名古屋ひとり旅記①
名古屋に行ってきた。
久しぶりに1人旅をしに。
もちろん友人や家族と行く旅行も良いが、負けず劣らず1人旅も良いものである。
この旅のお目当ては主に2つ。
マカロニえんぴつのライブとバンテリンドームである中日vs阪神戦を見に行くこと。
名古屋はずいぶんと久しぶりでゆっくり観光も出来るのはほぼ初めてに等しかったかもしれない。
元々は金曜夜のライブだけの予定だったが、図らずも土曜も休みになり連休となったので、3日くらい前に「取っちゃえ!」と衝動的に野球のチケットとホテルを押さえた。あと、新幹線も。
まあ、いっか。そろそろ1人旅したいなと思っていたし、この際張り切って散財してもいいだろうと自分に言い聞かせて、急遽9ヶ月ぶりにそれも給料日前の1人旅が決まった。
あっという間に当日はやってくる。
12時半の新幹線を取っていたので、比較的ゆっくり朝を過ごした。録画してたアメトーークを見ながらパンを片手にコーヒーを1杯。
この日は読書芸人だった。
比較的本を読むことが好きな私にとって有益な情報しか流れてこない。それもヒコロヒーさんとかAマッソ加納さんとか好きな芸人さんのそれだ。
出来たら若林さんとかカズレーザーさんとか前田さんとか又吉さんの最近読んでる本とかも知りたいなあなんて1人で気ままな妄想を掻き立てる。
一息ついたら簡単に名古屋の予習を。
マカロニえんぴつの音楽をお供にざっくりと行きたい店とか名所に目星をつけた。
今回の旅はライブと野球観戦以外まったくのノープランであった。
自分の1人旅はいつも大体そんな調子だ。連休が取れたりすると、衝動的に行き先を決めてメインの目的と宿と移動手段のチケットだけ決める。
名古屋旅もまさにそんな感じ。
行きの新幹線に乗る駅に向かう道中で昼食の場所だけ決めておいた。
名古屋駅に高島屋があって、そのビルとか近くにレストラン街みたいなものがあった記憶を頼りに食べログ信者な自分はおもむろに食べログを開く。
直感的に「江南」というラーメン屋に決めた。
安心のレストラン街である。
13時半とか14時ってお店によっては昼休憩に入るところもあるが、ここなら安心安全。行く場所でかなりの確率で1回はお世話になるありがたい存在だ。
優しいスープに細い麺と少し懐かしさを感じる炒飯が体に染みる。
腹ごしらえを済ませて、ホテルへと向かう。
カプセルホテルやゲストハウスみたいなとこもそれぞれの良さがあるのは分かるが、こういうひとり旅の時はちょっと良いホテルに泊まることにしている。理由はこれも特にないのだが。
14時半にチェックインを済ませ、なんとなくテレビをつける。
時間帯によっては放映されるローカル番組や地元のニュースを見て「ああ、旅行に来たな」となるがこの時間はミヤネ屋にゴゴスマと簡単にその気分を味わわせてはくれない全国ネットラインナップであった。
一度軽くシャワーを浴びてから、ホテル周辺を散歩することにした。
(つづく)
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