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スポーツ指導の時「段階」に分けることをオススメします。


■身体動作の指導は子供には1回では入らない

私自身の指導方法言語化シリーズ(もう第3弾!w)です。
皆さんは「走る」とか、「投げる」とか、「打つ」といった身体動作を子供に教えるとき”段階的”に伝えることを意識しておりますでしょうか。

1st:頭で分かる:原理を理解する(WHY/土台)
2nd:身体で分かる:身体の動きを覚える(WHAT/骨組み)
3rd:感覚で分かる:”イメージ”と身体動作を連動させる(HOW/肉付け)

私は上記の段階をなるべく簡単な言葉で説明することを意識しております。これは私の主観なのですが、”週末指導者”の方は子供への指導において①の”原理”を蔑ろにしている人が多い気がします。
子供に難しく説明するより、先に体を動かせ、と。

思うに、、、説明(言語化)することから逃げてはいけませんよ!

上記で伝えたいことは箇条書きしましたので、以下からは駄文にて。
ぬるりと行きましょう。

■マッハ拳!!

本当に申し訳ございませんorz

当note 読者のみなさま(想定はママ)に、
いきなり「少年野球」ではなく「劇画(バキ)」をお届けしてしまうこと、大変反省いたしております。
ただ、ただ、私の不徳の致すところでございます。

上記は
架空の格闘家/愚地克己(おろちかつみ)が、
自身より強い相手を倒すときに使った「マッハ拳」のシーンです。
克己はマッハ速度の拳を生み出すために、自身の骨の関節をチェーンのようにいくつも分かれているようなイメージで拳を振るい、”音速”の領域に拳を到達させます。
しかしその”イメージ”は身体の構造を上回り無理な稼働となり、克己は拳を犠牲にして戦うというシーンです。

尚、なぜチェーンが音速を生み出すのかは、私の敬愛するりく先生が以下で証明されております。
※すしらーは当note上では圧倒的に合法!w

ここまで書くと、
あなたは「ファンタジー指導者ですか?w」
とご指摘をいただきそうですが、決してそうではございません。

漫画の世界ではありますが、いわゆる”達人”と言われる人たちは、
身体動作をイメージで捉えている
ということをお伝えしたかったのです。
バキにかかわらず、実際にyoutubeで達人(私が見るのは格闘家多め)の方の色んな動画を見ますと「イメージ」で語られる人が非常に多いです。

恐らく身体動作の行きつく先は「イメージ」という抽象的なことなんだろうな、と思うのです。
(↑ここに持論ありますが、それはまたいつか)

■ちょっと待ってください、我々は週末指導者ですよ?

とここまで書くと、
そうか!
指導するときは「イメージ」で伝えるのが効果的なのか!
と勘違いされる方が続発します。

いや、ちょっと待ってください、我々はTHE素人です。
いきなり達人の領域の練習はできませんって。。。。

実際に私のチームで見聞きした言語化されたイメージワード、
ハンマーのようなしなり”
でバッティング指導をされている人が居ました。

こんな発言をグラウンドで聞いたら、、、、
そんなん、、、、、
もう僕の第三の目「ツッコメ」が開眼してまいますやん、、、、

「ハンマーはしならんし、たぶんバットより振る回数の少ないハンマーで例えるってどういうことwww」と。

ですので私は上記で書いた通り、
①原理を教える>②身体の操作を教える>③イメージで伝える
ということを意識しています。
尚正確には【③イメージ】は十人十色のため、指導は非常に難しく参考の提示に留まるのが正直なところです。

■最後に「投動作」を指導するときを例に

でわ最後に私の指導の流れを以下で説明してみます。

【指導内容:投動作】
①原理の説明

投動作の時は「肘」の位置が重要になってきます。
投げるときに「肘」が下がってしまうと力強い球は投げにくい上に、肘に負担がかかって障害の原因になります。
頭の後ろで手を組んでもらえると自然と肘は上がります。
そしてその状態が腕全体に均等に筋肉が緊張している状態のため、肘を傷めず力強く投げることが可能となります。
その肘の位置を意識してボールを投げるTOPの位置を覚えます。

②身体の動きの説明 (※実際はジェスチャー込み)
ラジオ体操のように腕を横に開いて振る動きを「1・2・3」と繰り返し、
3回目で、
 「ボールを持った手を頭の近く」
 「反対の手は投げたい方向に伸ばし」
 「身体も横向きに構え」
そのまま前に投げます。

【参考】腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
https://www.jp-life.japanpost.jp/radio/instruction/radio_first.html

③感覚の説明
例えば、
 ・飛距離が足りてない子供には
 →相手のグローブに届けるイメージではなく、グローブも突き抜けていくようなボールの道を想像して投げてみよう
と伝えたり
 ・腕の振りが小さい子供には
 →ギリギリ腕が届くか届かないかのところに居る友達の頭をどつくように遠くに腕を振ってみよう(注釈:「どつく」なんて粗暴ですわw)
と伝えたりします。

ただ経験上、こういった例えのイメージでその子が変わる打率は5割もないような気がします。
それゆえに「イメージ」だけに頼る指導は非常に脆いと思っています。

以上、本日はここまでとします。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。
少しずつ発信してまいりますので、どうぞ気楽にお付き合いください。ノシ

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