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世界にひとつの『日本文明』

ハーバード大学の
サミュエル・ハンティントン教授は

著書『文明の衝突』の中で
世界の文明を
7つに分けました

西欧文明
イスラム文明
東方正教会文明
ヒンドゥー文明
ラテンアメリカ文明
中華文明

そして

日本文明
の7つです


日本文明以外は
多くの国に
またがるのに対して

日本文明だけは
日本という国だけです

一国で一文明
これ
すごいことです

日本も最初は
中華文明の一部のように
考えられたのですが

どの学者も
中華文明と
日本文明では
大きな隔たりがあると認め

日本という小国だけに
存在する文明として

カウントすることに
なるとのこと


一国で一文明
であることは
誇らしいことである

と同時に

他国に理解してもらうのが
難しいという側面が
生まれてきます

他の文明は
いくつかの国で
共有しているため

国は違っても
お互いの考え方を
理解し合いやすいのです

一方で
日本だけは
一国で一文明なので

「なんでそうなるの?」
と理解できない

または
理解されないことが
たくさんあるのです


そして実際
明治以降の
国際社会において

日本は
日本文明の価値観からは

生まれようのない価値観に
翻弄されていきます

「帝国主義」

「共産主義」

「資本主義」

「民主主義」

どれも日本文明の土壌からは
生まれない考え方です

しかし
それらを産んだ文明を
構成している国々では
考え方がシェアできます

日本はどこに合わせたとしても
日本ぽくないんですよね

ぽくないのに
それにみんなで
合わせようとした時に

国として
おかしな方向に行ってしまう

「帝国主義」という
過去の歴史も

「資本主義」
「民主主義」という
現代も
同じ構図です



日本では

正月は
神社へ初詣に行き

お盆は
お寺に墓まいりに行き

ハロウィンや
クリスマスを祝う

何の違和感もない

私たちの
あたりまえの生活です

仏教も
神道も
キリスト教も
混在するような

そんな曖昧なことが
許される文明はありません


上にあげた
どの「〇〇主義」においても

そんな曖昧さが
許されるものはありません


でもその
矛盾すらも
抱え込むほどの包容力が

「日本文明」の魅力でもある


1500年にわたり

「和を以て貴しとなす」

という文明を
作り上げてきたのが
日本文明なのです


それは
他の文明圏にとっては
理解不能かもしれません

逆に言えば
世界の国々に対して
日本にしかできないことが
あるとも言える

世界には
できないことが
日本では
何なくできてしまう

世界をリードする
そんな存在になれる
潜在的な魅力が
この国にはあるのです

誇らしいから
日本を学ぶだけではなく

他の文明圏の人たちに
理解してもらうためにも

もっと日本を
学ばなければいけない

そう思います


今日も楽しく学んで
ステキな1日を^^

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