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めいっこの自由をとびこえて

今年小1になった姪っ子がいる

春、実家で一緒に焼肉をしたときに

庭でわらじ虫を腕に這わせて「かわいい」を連発していた

虫さんが大好きなのだそうだ

夕方になると

わらじ虫がいないの

ね、一緒に探して

小さな石をはぐり歩くかわいい姪っ子

探している物がわらじ虫ですがかわいい姪っ子

ご飯を食べ終わり家に入り

落書き帳にお絵描きを始める

しばらく会わないうちに

人物の腕の曲がり具合とか

ウインクしている目とかポニーテールのような髪型とか

進化しています

数ヶ月会わない間にすごいなあと思いながら

自分も負けじと伸び伸びと渾身のかわいい女の子を描く

マリオのゲームは難しくてご一緒出来ないけど

落書きなら平気なの

自由!

子供と遊ぶとすっかり自分も子供の心になってゆくのです

おや

でも

どうも姪っ子の顔付きが曇りはじめます

‥えー‥どうかな‥どうかな‥これはちょっと‥自由すぎじゃない?

真顔です

体をくねらせながら言いにくそうにでもハッキリというのです

そうじゃそうじゃ自由なのだ

けいおばさんは自由なのじゃ

私の心の声は自由です

その後違う遊びに移行して‥


秋になり

父の一周忌

又、姪っ子がお絵描き帳を持ってきます

おやおや

私のところをスルーして

私の娘のところに行きます

おやおや?

そして以前春に私の張り切って描いた渾身の女の子のページが

ぴらんとジュータンの上に置き去りにされています

明かりの消えた隣りの部屋にぽつねんと

‥おやおや?

張り切ってグリグリのパーマヘアにしたのがいけなかったのかな?

目をぱっちりとさせてマスカラをほどこしすぎちゃったのかな?


いくら自由でも子供の自由を超えてはいけないらしい‥

昔、青虫を手のひらで可愛がった

けいおばさんは少しだけ反省するのでありました

お正月は遊んでもらえるといいなぁ


マガジンに追加してくださいました
「お気に入りのスカートを」その後、やや強めの視線で街ゆく
 人々のカバンを眺めて」を

ひいろさま😊
ありがとうございました

あやのんさま
ありがとうございました😊


遥華さま
ありがとうございました😊


最後まで読んでくださりありがとうございました
こうして好きな事出来ている今に感謝します😊




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