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【都市伝説 占い師】


 ここは仙台駅の北側、通称「銀杏坂」。薄い緑色の若葉がとてもキレイな銀杏並木です。

 おやおや、この風景にまったくお似合いでないお2人さんが、コンビニから出てきましたね。


光治:なぁ雅夫 「けんかをやめて♫」って歌あるだろう。

雅夫:「竹内まりや」のあの歌か?

光治:そう、それ。あの歌の歌詞おかしくないか。

雅夫:そうか、どこが?


光治:今日久しぶりにラジオで聞いて思ったんだけどさ、「わたしのために、争わないで」ってとこ。

雅夫:あ! それ、オレも思ってた。「お前のためじゃねえ、男としての威厳の問題だ」ってんだろ。

光治:そうそう、それ! そんな風に三角関係になったら、どっちが「男として上か」ってことでケンカになるんだよ。その段階では、もう女はどうでもいい訳さ。

雅夫:そうだよな、キッカケは女でも「ケンカは意地とプライドのぶつかり合い」これだよ! 女を手に入れるのは結果だよ。

光治:そうそう、その通り! 今日は気が合うね。


雅夫:そだね。そうだ、三角関係って言えばこんなジョーク 知ってるか?

 いつも酔っぱらって遅く帰る夫が早く帰ってきた。夫は帰るなり、妻の寝ているベッドに滑り込んだ。しばらくベッドで足をもぞもぞしてた夫が妻に、

夫:なんか変だ、足が6本あるぞ。

妻:そんな訳ないでしょ、あなた酔っぱらってるのよ。


 夫は「そうか?」と言って眠ろうとした。またベッドの中で足をもぞもぞ、「やっぱり変だ」と言ってベッドから飛び起きて、布団の足の部分だけ持ち上げた。

夫:なんでだ! 足が4本あるぞ!

妻:足がどうしたの?

夫:4本あるぞ! どうしてだ?

妻:私の足は何本?

夫:2本。

妻:あなたの足は何本?

夫:2本。

妻:足して何本?

夫:4本。

妻:じゃ問題ないでしょ、もう寝なさい。

夫は「そうか… 」と言って、朝まで熟睡しましたとさ。めでたし めでたし。


光治:あはは、女ってのはそんな時ほど、肝が座ってるものらしいからな。んじゃこの辺に「よく当たる "占い師" がいる」って「都市伝説」知ってるか?

雅夫:なんだそりゃ、知らねぇぞ?

光治:いるんだとよ、この辺に。

 ある日、品のいいご婦人が噂を頼りに占い師に会いに来た。運良くすぐに占い師に出会えたんだとよ。

 その占い師は、婦人の顔を見るなりすぐに「気を落とさずに聞いて下さい。貴方のご家族にとても不幸なことが起こります。たぶんご主人の身に…… 近くお亡くなりに……」 と言ったんだと。

 そしたらその婦人、 顔色一つ変えずに「そんなことはわかってます! で、私は捕まるの? 捕まらないの?」って聞いたんだとよ。こえぇだろぅ……


雅夫:・・・・

光治:どうしたんだよ、雅夫?

雅夫:今日はもう帰るわ。

光治:・・・・

雅夫:な、光治。今日は帰ろうぜ。

光治:う、うん。そうするか……



 おやおや、今日はおとなしくお帰りですか。お2人さん、なんかやましいところがあるみたいですね~



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