パンプルムース！江國香織さん文いわさきちひろさん絵

本と出会う時

たまたま書店でうっかり出会う時もあるけれど

好きな作家さんの作品の中に出て来た名前や作品名の

メモをして

メモをしておいたメモ握りしめて

ウキウキ探しに出掛けるのが楽しみ

私の事だからせっかくメモしたメモ持ち忘れてしまう事も度々

noteはじめてからは、noter さんの紹介されていた

作家さんと作品名をメモをして

いそいそと出掛ける日は本当に楽しい

今なら指先でポチりが早くて間違いがないのだろうけど‥

でも、「パンプルムース」はどんなふうに出会ったのかな

覚えていないのです

古本で持っております

「パンプルムース」

何度でも呟きたいかわいい言葉

右上に値札が貼ってあったのでちょぴり傷んでおります。

「パンプルムース」
　　　　　　　　文　江國香織さん
　　　　　　　　絵　いわさきちひろさん
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　講談社

「江國香織」さんと「いわさきちひろ」さんの詩画集です

「パンプルムース」とはフランス語で「グレープフルーツ」の事を
いうのだそうです

「パンプルムース」
　
江國香織さんの詩はこんなふうです

グレープフルーツのことを
フランス語では
パンプルムースっていうのよ
きのうまでのわたしはしらなかったけど
きょうのわたしはもうそれをしってる
だからね
いつかフランスにいったら
レストランのテーブルにつき
すましてこうちゅうもんするの
パンプルムース！

先日、実家の父の一周忌があり
母と私の弟家族と
父方、母方のおじ、おばと会食をしました

おばが、自分の娘に「ちひろ」と名付けたくらい
「いわさきちひろ」さんの絵が好きだったので
何かのお礼にこの「パンプルムース」の本を
プレゼントした事を思い出しました

パンプルムースの中の詩で

もう一つ好きな詩です

「あたしのおおきさぶん」

かさはおもいけど　へいき
かたによりかからせて　もつの
あめはつめたいけど　へいき
どんなにふっても
あたしのうえには
あたしのおおきさぶん
ちょうどぴったり
しか　ふらない
かぜがふくと
あめがかおにあたるけど　へいき
あたしのおおきさぶん
ちょうどぴったり
だから　うけとめるの

会食の時
けーちゃんはいくつになった？って
父の弟が聞いてくれて
年齢を言うと
「顔が若い」ってものすごく褒めちぎってくれます

わたしのぶんのあめ
つめたくて
かぜもつよいし
ずいぶんかおにあたって
こまりきったけれど

こんな風に素敵な詩画集の詩の言葉をたよりに
なんとかこんとか

わたしの顔面の若さ度？無事だったみたい？

あたしのぶんの雨、受け止めてこれた事を
褒めてもらえたような気がして
お世辞でもとてもうれしかったです

こんな風に笑って明るく談笑出来る日も来るのだなぁって

パンプルムース
いつかフランスにいって
注文する日はあるのだろうか

間違えて
違う国で
パンプルムースって注文しませんように

最後まで読んでくださりありがとうございました😊
こうして好きな事出来ている今に感謝します。