通学路


最近散歩にハマっている。
家を出てなんとなくご近所さんの家の前を通りたくないので、こっそり忍者のように家の裏から歩いています。
最近はビルに囲まれて過ごす事が多くなって
草木も虫の気配も感じなくなった。
子供の頃は早く大人になって都会に出るんだ!
なんて言っていたけれど、
やっぱり自然はいいですね。

最近曲ができない。曲ができないと本当に憂鬱で生きた心地がしません。というかそれしかできないハズなのにできないのがもう萎え。
孤独すら感じる。。
分かりやすく言えば金欠状態もやし生活みたいなもの。
逆に曲ができたってのは給料日みたいなもの。
音楽でお金なんて貰えたことないけど。。
そんな事考えてたら365日のうち300日は体調悪いような気がする。
最高にマイナス地点なのです。
期限を守るというのが苦手で夏休みの宿題も前日とかに徹夜してたタイプ。
でも結局やってたという所だけ自慢したい。
休み明けの初日サボるような奴とは違うんだ!
なんて、大口叩いてたかな。

まあそんなこんなでHPは赤色。
ピコンピコンなわけです。
かいふくのくすりを求めて懐かしの通学路を歩いています。
ちなみに小学生の頃の通学路なんだけど
もう10年も前という事実。
まあ10年も経てばなのか、あの駄菓子屋は跡形もなくなりあの空き地は住宅地になり。
どうやらめちゃくちゃ変わってしまったらしい。

大人になりましたよ〜なんて澄ました顔しながら
内面とても寂しい気持ち。
でも足を止めて昔駄菓子屋だった空き地を
ぼんやりと眺めてた。
目には映らなくともゆっくりと頭に思い出が流れてなんだかほっこりした。
今は雑草が生い茂って何もないけれど
自分はこの場所で確かに生きていたらしい。

人の道には足跡がある。良くも悪くも必ず残る。
それと同じように空き地には花が咲いていて、
自分が植えたわけではないけれどこの場所への
思い出が花を咲かせたみたい。
しかもいっぱい咲いてる
同じ気持ちの人が沢山いるような気がした。

世界はずっと回っているし、
時代はそそくさ変わっていく。
広く見ればこの場所も一瞬の出来事でそもそも
長くは必要なかったのだろう。
数え切れないほどのいろんなものが産まれては埋もれていく。
でも今はなき駄菓子屋も大切に想う人がいるように、自分のことを分かってくれる人がどこかにいる気がする。
ばらばらの足取りでも
朝の眩しい日差しのように
私も私でありたい




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