運のいい人は証明されているんです。
皆さま、ご機嫌よう。
今回は、中野信子さんの書かれた『科学がつきとめた運のいい人』という本を紹介していこうと思います。
運がいいを科学で証明している
著者の中野信子さんは脳科学者であり、世界人口の上位2%の知能指数を持っていないと入会できないとされるMENSAの元会員でもあります。
とんでもなく頭の良い人なんですね。
ホンマでっかTVで中野信子さんを良くお見かけするので、お名前を見て迷わずこの本を手に取りました。
とてつもなく頭がいいから、本の内容も難しいのだろうかと思っていたのですが、そんな事はなく。
寧ろ非常にわかりやすく、耳馴染みのない難しい専門用語などはほとんど使われていないので、内容がスッと頭に入ってきます。
そんな頭がいい人が、『運がいい』という精神論的なイメージの強い言葉へ科学的にアプローチして、運の良さの正体を証明していきます。
『運がいい』を科学で証明しているんですね。
そりゃあもう読むしかないじゃないか。
というわけで読んだら、あっという間に読めてしまいました。
科学的な知見に基づいた結果、運が良くなるためにやるべきことやマインドセットは、数々の名著に書かれている方法と一緒だったんですね。
この記事では、自分が重要だなと思う運が良くなるためのマインドセットを抜粋して紹介していきます。
運がいい人は自分を大切に扱う
はい、まずは大前提。
運がいい人は、自分を大切に扱っています。
周りのことも大切ですが、やはり一番にするべきは自分です。
運がいい人は自分の価値観を大切にし、自分を癒す時間を大切にしているんですね。
自分を大切にできる人は、どう大切にすればいいかを心得ているので、
結果的に、他人にも優しくなる事ができるんです。
また、自分のことを大切にしていると、他人にも大切にされやすいという副嬉しい相乗効果もあります。
人生は、献身だけではいけません。
自分のことよりも他人のことを優先するというのは、一見立派に見えます。
しかし、
きちんと自分を大切にする時間を取っていないと、
それはただただ他者依存の幸せになってしまいます。
依存に陥ると人はやがて個人であることに自信を失い、自分一人で自分の機嫌が取れなくなってきます。
他者がいないととれない機嫌なんてものはそもそもが不安定。
その不安定さはやがて自信のなさに変わり、その内面は外面的な特徴として現れることになります。
猫背とか、声が小さいとかですね。
残酷な真実ですが、そんな人間を周りは大切にしてくれません。
自信がない人はよりバカにされたり、無下にされたりします。
自分に自信がないということは、周りに自分を攻撃してくれと言っているようなものなのですね。
だから、周りに自分を大切に扱ってほしいなら、まずは自分を大切にするところから始めなくてはなりません。
自分を大切にしている人は自信に溢れ、周りからも一目置かれます。
それが、結果的に人を引き寄せるという運の良さにつながるのです。
運がいい人は運がいい人と関わる
運がいい人は、間違いなく運がいい人と長い時間をともにしています。
類は友を呼ぶ。
自分は、よく関わる5人の人間の平均になるという言葉があります。
人は無意識のうちに周りの人に合わせようとするので、自然と言動や行動が似てくると言うのですね。
なら、これを良い方向に活用しない手段はない。
運のいい人になるには、運のいい人と付き合えばいいのです。
と言っても、たとえ今の人間関係に満足していないとしても、自分が進みたい方ではないからとその友人を切るのはおすすめしません。
近しい友人が幸運を運んできてくれることもありますし、付き合いの長い友人というのは何よりもかけがえのない友人になっていくものです。
嫌いだから離れたいとかなら別ですが、友人と対等な人間関係を築けているなら、その関係は大切にしてください。
周りにそんなできた人がいないなら、できた人間の本を読む、動画を見るなどして、できた人間の思考を学べばいいのです。
それも、理想の人たちと付き合う時間を取っていると言えますからね。
寧ろ相手の時間を拘束しない上に、自分の好きな時間に会うことができるので、実際に会うよりも効率よく運のいい人に近づけるかなと思います。
そういう友人がいるなら、会うに越したことはないですけどね。
相互に影響を与え合うことができるので、あなたの影響も相手に与えられますし、運のいい人同士で会うと、運の良さの相乗効果を生みますから。
本や動画で運のいい人と付き合うのも有効的な手段だと、覚えておいてください。
運がいい人は他者を思いやる。
運の良い人は、他者を思いやる心を持っています。
それが意図的にしろそうでないにしろ、
他者を思いやることが運を良くすると知っているのです。
人に優しくすると、人から優しくされるというのもあります。
それはとても素晴らしいことです。
それもありますが、人を助けることで、脳の報酬系が刺激され、
自分は人を助けたという自己肯定度も同時に上がります。
誰かにその人助けを見られていなくてもいいのです。
自分が、一番近くでその人助けを見ていますからね。
自分は人のためを思える人間なのだから、幸せになっていいはずだと自分で自分を許し、それが自信となって大きな行動に繋がってくる。
それが、結果的に運の良さとして現れるのだと思います。
この世のため人のためを思う精神は、その範囲が広ければ広いほど、より効果を発揮します。
だから必然的に世界中を視野に入れてみると、自分の運の良さがMAXまで引き出されるんですね。
実際に世界中を視野に入れると、貧困問題や戦争など、自分ではどうしようもできない問題が立ちはだかります。
ここで大事なのは、あくまで自分の影響できる範囲で、世界中の人に自分が何ができるかを考えることです。
募金、いいじゃないですか。
見た人が元気になれるSNSの投稿を心がける、素晴らしいです。
基本に立ち返ります。
運がいい人は自分を大切に扱う。
自分が行った善行を、自分で最大限に褒めてあげましょう。
自分が幸せになるのを許せる人は、人が幸せになることを願えるのですね。
その時、運の良さは最高潮に達すると言ってもいいでしょう。
最後に
『科学がつきとめた運がいい人』、まさに名著です。
自分を大切にし、運のいい人と関わり、他人を思いやる。
なんだ、運が良くなる方法はもう知っていることだったと、今まで通りに生きていけばいいんだと気づかせてくれた本でした。
最後に、世界中の人を想うために素晴らしい座右の銘をお伝えします。
Heal the World.
世界を癒すという、マイケル・ジャクソンの言葉です。
かのキング・オブ・ポップは、世界中の人を想って生きていました。
彼は、実際に多くの富を手に入れましたよね。
そして、世界中の人々に多くの影響を与えたアーティストです。
国際問題、人種問題、環境問題といったグローバルでマクロな問題を、実際に自分の影響下に置くことのできた偉人です。
彼の他にも、歴史の中にも現代にも、多くの人格者の偉人がいます。
そういう人の考えに、本を通して触れてみるのもいいかもしれませんね。
より多くの人を想う行動は、より多くの富に結びつくと科学的に証明されているのです。
人格者たちから、人生の喜びとは何なのかを、教えてもらいましょう。
それでは、皆さま。
一緒に運がいい人になりましょう。
ではまた。
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