名古屋の2ヶ月間の振り返りその1


うーん、とにかく忙しない日々だった。

最初は酷い有様だった。
研修は基本座学で、会社のあれこれを勉強するんだけど、途中寝ちゃったり、肘ついて聞いたりなど、社会人とは思えない態度で講義を受けてた。
きっと評価はマイナスからのスタートだろう。
そもそもチャラチャラしてた。
入社式の時に1人だけどでかい荷物で来るし、次の日寝坊して慌ててタクシー乗って東京駅まで行って、なんとか名古屋駅行きの新幹線は無駄にしないようにした。なんとか間に合ったけど、スーツに着替えてる時間がなくてパジャマのまま新幹線乗り込んだし笑、前日東京駅に預けてたスーツケースなどの大きな荷物は東京駅のロッカーに預けっぱなしになっちゃった笑
結局、週末の土曜日にわざわざ東京に行って荷物はゲット出来たけど、交通費、ロッカーの延長料金で15,000円くらい飛んじゃった。同期はその時楽しくお花見してたのに笑。くぅー。
そして、名古屋に着いて、バスで寮に向かったはいいももの、バス停に会社の書類の入った大事な鞄を忘れる始末笑。結局同期がこれ誰のー?って言って、教えてくれたからなんとかなったけど笑
初日からミスのオンパレードでロケットスタートを、切りに切りまくった。
初めの3日間くらいはほんとバタバタで、目まぐるしかった。けど、そこからしばらくはオンライン講義に変わり、通勤しなくて済んだので落ち着いた日常が続いた。
それでもミスは耐えなかった。
仕事が始まる前、余裕をこいて、CDラジカセでサカナクションを聴いていたら、zoomのマイクを切るのを忘れてて、同期や人事の方全体に音漏れ音漏れ笑。同期がラインで教えてくれたからなんとか気づいたけど、めちゃ焦ったな。
けど、入社してすぐの3日かな?俺はオードリーが好きで東京ドームのライブも生で見たんだって話をしたら、俺も東京ドームのライブ観に行ってたよ!っていう同期がいた!これは本当に嬉しかった。マジで高校の時からこっそりオードリーのラジオを聞いていて、誰にも言えないままオードリー愛だけがパンパンに膨らんでいた僕に、同じ仲間がいるなんて!嬉しくなった。そして、その次の日、zoomでみんな1人ずつ自己紹介をする時間があった。みんな、人事の方が用意してくれた項目に沿って、僕の趣味はこうで、大学ではこんなこと学んでて、とありきたりな事を言う中、僕はその構成とは全く関係ない自己紹介をしてインパクトを残そうとした。どんなでしょうか?そう、いきなりトゥースから入った笑しかも、リトルトゥースリストバンドをつけて。そっからは構成とは全く外れた自己紹介が続き、最後ネタはたくさんありますで締めた。いやーカマしたね。
けれども楽しい時間はこの日で終わり、そこからはまぁ会社のちゃんとした講義に入る。もちろん就職活動の時にある程度弊社のことを下調べしていたが、所見文系で新人。講義を聞いても分からないことだらけだ。その上、同期にはアルミの研究してましたとか、大学院で化学や、機械を学んでましたというような猛者が揃いに揃っている。僕は縮こまってしまった。講義の最後に「何か質問はありますか?」という時間があるのだが、聞きたいことがあっても、手を挙げる勇気が出ず、分からない事をそのままにしてしまっていた。
そんな日々が1週間くらい続いたが、たまたま夜仕事終わりに買い物に出かけるタイミングで同期にドライブに誘われた。せっかくだから行ってみた。そこではオーストラリアの旅行の話や、そいつもまた同じリトルトゥースである事、福井の事など話は盛り上がったが、帰り道「渡辺くんは質問しないの?!」と、ズバッと言われた。あ、見られてんだなと、確かに自己紹介でトゥースとかかまして目立ってた奴が、講義となると縮こまって何の質問もしない事に違和感を持たれてていたのだろう。それまでも、人事の方が、全体に向けて、この新人研修はとても大事だから積極的に聴くようにと散々言われてた。僕もそろそろ質問しないとヤバいなと思ってた。そんな時にグサッと痛いところを突かれてしまった。俺は、その翌日から、分からないところはちゃんと質問するようになった。そう聞いてくれた同期にはすごく感謝してるし、かなりシンパシーを感じる最高の仲間だと思ってる。
けれども寝ても寝ても眠たい日々が続く。そんな中、マナー講座というものがあった。尊敬語や謙譲語、名詞の渡し方など社会人としての基礎的なマナーを身につける講義だ。僕は、就職活動中、尊敬語や謙譲語をきちんと学ばす、そのままの普段の話し方で面接を受けていた。だからことごとく落とされていた。けれど、1社だけ面接のフィードバックをくれる会社があって、自己紹介や学チカ、志望動機はほぼほぼ申し分ないけれど、言葉遣いが友達と話してるみたいな話し方なのでうちでは受け入れられませんと教えてくれる会社があった。そのフィードバックを受けてようやく重い腰を上げて尊敬語や謙譲語を勉強し、面接に臨んだら、UACJとアイシン福井、どちらも大手の会社に合格した。今までくすぶりにくすぶっていた原因は単なる言葉遣いだったようだ。何だそんなことだったのかと、ガッカリもしたが結果それで大手に内定できたからバン万歳だ。だが、そもそも何で言葉つがいの大切さを、就活後半の11月になるまで気づかなかったかというと、俺のそもそものマナーに対する考え方として、「気持ちさえ丁寧に接してれば、多少言葉遣いを間違えたところでさほど問題じゃねぇーだろ」っていう考えがまだ巣食っていた。就活の時は所詮付け焼き刃程度にしか丁寧な言葉遣いを勉強していなかったため、いざマナー講座を受けても、間違いだらけだった。それで何がマナーだ馬鹿野郎と不貞腐れて、講義中頭を掻きむしったり、肘をついて講義を聞いていた。けれど、同期はそんな感情を微塵も表に出さず、淡々と敬語クイズに答えていく。そして、僕の番が来た。僕はその時、我慢できずに聞いた。「どうして敬語を学ばないといけないんですか?」と。
講師は一度その理由を説明してるにも関わらずだ。けれどももう一回聞いてみた。きちんとした答えが返ってきて、おおよそ納得できるものではあったが、なんか腑に落ちなかった。そもそもそのマナー講師に違和感を感じていた。僕たちに「新人でわからないことだらけなんだから、間違えてもいいですよーこれは練習ですからねー」という割には、同期がクイズの答えに間違えたら、鼻で笑って答えを教えてた。そんな風に馬鹿にされる感じで笑ってたら、プライドってもんが傷つくし、間違ってる答えを答えづらいのに。まぁいい。そんなもんやとなんとか心を落ち着かせ、その日の講義は終わった。だが、次の日、マナー講座2日目、人事の方が朝朝礼で全体に向けて、「マナーを身につけてない人には仕事任せられませんよ、あと肘ついて講義受けてる方見えてますよ」と、ビシッと釘を刺された。それを聞いて、さすがにヤバいと思い立ち、そこからマナー講座への受ける態度が変わった。そして、実際にマナーは大事だなと考え方も変わっていった。なんて単純なやつなの自分って感じだけど、それが本当に効いたんです僕には。そんな感じでマナーの大事さを学んだ。
今日はこの辺で。お疲れっした

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