あおい昼下がり
ところどころごつごつして
足 へたへたと
まるでサハラ砂漠の砂のよう
思ったより滑らかでないの
取り戻そうとした
この世にまだ葉があり滴る雫を見れた頃
取り戻そうとした
この夜に月が2つに割れてしまうのを発見した頃
言葉はすずりのよう
今日この目で見たものすら
せせら笑って波の向こうへと
運んでいくのだ
夏の昼下がり
グラスの影に 光きらり
黄金虫が
つくつくと
失ったものの悲しみに
どうしようもなく
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?