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S先生

旦那さん 糖尿病網膜症のお話です
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初めての大学病院での眼科受診。
大学病院に行き、朝イチの診察受付して、紹介状のS先生に診てもらえたのが14時過ぎ。
おそらく私達が午前中最後の患者さん。

「お昼食べたの?」と聞かれて
「いや、まだです。」って言ったら
「あなたね!糖尿病なのにご飯を不規則にしてたらダメなんだよ!!ちゃんとご飯食べて来て!それから診察するから。15時頃また来て。」
と、言われて、いきなり怒られた怖さとショックで食欲もなかったけど、ちゃんと食べないとまた怒られる。。と言う思いで、2人して院内のコンビニでオニギリ買って食べた。

S先生は男性で当時60代?くらい?。凄く怖かった。
「あんた、こんなに酷い状態になるまで治療しないで。本気で治す気あるの?本気で治す気あるならとても難しい状況だけど、私も本気で治してやる。治す気がないなら、今すぐ帰って。時間の無駄だから。」
と、叱責された。

だけど、そこには本気で治してまた、日常生活を送って欲しい。と言う思いがあっての叱責なのだと、私達にはすぐに分かった。

「手術しても今より見える状態になると言う事は難しい。良くて今と同じか、もっと見えなくなるか。これは人によるから、手術をやってみないと分からない。だけど、あなたの場合、手術をやらない選択肢はないから!やらなかったら失目だから!手術やるから!」


と、今の時代だったら苦情言ってくる人もいそうな物言いだけど、旦那さんの目は両目ともすぐに出血してしまう新生血管がたくさん出来ていた。
私達にはこのくらい言ってもらって丁度良かった。とっても分かりやすく、はっきり言われて、旦那さんも私も本気で治療と向き合う覚悟が出来た。


#糖尿病 #糖尿病網膜症 #闘病記

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