週刊少年ジャンプ 2023年51号感想

前回のあらすじ。

アオのハコ

　アニメ化おめでとうございます！！！
やっぱり重大発表はアニメ化だったね。声優さんの「作品の瑞々しさ」というコメント、これは本当にそうだな。やはり少女漫画畑出身故なのか、恋愛の瑞々しさが溢れ出ている作品なのは間違いない。今回はほぼハグ回。こんな凄いデレデレイチャイチャしている主人公とヒロインを見ることはないので相変わらず新鮮だな…。体育祭でめっちゃ汗かいてる時にハグする？？？という気持ちは多少あります。

SAKAMOTO DAYS

　とにかくずっと無双している怪物、VS大佛。何考えてるかわからんキャラだけど、その通り思考が読めなさそうでシン君にとってはかなりの強敵。
なんか心肺機能を強化するマスク使っても1刺しできるだけなのはORDERが戦力として強すぎるな。爆弾半径4mが爆発範囲らしいから、普通に今倒されたら終わりなんだけど、そんなわけないから二の矢三の矢あるだろ…と思っている。話聞いて戦いやめてくれるキャラでもないだろうし、今後どうなるかな…？

呪術廻戦

　高羽の本領発揮。冒頭の漫⭐︎画太郎？のトラック芸から始まり、オードリー若林の父親が亡くなった時の春日のセリフ、「ごりんのじゅうでごさいやしたね」、ジャカジャカジャンケンなど目白押し。これ、五条と鹿島を倒して虎杖vs宿儺が始まるのを我慢させておいてやってるんだぜ。凄いよな。全てを解説できる人は存在するのだろうか…？
　高羽vs羂索で羂索がやられるのはどうなんだという気持ちと、高羽が死ぬのはグロすぎるという思いが常にあるからどう決着するのか心配でもある。
　一応羂索がお笑い欲を満たすために漫才を始めるということで、

“と、いうわけで来週からは高羽コンビ結成編だ！”

週刊少年ジャンプ 2023年48号感想

まあそうだろうな…と。元々はやっぱりコンビ組みたかったのかな？漫才で大ウケすることで高羽の欲求は満たされるのか？まあでも前話で「でも相方はできなかった」って言ってるしな…。どうとでも解釈できるので、どうなるか期待です。

暗号学園のいろは

　揺さぶる掲載順。これも暗号か…？
地下250階。軍事裁判会。A Iちゃんはかわいいね。
東洲斎さんの業と目的が明かされる回。軍事企業の跡取りが拳銃を取り上げたいというのは皮肉が効いているし、裁判の内容も流石といった感じ。
　いろは君がとても難所となりそうな引きだけど、実際のところ意思決定の自由を極端に奪われているわけだから罪に問えるのか…？という問題と、裁判ネタは呪術廻戦とどうしても被ってしまうところがある。主人公があれこれ弁明する感じでもないし、どう展開していくかが見もの。

ウィッチウォッチ

　本格的な子育て回。モリヒトの空回りと、感情の難しさ、前回は特に親心にフォーカスが当たっていた分、恋心とのバランスが良く伝わってきて面白い。子育てというテーマ自体が割と一歩間違えれば説教臭くなってしまったり、作者の理想の押し付けのようになってしまったりするけど、本作ではちょうど良い塩梅に収まっている気がする。少しずつ記憶と力を取り戻していく姿はそりゃ泣かせるぜと言った感じ。ビッグーンを見た時のモリヒトのコケ方は昭和すぎて笑った。急にどうした。そういう魔法か？

僕のヒーローアカデミア

　AFO過去回想。娼婦は最初に異能が発現した存在なのかな？それを皮切りに世界で異能が出現していったと。いつしか胎に住みつき、栄養を奪い、個性を奪い、命を奪っていったのか…。一体二人は何者なんだろう。娼婦だからアレだけどシステム的には処女懐胎なわけで、そこら辺から引っ張ってきているのかしら。学がないのでなんとも。
　いわゆるアメコミチックな本作だけど、作中のヒーローもヴィランもアメコミから真逆の教訓を得ていったというのは良くできていて面白い。最後の腕だけ残ったコマも「現在」のヴィラン、弔っぽいところがあるね。来週は休載ということで新年号も楽しみ。

あかね噺

　こぐま先輩の本領発揮。地味にお父さんの影響も大きくて、あかねの影も垣間見える回。
　ウケなくなって途絶えてしまった噺が、今だからこそ語れる噺となって蘇ってくるというストーリーは熱いね。フェティシズムが公にしやすい現代だからこそ、擬宝珠が語られることに価値が出てくるというのは面白い。落語家の監修がしっかり入っているだけあって話にも深みがあって良い回だった。

アンデッドアンラック

　これからはVS十理なんだろうけど、シックもまだ生きているし、あと10人もいるの？？？大変すぎない？？？アカシアのフルコース後半みたいにならないかとても心配。アナザとかの話をしています。

週刊少年ジャンプ 2023年49号感想

いや、トリコになるんかい。キルアオもラーメン勝負やったし、ラーメンが流行ってる？円陣さん、これまでそこまで印象は強くなかったのだけれど、熱いいいキャラクターだね。ラーメンを食わせたいヤツって誰なんだろう。まさかの全麺対決、楽しみです。

フレイム・ブルー

　少し前の読み切り、「フォローミー、ゴースト」からの本作。前作は承認欲求のお化け？だったかな？と写真撮影みたいなテーマだった気がするけど（あやふや）、今作は恋愛色強い作品だったね。
オチは俺は綺麗にオチたと思っていて、面白く読むことはできた。
　ただ、良くも悪くも読み切り作品で、連載に持っていきそうという感じはなかった。主人公に特殊能力があるわけでもないし、拡張性は低そう。連載を狙うなら、どう改造してくるか楽しみ。

僕とロボコ

　⁉️
特攻の拓！？！？不安と踊っちまったぜは今の少年たちに通じるのか。芥見先生がバカサバイバーでボーボボやってるのに触発されてぶっ込んできたのかな…？と邪推。なんにしろ、普段通りのロボコに戻って一安心でもある。まだまだ濃いギャグ漫画を期待しています。

鵺の陰陽師

　大変失礼ながら、センターカラー&偶然街の本屋で見た2巻表紙で驚いた。というのも、川江先生の画力の向上が凄まじい。流石週刊連載というべきか。
　イチャイチャ回かと思ったら夜島君の人間性の深掘りもあって、話作りの丁寧さが垣間見える回だった。周防先輩の足長すぎ。確か、夜島君は親を幻妖に⚪︎されているんだっけ？そこらへんのカタルシスがまだ明かされていないので夜島君の真っ直ぐさしか伝わって来ていないけど、後々明かされた時に効いてきそうだね。

キルアオ

　乙姫舞ちゃんの本領発揮。十三を奪うために戦いを挑むというモチベーションはあるあるだけど王道で良い。ノレンちゃんも並々ならぬ思いだし、良いライバル関係になりそう。なんで二重人格設定なんだろう、イナイレ吹雪みたいに得意ジャンル違うとか？普通に二重人格なだけなパターンもあるけど…
というか、勝負サーフィンなんだ！？！？めっちゃめちゃ相手の土俵やんけ…。天馬君の時は相手の土俵で叩き潰すことへのモチベーションがあったけど、今回はノレンちゃんが相手の土俵に立つぜ！という気概が欲しかった気もする。

夜桜さんちの大作戦

　夜桜さんちによくある注射回。注射された「ナナビンビン」のパワーがやばい。まさかジャンプで感度3000倍を見ることになるとは思わなかった。薄い本が厚くなりますね。（死語か？）
　もずくんはわざと捕まったのね。まああっさりしたものだったし納得。旦に協力している側はそれなりに思惑を抱えていそうで、楽しみ。ふんすふんすしてたのにお留守番で可哀想。単純に置いていくわけではないだろうが、来週も楽しみ。

逃げ上手の若君

　叔父上の引退とバグった臣民。
　覚海尼と叔父上のやりとりは時代の潮流に巻き込まれた者たちの覚悟と現実を感じて胸にくる思いがした。覚海尼と叔父上の歴史的な注釈も作品の根幹は歴史漫画であることを思い出させるし、実際にこのようなやり取りがあったのではないかとリアリティを感じさせるのに丁度良い。
　逆に、「人の理解を超えた力は　人の認識をバグらせる」というのがギャップすぎる。バグるという言葉と対極な時代だろ。だからこそ、読者にグッと寄ってくる感じがして距離感のバランスが良いのかもしれん。プロダンサーは難しいダンスを簡単にこなすのではなく、難しく魅せるのも大事、と聞いたことがあるが、ひょいひょいやっちゃうとバグるよね。

カグラバチ

　バトルのスピード感と迫力が良くて見応えのあるバトル。涅は斬撃を飛ばす能力で、錦は玄力を纏って全体バフをかける能力なのか…。吸収とコピーはどういうことなんだろう？妖刀のシステムがちゃんと解説される前なので仕方がないけど、どういう能力なんだ？またちびっ子ちゃんが攫われてしまった…。材料が揃ったって言われてるから、次は人命か人体のスーパーパワーを剣に乗せられるようにしたいのかな？
　状況的にはだいぶ厳しいが、ずっとフルスロットルで話が進んできていて閑話休題がないので、キャラクターの深掘りもっと知りたいなー。

アスミカケル

　FUKIDAMARI編決着。格闘技仲間もできたし、みんな丸くなったので大団円。昨日の敵は今日の友というのは火ノ丸相撲でも見た気がするが、気持ちの良いテーマなので何度でも良い。
　そして前作より國崎の登場。大分しっかりキャリアを積まれていそうで、流石だなあ。次号はセンターカラーで新章突入ということで楽しみ。

ツーオンアイス

　シングル演技終了。試合中の成長と度胸がすごい。トリプルアクセルに失敗したのにもう一度挑戦する度胸と、成功させる胆力が見えて、一人でも戦えるということが逆に示されたのかもしれない。
　初試合と状況で100.29がどのくらい凄くてどのくらい凄くないのかがわからないのが少し残念だが、この結果を受けてどう判断するのか、どう台詞を紡ぐのか楽しみ。ここまで全然ペア演技しないとは思わなかったが、作者は真摯だな…。

魔々勇々

　新連載の中では1番期待しています。

　悪女に剥かれている…。お母様がお元気そうで何よりです。魔王は腐っても魔王なんだな…。すけべ精神性の話です。
　勇者と姫の世界線ということで、いわゆる民家に侵入して壺を割る世界線の勇者なのかな。情に厚く真っ直ぐすぎるキャラクターで話を聞かず突っ走ることもあるというキャラだけど、ヘイトの管理が難しそうなキャラでもある。まあ異なる世界線から来たので常識も当然違うだろうし、勇者の無銭飲食は向こうの世界ではむしろ普通ということになってヘイトは消えていきそう。
　姫様のエピソードもうちょっと勿体ぶっても良かった気がしちゃう〜ヘイト貯めるだけ貯めて、こういう理由があったのか！っていう期待があった…。まあ無銭飲食に理由はつかんけど…。

今日の私は毛穴まで可愛い！！

　超短編読切なのでなんとも言い難いが、真っ直ぐキラキラな話でよかった。一気にモデル体重になった弊害がゴリゴリで心配にはなったけど…。
　いじめとまではいかないが、こういう目にあっている人はいるんだろうなというリアリティが凄い。
連載に繋がるというよりは経験を積ませたいというような枠なのかな？次は読切楽しみにしています。

以上！！！

あとがき

　来週からは新連載2連弾、だけど、何を終えるんだ？？？これ？？？
アニメ化されていない作品（これからされるものは除く）がSAKAMOTO DAYS、いろは、ウィッチウォッチ、あかね、鵺、キルアオ、アスミカケル、新連載3連だよね。新連載は抜いてあげるとして、中堅層が硬すぎる…。今回は全部夜桜、逃げ若より掲載順は良いしな…。でも、掲載順上下しすぎてわからん。少し前なら、アスミカケルといろはかな？とか思ってたけど新展開始まるし、どうなっていくんだ…。