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熊大迷宮物語(HM)過去ログ

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《1989年7月〜》本編のまとめで・・・はなく、9年前の話です。 第1迷宮発見から完全制覇とその後の物語となります。 熊大迷宮物語HM
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2024年4月の記事一覧

1990年1月31日(水)

1990年1月31日(水)

【魔術師鍛錬場:菊川 竜二・多田隈 五月・榊 麗美・河本 多喜二】
「あー、何か緊張する」
「そんなに緊張しなくても大丈夫だよー」
 少し深刻な表情を浮かべて言葉を漏らした河本 多喜二に対して、多田隈 五月が笑顔を浮かべて元気に返事を返した。ここは午前中の魔術師鍛錬場。本日藤原 静音は探索を行っているので、鍛錬を行っているのは4人である。この4人のうち、菊川 竜二と多田隈、榊 麗美の部隊はすでに探

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1990年1月30日(火)

1990年1月30日(火)

【熊大迷宮:スター千一夜部隊】
「はー、何か癒されるわー」
 目をつぶって気持ちよさそうな症状を浮かべている牛嶋 香織がこう口にする。熊大迷宮地下1階を探索していたスター千一夜部隊は3回目の戦闘で2体の兎頭と初めて遭遇した。今まで遭遇した亜獣と違い、兎頭の動きは素早く、倒しはしたものの、戦士の牛嶋が初めて左手に負傷を負う。戦闘終了後に僧侶の村田 健が回復の呪文を牛嶋に施すと、体の中心から力が湧いて

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1990年1月29日(月)

1990年1月29日(月)

【熊大迷宮:黒髪てへろく部隊】
「前方4mに亜獣5体。こちらに向かってきます」
「前田と原田は戦闘準備、大石は殲滅準備、菊川は催眠、富田は警戒しながら待機」
 気配探知で亜獣の存在を確認した富田 剛が発した言葉を聞いて、川崎 志郎は部隊全員に指示を出す。熊大迷宮地下1階。本日探索を実施している黒髪てへろく部隊は本日3回目の亜獣との遭遇を迎えようとしている。亜獣との遭遇にだいぶん慣れてきたのと、先日

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1990年1月28日(日)

1990年1月28日(日)

【報告:加藤 愛奈】
お疲れ様です。加藤です。
本日時点の各部隊の状況を報告いたします。
 
◆黒髪てへろく部隊
└地下1階探索中
◆王家の紋章部隊
└地下1階探索中
◆今週のスポットライト部隊
└地下1階探索中
◆スター千一夜部隊
└未探索
◆私をスキーに連れてって部隊
└未探索
 
※特記事項
・黒髪てへろく部隊が探索を開始しました。
・王家の紋章部隊がを探索開始しました。
・今週のスポットラ

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1990年1月27日(土)

1990年1月27日(土)

【道:前田 法重・中島 一州・原田 公司・富田 剛】
「今の所命が危ないという状況ではなさそうです」
「そうなんだ。なら良かったけど」
 乾杯の後で、前田 法重が口にした言葉に、中島 一州は安心した表情で返事を返した。ここは居酒屋『道』。本日もたくさんの客で店内は賑わっている。今週初めて探索を行った黒髪てへろく部隊であるが、特に危険な状況にもならず鍛錬を終えている。もちろんこの1回の探索だけでは何

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1990年1月26日(金)

1990年1月26日(金)

【ゼーレ本部:足立 賢治】
「現在1期生の中で3部隊が迷宮探索を開始しております。1階探索においては全く問題ないようです。今後冒険者達の成長度合いによってより深い階層に探索が進められていく予定となっております」
 ゼーレ本部の会議室。急な連絡によって呼び出された足立 賢治が相変わらず1人で座っており、スピーカーの向こう側にいると思われる理事達に冒険者組織の現状を説明する。それにしてもいつからこのよ

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