ゲイの男性よりも、繊細なノンケ男性の方が大変かもしれない。
昨今高まる多様化の風潮
「男は男らしく」
「女は女らしく」
そういう固定観念から抜け出そうといった、
この考え方。
ゲイ男性の僕からしたら、ありがたい。
「男だからこういう仕事をすべきだ」
そういうことに縛られなくなるのは嬉しい。
しかし職場において、
「男と女」は意識せざるを得ない。
女の人は、男の人を多少なりとも警戒すると思うのだ。
男の人も女の人に、
「異性としてではなく、仲間として見ている」
このことを示す必要がある。
ゲイ男性の場合、
カミングアウトすれば女性の警戒心は解ける。
職場で女性に過度に気を遣う場面が少なくなる。
異性愛者の場合はどうだろうか。
その気が全く無かったとしても、
「女性が恋愛対象」ということで警戒される。
男性が女性の輪の中にフラットで入るためには、
「あなた達に危害は及ぼしません」
何か絶対的な保証を持って、アピールしなければならないのだ。
そう考えた時、私は思った。
「ゲイの人よりも、繊細で女性的な感覚の強い異性愛者男性は、より大変なのではないか。」
強く、決断力がある事を求めらる男達。
そこにゲイであるラベルをつけることは「男らしさ」から流れる一種の免罪符となる。
一方異性愛者の男性は、そういう「免罪符」的なものがない。
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