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腎臓と腰痛の関係性

こんにちは徒手療法家のアオヤギ先生です。
この記事ではこれまでに徒手療法に250万を投資した私が実際に臨床で活用できる知識を実際の症例を元にお伝えさせて頂いています。
主に施術歴7~10年の先生向けのコンテンツになります。
今回は腎臓と腰痛についてのお話をさせて頂きます。慢性腰痛の原因は80%以上が原因不明と言われています。マッサージや骨盤矯正をしても中々改善されない腰痛はもしかすると腎臓などの内臓が原因の可能性があります。
・腰痛を多角的に診れるようになりたい先生
・中々改善しない慢性腰痛でお困りの先生
・内臓施術の知識をつけて周りと差をつけた
 い先生
は今回の記事は参考になるかと思いますので最後まで読んでみてください。


1腎臓と腰痛の関係性

腎臓の位置は大腰筋の上に乗っかるように存在しています。
また呼吸で最大9センチ動くと言われています。腎臓の裏には脂肪体がありこの脂肪体に腸骨下腹神経や腸骨大腿神経が貫通しています。
腎臓は主に交通事故や出産など強い衝撃が加わった時に負担を受けやすいです。
また水分不足や呼吸が普段から浅くなると脂肪体が硬直する為、結果的に胸腰椎移行部あたりに痛みが出やすくなります。
ちなみに腎結石の初期症状は腰痛と言われています。

2症例報告

患者さん情報

性別・・男性
年齢・・60代後半
主訴・・胸腰椎当たりの痛み
検査・・トーマステスト 【+】
    多分節伸展【+】 
    マーフィーパンチ【-】
2 週間前に尻もちをついた時から右胸腰椎移行部あたりに痛みが出始めたとの事、動作痛は改善傾向だが、安静時痛が残存していた為ご来院して頂きました。検査をした際に腎臓の脂肪体の緊張により腰痛が出ていると判断して施術をしました。

3施術内容

初診から3診察目までは腸腰筋、腰方形筋肉、腸骨下腹神経をメインに施術。
3診目でペインスケールは4まで落ち着いた。3診目以降は腎臓、股関節メイン施術を行ないペインスケール2まで改善しました。

最後に

今回は腎臓と腰痛の関係性についてお話しました。 腰痛の原因判別は困難ですが既往歴や運動歴、生活習慣を深掘り徒手検査を的確に行えば原因を判別する事は出来ます。
今回、ご紹介させて頂いた患者さんの腰痛の原因が必ずしも腎臓だけが原因ではないと思 うので私も丁寧に検査と施術をして経過を追っていきます。

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