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第3話 学ぶことの重要性

はじめに

Wizの従業員の平均年齡ってどれくらいなんでしょうかね。
私が関わっている社員の平均年齡は25歳くらいなので、恐ろしく若いです🙄

そんな若い皆さんに、今日は心から伝えたいことがあります。

それは、学ぶことの重要性です。

男性社員については、髪の毛を守る重要性についても同等に大事なことなので、出会った子たちには直で伝えていますが、やはり記事にするなら学ぶことの重要性かなと思って執筆しております(笑)

今日もお時間あれば最後までお付き合いください😏



1.学生とビジネスマンの違い

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学生の頃から稼いでいる人もいるでしょうから一概には言えませんが、一般的に、学生とビジネスマンの違いは所得があるかどうかです。

ビジネスマンになると、多くの人は自分の時間や労働力を売ることで生計を立てていきます。
今皆さんがもらっている給与が、そのまま皆さんの労働力の価値です。

時給計算してみるといくらぐらいでしょう。
新卒で1,300~1,500円くらいですかね。

私は一昔前の人間なので、この時給を見ると「おぉ!高い!」と感じます。
私が10代の頃は、最低賃金の関係で、時給が650円くらいでも許された時代だったので、新卒で1,300円を超える時給をもらえるなら凄く裕福という感覚です。
田舎なら普通に遊んで暮らせる額です。
でも、都内だとちょっとしんどいですね。
ということで、もっともらえるならほしいですよね😏

では、この時給(労働の価値)というものは、どうやったら上がると思います?
まずは、どのような仕組みで給与が決定されるのかを見ていきましょう。



2.給与の仕組み

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もちろん例外もありますが、原則として給与はその人の希少性と専門性で決まります。
四象限で見ると以下のとおりです。

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横軸が希少性、縦軸が専門性となっています。

この四象限の右上に行けば行くほど、給与が高くなっていきます。
一方で、左下に行くと給与が低くなります。

新卒の場合、多くの人はまだ専門性も希少性も無い状態なので、左下の位置からスタートします😁
稀に、新卒でも一生懸命勉強して、国家資格などを取得した結果、最初から右上にいる人もいます。

何となくイメージつきましたか?

給与というのは、そのまま「市場価値」といってもいいです。
需要と供給のバランスによって価格が決定されます。
高校生の頃に現代社会かなにかで学んだと思います。
専門性が高い人材や希少性が高い人材は、他に代わりが見つかりにくかったりするので、価格が高騰しやすいのです😁

労働市場における自己の労働力の価値が給与となって反映されています。
そのため、自己の専門性や希少性が高くなっていくと、労働市場(例えば転職市場など)で評価され、高い報酬額でオファーがもらえるようになります。

そうだとすると、給与を上げるためには、希少性と専門性を上げればいいわけですね🤔
手っ取り早い方法が、勉強すること(専門性に強く関連する)業績を出すこと(希少性に強く関連する)です。

いずれか一方だけ行っていれば、ある程度は上がっていく可能性がありますが、できればどっちも行ったほうが良いです。
その方がより早く高騰します。



3.勉強と給与の相関性

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前述のとおり、専門性や希少性が高ければ高いほど給与が上がりやすくなるとわかっていても、勉強する人は少ないです。
皆さんも学生時代に実感したと思いますが、毎日コツコツ真面目に勉強する人はとても少なかったでしょ?
私の学生時代を思い出すと、真面目に毎日勉強する人は全体の5%程度でした。
意味がある偶然の一致なのかわかりませんが、国税庁の統計を見てみると、年収1,000万円を超える人達の割合がちょうど5%なんですよね🙄

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私の知る限り、年収1,000万円を超えている友人・知人は、皆さん勉強をしていますし、今でもし続けています。
特に20代・30代の頃に多くの時間を勉強に投資していて、皆さん何らかの専門分野を持っています。
難関国家資格を保有している人も半数程度います。

このような経験則から考えると、勉強をすれば確実に給与が上がるとまではいえませんが、少なくとも強い相関はあるといえると思います。

なお、ここでいう「勉強」とは、学校で習う国語算数理科社会だけではありません
それ以上に広い勉強です。
例えば、会計、ファイナンス、投資、ビジネスモデル、経営戦略、経営分析、法学、マネジメントなどの勉強が、ビジネスマンにとって極めて重要な科目と言っていいでしょう。
むしろ、これらの基礎を身に着けていない状態では話にならないと言っても良いと思います😰

私なら、これらの基礎がない人にマネジメントを任せることはしません。
なぜなら、失敗する可能性が極めて高いからです。
ビジネスマンなら当たり前のように身に着けておいてほしい知識です。

若い頃から頭角を現す人たちの多くは、上記のビジネス領域のいずれかの専門性を有しています。
20代でその能力を身につけるのは至難の技で、30代でもかなり難しいです。
そのため、なる早で勉強に着手することをオススメします。

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4.可処分時間

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勉強が重要だということがわかったとしても、8~9割の人たちは勉強をしません。
これはどこの会社に行っても大抵同じです。
不思議なことに、高学歴な人たちであっても8割くらいの人は大学に入ったら勉強をしなくなるんですよねぇ🙄
社会人になったら更に減って、勉強し続ける人なんてほとんどいなくなります。

自分の周りの同僚や部下を見てみてください。
真面目に毎日勉強し続けている人、何人います?
5%いればその組織はかなり頑張っている方だと思います。
大抵は100人中1~2名しかいません。

でも、これは別の視点から見ると、これは大きなチャンスです。
自分より前にいる人達を一気に追い越せますから。

ただ、いざ勉強をしようと思っても、そんなに上手くはいきません。
それに、人生には残酷な現実というものが存在します。

それが、可処分時間という現実です。

そもそも、上記のようなビジネス領域の科目群は、真面目に勉強しようと思ったら、1科目あたり1,000~3,000時間ほどかかります。
そのうちのどれかについて難関国家資格を取得したいと思った場合は、さらに時間がかかると思います。
全科目の基礎をザッと学ぶだけでも最低1,000時間はかかるでしょう。

社会人になってからその時間を捻出するのはとても難しいです。

一度自分の生活習慣を円グラフにしてみてください。
勉強に充てられるような可処分時間がどの程度ありますか?
3時間以上ある人はほとんどいないはずです。
普通に働いている限り、一日1~2時間あれば良い方です。

では、一日2時間の可処分時間がある人が、毎日欠かさずに勉強をして、全科目の基礎を学び終えるのはいつ頃でしょう。

全科目の基礎を1,000時間で学ぶとして、毎日2時間学んで500日間です。

約1年半もかかる😰

毎日2時間の勉強をずっっと続けても、基礎だけで1年半かかってしまうんです。
実際問題、毎日2時間の勉強をずっと続けらる人なんて1%もいませんから、現実的には3年ほどかかるでしょう。
それでやっと「基礎」です。

専門家と呼ばれるレベルに至るまでには、普通の人なら少なくとも10年の歳月を要するでしょう。

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今、私が講師を担当しているWiz Management Programの生徒の皆さんはその現実を痛感しているはずです。
学べば学ぶほど、自分が無知であるということを思い知らされることになります。

『こんなことも知らずに今まで生きてきたのか』

という絶望感と焦燥感に毎日苛まれていることでしょう😑キモチワカルヨ

でも、それを20代で気づけたという幸せにまずは感謝すべきです。

少し想像してみてください。
今のその危機感を35歳で抱いてしまった場合の絶望感を。

もう、間に合わないでしょ……。
私が今20歳の頃の自分の頭脳に戻ってしまったとしたら、もう生きていられないです😭
すべてを諦めて虚無の世界に堕ちそうです。
脳も体力も衰えてしまう30代後半で気づいても、手遅れなんです。

だからこそ、私は若い人たちに強く言いたい。


今学び始めないとマジで終わるぞ


私達の世代は、高度経済成長期の世代とは異なります。
高度経済成長期に生まれた私の親世代は、普通に生きていればそれだけで勝手に給与が上がり、一生同じ会社で働き続ければ生きていける時代に生まれました。

しかし、私達の世代は、同じ会社で40年働き続けることを想定していません。
大きな会社でも普通に潰れますし、能力のない人間は解雇されます。

また、これからの日本は深刻な少子高齢化の影響で、海外の労働力に頼らないといけなくなります。
海外の方と一緒に働いたことがある人ならわかると思いますが、彼らは日本人のようにノホホンと生きていません。
必死に勉強して、数少ない椅子(ポジション)を奪いに来ています。
つまり、日本人はこれから、海外組に仕事を奪われる立場になるのです。
現に一部の職種ではその現象が発生していて、少し前まで日本人が就いていた職種に、多くの外国人労働者が就いています。

今後この現象は拡大の一途をたどるでしょう。
最近では専門職に関してもどんどん海外組が参入してきて、私も危機感を覚えています。
今後、あっという間に日本人は駆逐されるだろうと予測しています。

つまり、私達の世代は、自分で自分の能力を向上させない限り、生き残れないのです。

さらにいうと、私達の世代は、十分な年金もほぼ確実に出ないでしょう。
支給開始年齡が75歳以上になるでしょうし、満額もらえたとしても月に数万円という時代が来ます🙄

そんな時代に生まれてしまった私達は、勉強もせず、努力もせずにどうやって生き残るんでしょうか。
私にはその方法がわかりません……。

だからこそ、おっさんになった今でも危機感を持って学び続けています。
若い皆さんはどうしますか。
一度よく考えてみてください。
自分が大して成長もないまま、専門性も希少性もない30歳になる姿を想像してみてください。



5.学ぶ環境

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さて、ここまで述べれば、優秀な人達はすでに強い危機感を抱いていると思います。
危機感や不安感というものは、優秀さの証です。
優秀な人間や成功者の多くは臆病者なんです🤣

誰よりも怖がりだからこそ、しっかり準備するし、努力もする。
そういう人だからこそ人が付いてくる。

その危機感を大事にして、謙虚に学び続けてください。

そして、学び続けるためには環境が重要です。

では、今回の記事の締めくくりとして、環境の話を少しさせていただきます。

そもそも、環境には2つの種類があります。
一つが職場環境、もう一つがプライベート環境です。
職場と自宅だと思ってもらえばOKです😁


(1)職場環境

職場環境を整えることは極めて重要です。
なぜなら、平日の日中10~12時間を過ごす場所だからです。

この時間をただの生活費を稼ぐための時間にするのは極めて勿体ないことです。

せっかくですから、学びの場にしましょう!

同僚を巻き込んで勉強会をしてもいいですし、定例を設けて学んだことを共有する場を設けてもいいです。
業績を競い合って、営業スキルを身につける場にしても良い。

どのような環境を整えるかはあなたの意志次第です。
何を学びたいかによって環境を変化させてください。
どうしても環境が合わないなら異動もありです。

自分が一番成長できる場所、学べる場所を探し続けてください。

このときに大事な思想があります。
それは、利他的な言動をすることです。

職場環境を変えようとした場合、よくやる失敗が利己的な言動をしてしまうことです。
自分の利益のために、周りを都合よく動かそうとしてはいけません。
そんな人間には誰も協力してくれませんし、軽蔑されます。

環境を整えるためには、まず周りの人たちの環境からです。
周りのみんなの環境が良くなれば、みんながあなたに協力してくれるようになります。

仲間を増やして、より多くの集団で学べる空間を作り出すのです。
勉強は、一人で黙々とやっていてもあまり効果は出ませんし、尊敬もされません。
チームで学び続ける姿勢が大事です。
自分が得た気づきや学びをドンドン周りに共有して、チームに貢献してください。

それによって、今度は周りの人間が自己の学びを共有してくれるようになります。

そうやって仲間ができていくし、信頼関係が構築されていきます。
組織全体で学習できれば、組織そのものが成長していくので、より良い環境が構築されていき、業績も上がりやすくなります😁

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(2)自宅環境

次に重要な環境が自宅です。

今の若い人達の中には、机も椅子もないという子たちがいるようで、私は信じられない気持ちでした……。
今までろくに勉強をしてこなかったのだろうと思います。

そんな若者に、私から強く言いたい。

机と椅子とベッドにはお金をかけましょう

今の時代、比較的安価で良質な商品がニトリで全部揃うので、若い皆さんは是非勉強環境を整えてください。

学ぶための道具にお金をかけるのは「投資」です。
ここでケチっても全く意味がないです。
それに、投資といってもニトリなら安いですから、大した金額にもなりません。


お金に余裕がある人は、是非自分用のPCも買ってください。
できるだけ性能が良いやつを😑
といってもゲーミングPCのような超ハイスペックPCでなくてOKです。
Surfaceの上位モデルくらいであれば十分だと思います。

それでOfficeを使い倒して、基礎的な機能を使いこなせるようになりましょう。
今はほとんどの勉強をネット上でできるので、もしかしたらPC一台あれば何でも学べてしまうかもしれません。

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これらの環境が整えば勉強もスムーズにこなせるはずです。
是非若いうちに環境を整えて、勉強を一秒でも長くしてください😁


おわりに

だいぶ説教臭くなって申し訳ない😱

ただ、20代で勉強をしていない人は、30代以降でずっと後輩に追い抜かれ続ける人生になってしまいます。
それは精神衛生上あまり良くないと思うので、若い社員の皆さんには今から必死に学ぶことをオススメいたします。

では、また書きます😁


執筆メンバー

記事:株式会社Wiz 執行役員CLO 瀧田 桜司
スライド:株式会社Wiz 教育部部長 境 健斗