実は”ゴールデンエイジ”という言葉が好きではないという話。
■「ゴールデンエイジ」とは?
9月1日~新チームスタートに向け色々準備を進めておりまして、noteの更新が滞っておりました。
ただその練習自体も台風10号の影響で延期となり、少し肩透かしな週末を送った蝉です。
とは言え9月8日~スタートを切りますので、今日は私の指導におけるcoreな考え方についてつらつらと書こうと思います。
上記にありますように、皆様は「ゴールデンエイジ」という言葉をお聞きになったことはございますでしょうか?
【ゴールデンエイジ】とは、ざっくり説明すると
「子供の運動神経が著しく発達する期間(12歳くらいまで)の過ごし方が、子供の運動神経、成人の運動能力に大きな影響を与える」
というような考え方です。
実際に
精緻性:卓球のように軽いボールをラケットで扱う等
特殊性:水泳の水感やフィギュアスケートの回転感覚等
というものは早くに経験させておくことに越したことはないというのは、私自身も「そうだろうな」と思うところ”は”あります。
ですが、それはあくまで一流のTOPアスリートを目指す人たち間での”差”であると思っています。
指導者を志す身としては、ある一定期間でタイミング良く経験していたかしていないか?だけで、その子のスポーツ人生のすべてが決まるというような「強迫観念」にも似た考え方は、どうも好きになれないのです。
そんなものを認めてしまったら、幼少期からスポーツに熱心に取り組んだことがあるかないか?ということが、子供間の”差”に繋がる気がするからです。
そんな社会は、、、、つまらないと思いませんか?
スポーツとは個々人の生活を豊かにしてくれるモノであるべきだと思うので、いつ始めようと関係なく上達のための努力を惜しまず、学びのあるものであって欲しいと思うのです。
■実際にゴールデンエイジ理論を絶対視しない考えも存在します。
私も勉強させていただきましたが、以下のサイトでゴールデンエイジが絶対のものではないという反証が読めます。
私も最近少しずつ足を突っ込んでいるのですが、
「脳科学」、「リハビリテーション」、「カイロプラクティック」などの分野では、何歳になっても神経は物理的にシナプス同士を新たに繋げ、鍛えあげることができるということが証明されてきています。
ゴールデンエイジ期のメリットは「即座の習得(目で見てパッとできる)」ということなのかな?という気がしてきております。
そう考えると小学校6年生から何かを始めたって希望が見出せるではありませんか!?
私が前チームに所属していた時に週末指導者の口から聞こえた、「今から始めるのは遅いかな。。。」などということはなく、笑顔で子供たちを迎えることができるじゃないですか!?
ただ人よりも何倍か時間がかかるだけで、
「神経系の練習」と「出力系の練習」をしっかり区別して指導してあげることで、どんな子供も成長の可能性は無限大だと思いたいし、私はそれを信じてあげたいと思っています。
■事実、私自身の運動感覚のピークは”今”です。
子供たちに指導するようになり、「運動」や「スポーツ」というものを知識や原理の理解を前提に学ぶようになり、私の身体動作に関する感覚は今が一番高いと思っています!(嘘だと思われそうですがw)
確かにスタミナや出力は高校生時代のようなソレとは比べ物にならないとは思いますw
ですが、野球経験がない中でも野球スキルの上達(バッティング、投球、捕球)は早かったと思います。ノックはまだまだ下手なのは内緒です……orz
それは元々サッカーやテニスなどの球技をやっていたこと、運動神経(体育の成績)は悪くなかったからでしょ?と思われるかもしれませんが、ただそれだけではないと思います。
頭で分かること
↓
身体で理解すること
↓
感覚を身体に染み込ませる
というようなステップを意識して、自分自身の体でTry&Errorを繰り返してきた結果だと思っています。
こんな私でさえ動けるのですから、これから成長していく子供たちが上手にならないなんて1mmも思っていません。
上手にならないのは、
【その子の特性ではなく、指導の内容や取り組んでいるメニューが悪い】
と考えています。
私が今後指導者としてすべきことは、
その子の特徴に合った指導を意識し、
その子の成長の可能性だけを信じ、
そのスポーツが愉しくて、好きで仕方ない、
と感じさせてあげることだと思っています!
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
週末のKICK OFFに向け、気持ちが入って少しクッセーことを書いてしまいました。でもこれが「蝉コーチ」の芯の部分ですので、嫌いにならないでくださいね~w
以上、少しずつ発信してまいりますので、どうぞ気楽にお付き合いください。ノシ
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