DEI Campus開催レポート 「-個人が主役となる組織とは- DEI推進に求められる人的資本経営の視点」
12/10(火)に、人事・DEI推進ご担当者の学び場である「DEI Campus」にて、トレーニングセッションvol.2を開催しました。
今回は、味の素株式会社でグローバル人事制度を構築・展開し、ロート製薬にてCHRO(最高人事責任者)を務めた髙倉&Company合同会社 共同代表 髙倉 千春 さんをお迎えし、DEI Campus会員の方と体験参加の方、約20名にご参加いただき、進めていきました。
※トレーニングセッションは、有識者の方を招いて学びを深めながら、自社のアクションにつなげる機会です。
トレーニングセッション後のアンケートでは、100%すべての方から「非常に役に立った」「役に立った」と回答いただき、満足度の高いお声をいただきました。
本blogでは参加者の声やトレーニングセッションの様子を、ダイジェストでご紹介します。
登壇者
<講師>
髙倉千春(たかくら ちはる)氏 髙倉&Company合同会社 共同代表
※写真左
<コーディネータ>
TOM DEI マスタートレーナー
※写真右
参加者の声(一部抜粋)
トレーニングセッション概要
トレーニングセッション前半
「人」という資本の位置づけがどのように変わってきたのか、エンゲージメントやWell-being、その先にある「生き甲斐」、DEIBの意味について、お話いただきました。現在、多くの企業でDEIの担当者、エンゲージメント調査の担当者、健康経営の担当者と、異なる方が担当していることが多いですが、それぞれはつながっており、連携が必要だと改めて感じました。
その上で、「個」と「組織」の関係性の変化や、「個」を活かすためのカギについても、具体的な事例も交えながらお伝えいただきました。これまでは、トップの指示に従うヒエラルキー組織組織だったところ、現場が主体的に動く、個々人が主役の組織に変えていかなくてはいけない、というお話に、参加された人事の方々は非常に共感しつつ、「現場が主体的に動くようにならない」といった共通の課題に直面されていることが浮き彫りになりました。
さらに、人的資本経営が着目された背景、経営戦略と人材戦略の連動、タレントマネジメントを絡めながら、将来からバックキャストした人財獲得、登用、育成についてお話しいただきました。
書籍の中でも書かれていた「適所適材」を実現するためにも、経営戦略と人材戦略からTo Beを考え、ギャップを把握すること。さらに、組織や個人の行動変容を促す企業文化を着させていくこと、そのためにも「多様性」は将来戦略の要となるとのことでした。
トレーニングセッション後半
後半は、髙倉さんへの質問からスタート。
書籍に書かれている「人事に求められるマインド4つ」についても、お話いただきました。
その後、小グループに分かれて気づきの共有と、全体での共有を行いました。
そして最後に、髙倉さんより、最終ゴールは「全員戦力化」、人財と組織風土こそが最大の差別化であるとの言葉と共に、DEI推進担当者に向けたエールをいただき、終了となりました。
当日の内容にご興味がある方は、DEI Campus会員限定で、アーカイブ視聴が可能となります。ぜひ、DEI Campus会員へのご登録を、検討ください。
また、DEI Campus会員のみなさまは、DEI Campusオンラインプラットフォーム内にて動画視聴いただけるよう、準備を進めております。お待ちください。
おわりに
今回は、DEI推進担当者自身の心に火をつける、そのような機会をみなさんに提供しようと髙倉さんをお招きしました。
みなさんの心に、火は灯りましたでしょうか。
私たちDEI Campusメンバーも髙倉さんの、「DEIも楽しくやらなきゃ」ということばに、人事のみなさんが楽しくDEIを推進していけるように支援していきたいと改めて思いました。多くの人事ご担当者さまのDEI Campus へのご参加を心よりお待ちしております。
また、アンケート回答からも、とても良いとのお声が多く、うれしく思っております。ぜひ今回の学びやヒントを、自社施策に活かしていただけると幸いです。
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