執行役員CLO 瀧田 桜司
スライド:株式会社Wiz 教育部部長 境 健斗