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「ヒヨクレンリ」 〜不完全だから一緒にいられる〜

今回も好きな言葉をご紹介。

比翼連理(ヒヨクレンリ)

ってなんだ!?意味わからん、、、という人もいるかな。

長恨歌という806年にできた白居易の詩歌に出てくる言葉らしいです↓

天に在りては願はくは比翼の鳥と作なり

地に在りては願はくは連理の枝と為ならんと

http://chugokugo-script.net/kanshi/chougonka.html 

比翼の鳥とは、翼も目も片方しか持たない鳥。
だから2羽で一緒に助け合って飛ぶしかない。

連理の枝とは、別々の2つの木が枝が絡み合い、一本の木なってしまっていること。

2つで1つ。
つまり、ヒヨクレンリとはそのくらいめちゃめちゃ相思相愛のカップルを指す言葉なのだそう。

私はこの言葉をきくと、菅田将暉が歌う「まちがいさがし」という曲を思い出します。

あの曲は、「自分は間違いか正解かのうち、間違いの方に生まれてきたと思うけれど、だからあなたに会えた」というようなことを冒頭で歌っています。

私にも覚えがある感情でした。
ネガティブで、自意識過剰、おまけにアトピー で肌が汚くて痒くて、惨めだった私は、絶対に間違いだとずっと思って生きていた時期があったので。

だけど、今の彼と出会ったとき。

ああ、私はこんなに不完全だけれど受け入れようとしてくれる人がいるのか、
彼も不完全なところがあるけれど、私は彼と生きていきたいと思っているのか、

そう自覚しました。

私がもし完璧な人間だったら、彼に出会えていたでしょうか?出会えたとしても、彼の優しさや彼の良さに気づけたかな。

彼と出会って、私は私でよかったと思えるようなりました。

彼の得意なこと、できること。
私の得意なこと、できること。
2つを合わせて、私たちは今一緒に連なり、一緒に人生を飛んでいる。

お互いに不完全だから補い合えるんだね。
これからも彼への感謝を忘れないように、時々この言葉を唱えるようにします。

私たちはヒヨクレンリ ヒヨクレンリ……

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