私たちもサンタみたいなもんだろ

・こんにちは、スカラベです。

・小学生の時の話。
少年野球のチームメイト達5~6人くらいでランニングを平日の夜ほぼ毎日している時があった。偉いよね。

•ある日のランニング中、道路側溝らへんにお金を落ちているのを見つけた。一万円札が何枚か重なってる状態で落ちてて五万円以上はあったと思う。見つけた瞬間皆んな走るのを中断して、興奮した状態で落ちているお金を見ていたのを覚えている。

・すぐに交番で届けるべきだという話になり交番まで走っていったが警察官がいなかった。しばらく待ってみたけど戻ってくる気配がなく、もう帰らないといけない時間になってきた私たちがとった行動は、近くのコンビニの店員さんにお金を託すことでした。

・コンビニで働いている若いお兄さんにお金を渡して、「お金落ちてて交番に届けようとしたんですけど誰もいなくて、もう帰らないといけないのであとで交番に届けといてくれませんか?」と言って帰った。

・帰ってから親に伝えたら「もしかしたらそのままお金取っちゃってるかもね。」と言われ、そんな悪いことする?って思ったけど、今になって考えると世の中にはそういう大人全然いるな。その店員さんはそういう大人ではないかもしれないけど、だとしても知らない人を簡単に信用してお金を託すというやり方はそんなに良い行動ではなかったな。

・なんかあの時って大人に対する信頼感が凄かったな。世の中の大人皆んな過大評価してた。自分が知らないものも大人は知ってると思ってたし、壊れたものは大人に渡せば必ず直してくれると思ってた。

・別に成長してから大人に対して失望した経験をして、大人は思っているより大したことないと気づいたわけではない。というよりもウサギが月にもいると思っていたり、サンタが一人で私含めた世の中の子供へプレゼントを運んでいると思っていたのと同じように、大人に対して子供特有の夢を持っており、それが夢であると自然に気づいただけという感じ。なのでショックという感じではない。よくよく考えれば、そりゃそうだよなって感じ。

・多分今の子供達にも同じように大人に対して夢を持っている子がいるんだろうな。そういう子は私に対してもその夢を持っている故の期待をしているわけで、それに応え続けるのが大人である私の使命なのだろう。

・ほぼサンタと一緒ですね。私もあなたもサンタさん。これからも子供達の期待に応え続けましょうや。


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